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常盤木学園が激戦を制す!! 第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
2014年12月08日
第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会は、12月7日(日)に2回戦の残り4試合を開催しました。
ピックアップマッチ1
浦和レッズレディースユース(関東4/埼玉) 0-0(PK:3-4)(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-0) ASハリマアルビオン(関西3/兵庫)
ユアテックスタジアム仙台(宮城)での第1試合は、浦和レッズレディースユース(関東4/埼玉)とASハリマアルビオン(関西3/兵庫)が拮抗した試合を繰り広げます。浦和は要所でドリブルなどの個人技を繰り出し、相手ゴールに迫ります。前半はゴールポストを叩くシュートも放つものの、ASハリマアルビオン(関西3/兵庫)の粘り強い守備の前にゴールを割ることができません。後半も果敢に攻める浦和LYは、80分過ぎから立て続けにチャンスをつくりますが、アディショナルタイムのシュートもゴールポストに嫌われるなど得点することはできず。対するASハリマは、劣勢に陥りながらも水際でピンチを防ぎ、試合は0-0のまま延長戦に突入します。
ASハリマは延長戦でも粘り強い守備を披露。延長1分には守備陣が体を張って浦和LYの小嶋星良選手のシュートをブロックするなど、終始押されながらもPK戦まで持ち込みます。ASハリマはPK戦でもメンタルの強さを発揮。4-3で競り勝って、初めての皇后杯で3回戦進出を果たしました。
ピックアップマッチ 2
常盤木学園高校(東北1/宮城) 3-2(前半2-1、後半1-1) スペランツァFC大阪高槻(関西1/大阪)
常盤木学園高校(東北1/宮城)とスペランツァFC大阪高槻(関西1/大阪)の一戦は、豊富な運動量の常盤木学園が序盤の主導権を握ります。4分、スルーパスに抜け出した川﨑咲耶選手が相手GKより一瞬早くボールに触れると、杉原遥波選手がこぼれ球に反応し、無人のゴールに先制点を流し込みます。これで勢いづいた常盤木学園は、16分に西川彩華選手がCKから追加点。37分にサイドのスペースを突かれて本田紗希選手に1点を返されたものの、勢いでスペランツァを上回ったまま前半を終えました。
後半はスペランツァが反撃を開始。攻撃の交代カードを切ってゴールへの推進力を強め、常盤木学園を押し込みます。しかし、際どいシュートを放つもGK小野真鈴華選手の好守に遭い、得点には至りません。逆に82分に常盤木学園の鋭いカウンターを浴びると最後は市瀬菜々選手に決められ、再び2点差とされました。それでもあきらめないスペランツァは攻撃を続け、90分には巴月優希のゴールで1点差に詰め寄るものの、反撃もここまで。常盤木学園が熱戦を制し、3回戦に駒を進めました。
3回戦の8試合は12月13日(土)、14日(日)の2日間、藤枝総合運動公園サッカー場と三木総合防災公園陸上競技場で開催されます。
その他の試合結果
スフィーダ世田谷FC(関東3/東京) 0-1(前半0-0、後半0-0、延長前半0-1、延長後半0-0) 藤枝順心高校(東海1/静岡)
FC吉備国際大学Charme(なでしこ/岡山) 2-2(PK:7-8)(前半1-1、後半1-1、延長前半0-0、延長後半0-0) アンジュヴィオレ広島(中国1/広島)
監督・選手コメント
新井純奈 選手(浦和レッズレディースユース/埼玉)
皇后杯を楽しもうと意識していました。事前に対策を練ったことが功を奏し、良い流れで試合を運べましたが、なかなか得点を挙げられませんでした。相手はフィジカルが強く、跳ね返す力も備えたチームでした。あと一歩、頑張れば勝てた試合だと思いますし、勝って3回戦でINAC神戸レオネッサと対戦したかったのですが、叶いませんでした。この悔しさを忘れずに、次の全国大会では絶対勝てるように頑張っていきたいです。
藤本まどか 選手(ASハリマアルビオン/兵庫)
勝って帰ることだけを考えていました。技術は相手の方が優れていると分かっていたので、私たちは1対1の守備や球際など、フィジカルやメンタルで負けないように戦いました。チーム一丸となってゴールを守ることができたと思います。延長に突入した後も「無失点に抑えれば、負けない。点を取られないように頑張ろう」という気持ちでプレーしました。3回戦も今日の試合と同じように頑張って、目標のベスト8を狙おうと思います。
西川彩華 選手(常盤木学園高校/宮城)
チャレンジリーグ優勝チームを相手に、中盤で優位に立つことは難しいです。今日は前線に蹴り出した後のこぼれ球をどれだけ拾えるかがカギになると思っていました。後半は、ボールの飛距離が足りずに逆襲を受けたこと、前半に飛ばし過ぎて運動量が落ちたことが重なって苦戦しました。でも、GKや最終ラインを含め、守備陣が最後まで粘ってくれました。このメンバーで長くプレーできるのはうれしいし、今日できたことを次の試合でも生かそうと思います。
本並健治 監督(スペランツァFC大阪高槻/大阪)
選手たちには「(常盤木学園は)相当頑張ってくるだろうから勢いに押されないように」とだけ話していました。今回の敗戦はチームが未熟だという証拠です。油断がありましたし、リーグ戦を優勝で終えてホッとした部分が、この大会に出てしまったと思います。攻守で一歩目が遅いし、パスのテンポも遅い。しっかり勝って、なでしこリーグのチームと対戦したかったのですが、選手たちは今日の敗戦で自分たちのレベルを十二分に実感したことでしょう
第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
2014年11月29日(土)~2015年1月1日(木・祝)
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