JFA.jp

JFA.jp

EN

ニュース

キヤノン ガールズ・エイト関東 東京選抜SUMIREが優勝

2020年02月24日

キヤノン ガールズ・エイト関東 東京選抜SUMIREが優勝

キヤノン ガールズ・エイト 第17回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会が、2月22日(土)、2月23日(日)の2日間、茨城県ひたちなか市総合運動公園で開催されました。
初日早朝に雨も上がり、昨年より暖かさも感じられる気候となりました。強風が吹き荒れる時間帯もありましたが、参加24チームの選手たちはしっかりと各都県の選抜メンバーである事を誇りに、2日間を戦い抜きました。
初日は6グループに分かれての予選リーグ順位を行い、2日目は決勝リーグ、さらには決勝トーナメントが行われ、どのチームも諦めずに試合終了まで熱い戦いが繰り広げられました。選手たちは勝敗のみならず、自らこの大会の意味をそれぞれ考え、この経験を次の世代へ進む糧として内省している姿も印象的でした。歴史あるこの大会に参加できている事の誇りを選手たちから感じる2日間でした。
大会2日間を終え、優勝 東京選抜SUMIRE、準優勝 SAITAMA GARNET、第3位 千葉県トレセンU-12および神奈川県TC U12バンデという結果で、大会は幕を下ろしました。

選手・指導者コメント

根津里莉日 選手(東京選抜SUMIRE)
大会初日、チームメイトとの連携が沢山上手くいき、得点も取れたので良かったです。縦への突破を沢山し、シュートやスルーパスなど判断して出来たので、それも良かったです。ロングシュートやヘディングシュートなどを、初日に決めていないので2日目は沢山決めたいと思いました。シュートや縦への突破と、試合前に意識したことができたので良かったです。決められなかったシュートもあるので、今後はしっかり決めきって、チームの為に沢山活躍したいです。

市川未悠 選手(神奈川県TC バンデ)
この大会では、チームをまとめることの責任感を感じました。キャプテンを務めることは初めてで、チームをまとめることに不安がありました。しかしこの大会を通して、チームをまとめる事の責任感を知り、一つ一つ大切にすることが出来ました。また、プレーでは苦手だったヘディングもうまくいき、点を取ることが出来たことが嬉しかったです。これからも責任感を持って、プレーすることを心がけていきます。

上條みやび 選手(SAITAMA RUBY)
大事な初戦を落としてしまい、決勝トーナメントに行けなかったことは悔しかったです。決めるべき所でシュートを決めることが出来ませんでした。チームは、最初うまくコミュニケーションが取れなかったのですが、2試合、3試合と試合を重ねるごとにチームの団結力が高まっていくのを感じることができたことが良かったです。

飯田かれん 選手(SAITAMA AQUAMARINE)
1試合目は決められる場面で決めきれず引き分けとなってしまい、2試合目は相手がとても強くてボールを持つ事が少なく、点も決められっぱなしでそのまま終ってしまいました。3試合目では、先制点を決めて流れが良くなり、その後も1点追加し試合を終えることができました。決勝リーグには進めませんでしたが、2位通過することができ、大会2日目はみんなで優勝目指して頑張りました。

石原碧 選手(群馬県トレセン レッド)
大会初日の1試合目はSAITAMA TOPAZと試合をし、1対0で勝ちましたが、危ないシーンが何度もありました。しかし、みんなで小さくても声を出し、チーム一丸となって勝つ事ができ、嬉しかったです。2試合目は茨城Tiaraと試合をし、3対1の2点差で勝ちましたが、自分のキャッチミスなどでチームをピンチにさせる事が多くありましたが、この試合もしっかり勝て1位通過できる事に近づけて嬉しかったです。3試合目は、神奈川県TC U12 リアンと試合し、これを勝てば1位通過出来るという事に緊張してしまいましたが、試合になるといつも通りの自分が発揮出来ました。ここまで来れたのは、GKキャンプや関東トレセンの練習のおかげや、コーチ・家族達の支えがあってだと思います。声などを出してチームを引っ張り、この感謝をこの大会の結果で恩返し出来るようにと思っていました。

増山結菜 選手(栃木県トレセン 海)
チーム全体で1つにはなれていましたが、パスミスやトラップミスが多く、うまくプレーする事が出来ませんでした。また、ミスが増える事で自信をなくしてしまったり、早い判断をする事が出来ず、自分たちの陣地で奪われる事が多く、相手にチャンスを与えてしまい、たくさん点を取られてしまいました。そのため、チーム全体の声や1点を取るための姿勢や意識を高めようとして一生懸命頑張りました。2日目は、チーム全体で決めた大きな目標や自分自身として決めた目標を達成できるよう、一生懸命みんなとプレーをしました。

麻生李瑚 選手(栃木県トレセン 空)
キヤノン ガールズ・エイトは、関東各都県の代表選手と戦えて、とても良い経験になりました。また、試合を重ねるごとに、どんどん仲間との絆を深める事が出来ました。試合でのプレーでは、任されたポジションの役割を果たすことや声を出すなど、一試合一試合に修正すべき点があり、たくさんの目標もできました。1つのプレーに満足せず、常に上へ上へと目指していきたいです。また、各都県代表の選手のプレーを見て刺激をもらいました。凄いと思うプレーをたくさん見たので、真似もしてみたいです。

渡辺悠菜 選手(群馬県トレセン ホワイト)
大会1日目は、群馬県トレセン ホワイトは良い結果が出ませんでしたが、みんな自分の力を出して戦えたと思います。みんながまだ、全力で声などを出してなく、シュートを簡単に打たせてしまったりしたところが、自分達が良い結果を出せなかった理由だと思いました。そのため最終日では、みんなで声を出し、笛がなるまで全力で走るようにしました。これからもみんなが気持ちを一つにして、まずは一点を取り、ゴールをみんなで守り、一試合でも多く、勝ちたいです。

後藤咲幸 選手(東京選抜HIMAWARI)
この大会で、一人一人の良いところ、悪いところを見つける事が出来て良かったと思います。大会初日の1試合目では、勝利することが出来ませんでしたが、インターセプト、相手よりも先にボールに触るというみんな共通の目標を達成する事ができ、嬉しかったです。2試合目、3試合目は気持ちを入れ替えて試合に臨み、勝つことが出来て良かったです。この仲間と出会えた事、この舞台でみんなとプレーできた事を監督、コーチ、保護者の方々に感謝しています。この大会をスタート地点とし、この経験を次に活かしていきたいと思います。最後まで諦めない、相手にプレッシャーを与える気持ちで負けないという目標を、チームの思い出、経験として残しておきたいと思います。

深澤桜 選手(東京選抜KAEDE)
練習の時はたくさんコミュニケーションを取って、たくさん声をかけ合えていたのに、この大会では急に声が出なくなったりして、チームメイト同士がぶつかってしまった時がありました。そのため、大会2日目では試合の時も声をかけあえるように修正しました。また、チームメイトと楽しく話していて盛り上がってしまいONとOFFの切り替えが出来ていなかったので、この大会だけに限らずこれからもONとOFFの切り替えが出来る選手になりたいです。

三好志穂 選手(東京選抜YURI)
他の都県のトレセンチームと戦う事が出来て、とても私たちの為になりました。この大会を通して、大きく2つの事を学びました。1つ目は「仲間の大切さ」です。仲間に声を出して指示するのは良いけど、口調が大切だと感じました。強い口調で言ってしまうと、言われた人はとても不機嫌になってしまうし、チーム全体が悪くなってしまうからです。2つ目は「コーチやチームメイトに言われた事を素直に聞く」事です。6年生の女子は反抗期で、言われた事を素直に受け入れる事が少ないです。だからと言って、全てを受け入れるのではなく、しっかりと自分の考えを相手に伝える事がすごく大事だと思います。私はこの事を通じて、基本的な事をしっかりやる事が一番難しいと思います。だからこそ、みんなでみんなを支え合う事が一番の方法だと私は思います。これからもみんなでチームを盛り上げていきたいです。

土橋夢叶 選手(山梨県 U-12トレセン)
私は、山梨県トレセンに選ばれて嬉しかったです。大会初日の予選リーグでは、2勝することができ、特に東京トレセンに勝てた事が嬉しかったです。また、山梨県として初めて予選リーグを通過出来たのでみんなで喜びました。

佐藤はな 選手(神奈川県TC レガーメ)
この大会を通じ、色々な都県のチームと戦い、たくさんの経験が出来ました。キャプテンとして、みんなをまとめる事が出来た経験を活かし、中学でも頑張っていきたいです。

小野寺春菜 選手(神奈川県TC ラソ)
試合の中で、各ポジションで声を掛け合い連動して活躍できました。チームの円陣では「藤枝順心高校」のラソバージョンをみんなでやりました。大会に来れなかったり、怪我をしたチームメイトのためにも一致団結する事が出来ました。中学に行っても、将来なでしこになった時に再会出来るよう、頑張ります!

加藤愛葉 選手(神奈川県TC リヤン)
この大会で私は、神奈川県TCリヤンのキャプテンを務めました。キャプテンとして試合で率先して声を出しました。

辻あみる 選手(SAITAMA GARNET)
大会初日、1試合目は勝つことが出来ましたが、2試合目は自分達の連携ミスや集中力の無さにより早い段階で点を取られ、その後も自分達で上手く立て直す事が出来ず1-3で負けてしまいました。3試合目では気持ちを切り替えて次の試合に臨みました。たくさんの点を取らないといけない状況の中、2試合目の反省を活かし、最初から集中して試合に入る事ができ、その結果8−0で勝つことができ、運良く予選リーグ1位通過出来ました。2日目は絶対に負けることができない戦いなので、1日目の反省をしっかりみんなで確認して挑みました。

宇都木碧衣 選手(茨城Tiara)
私はこの大会を通じ、守備への切替を改善することが出来ました。他の都県と対戦をして他の都県の守備の素早さ、寄せの速さを目の当たりにし、茨城県でも守備を高めたいと思い、とても勉強になりました。私はもともとFWでなかなか守備を重視することがありませんでしたが、コーチに「FWが相手のパスコースを切るディフェンスをするとDFが楽になってボールを取れる回数が多くなる」と言われ、FWのディフェンスも重要な役割だと実感しました。6年生の県トレセンの集大成であるキヤノン ガールズ・エイトに参加し、様々なプレーを学ぶことが出来て、とても嬉しいです。この事を中学になっても活かしてプレーをしていきたいと思います。

チーム全員(茨城Flora)
他の都県の強いチームと試合ができ、勉強になりました。決勝リーグには行けませんでしたが、諦めずに戦えて良かったです。いろんなチームと戦え、その中で自分の反省点が分かったので、とても良い経験になりました。また、みんなと楽しくプレーできて良かったです。
今回できなかった事を、次に生かしていきたいです。みんなと協力して試合が出来たので良かったですが、決勝リーグに行けなかったことは悔しかったです。でも楽しかったです。2日間の大会で色々学べたり、経験できたので良かったです。みんなありがとう!!チャレンジ出来て良かったです。止められたはずのシュートを止められなかったけど、ちゃんとプレーできて良かったです。
2日間で見つかった課題をこれからの試合や中学校での試合で生かしていきたいです。2日間を通じて、色々な経験が出来たので良かったです。最初で最後のキヤノン ガールズ・エイトに出られたので、良い思い出になりました。

飯塚真悟 指導者(茨城Tiara)
各チーム、球際の強さや局面のテクニックなど、個人のレベルが上がっている印象を受けました。一方で、チーム戦術の浸透には差が見られ、上位のチームほど攻守において選手同士のイメージが噛み合っていたように思います。天候にも恵まれ、第4種年代の集大成となる素晴らしい大会でした。

総評

能仲太司 JFAナショナルトレセンコーチ関東女子担当
キヤノン ガールズ・エイト関東大会は、茨城県ひたちなか市にて関東8都県から24チーム431名の選手が参加し行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、1日目の試合後に行われる予定のセミナーは中止となってしまいましたが、手洗い、消毒の徹底など、各チームからご理解、ご協力に感謝しております。
風が強い中での2日間となりましたが、ひたちなか市総合運動公園の素晴らしい環境の中、選手達のたくさんの素晴らしいプレーや、笑顔を見ることが出来ました。
決勝トーナメントには、千葉県トレセンU-12(イエロー)、SAITAMA GARNET、神奈川県TC U12バンデ、東京都選抜SUMIREの4チームが進出し、決勝は東京都選抜SUMIREがSAITAMA GARNETを下し、優勝の栄冠を手にしました。
大会を通して感じたこととして、「ゴール前の攻防の中での質」や「観ながら考え、動きながらプレーする質」の重要性を再認識しました。これからさらなる選手の成長に繋げていくためにも、日常からの習慣が必要だと感じました。
そして選手達は「なでしこ」らしさである、ひたむき 芯が強い 明るい 礼儀正しい という事を多くの場面で、体現してくれたと思います。
最後になりますが、協賛・協力を頂いた、キヤノン株式会社様、ホクト株式会社様、株式会社モルテン様、そして試合数が多い中での大会運営にあたり、公益財団法人茨城県サッカー協会、ひたちなか市サッカー協会をはじめ、関係者の皆様に多大なるご尽力をいただきましたことを、心より感謝申し上げます。

キヤノン ガールズ・エイト 第17回JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会

開催期間:2019年9月28日(土)~2020年3月15日(日)

大会情報はこちら

アーカイブ

過去の大会はこちら

特別協賛

  • キヤノン株式会社

協賛

  • ホクト株式会社

協力

  • 株式会社モルテン
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー