岡山県
Jフィールド津山SCがPK戦を制し、2年連続の全国大会出場を決める
Jフィールド津山SC 2-2(前半0-1、後半1-0、延長前半0-0、延長後半1-1)PK4-3 オオタFC
気温13度、快晴の下で行われた決勝戦は、三年ぶり四回目の全国大会出場を目指すオオタフットボールクラブと昨年に続き二回目の全国大会出場を目指すJフィールド津山SCの対戦となりました。決勝トーナメントに入ってからの両チームは、オオタFCが高いテクニックを活かし決勝までの三試合で8得点、3失点で勝ち上がり、Jフィールド津山は15得点、3失点と高い攻撃力を活かして勝ち抜いてきました。
試合は立ち上がりからJフィールド津山がペースを握ります。対するオオタFCも池上大慈選手のドリブルや森虹太朗選手の裏への飛び出しからチャンスを掴みます。膠着した状態が続きますが、徐々にオオタFCが中盤でのパスワークを活かしペースを掴み始めました。
15分、右サイドで得たコーナーキックから 藤田成充選手がヘディングシュートをゴールに突き刺し、オオタFCが先制します。その後も一進一退の攻防が続きますがそのまま前半が終わりました。
後半の立ち上がりは、オオタFCが前半の勢いを維持し、Jフィールド津山ゴールを襲います。21分、23分とシュートを放ちますが枠を捉えることが出来ません。するとJフィールド津山が中盤のこぼれ球を拾い、徐々にペースを引き戻していきます。しかし、相手にペースを渡したくないオオタFCもカウンター攻撃で応戦します。26分、ペナルティエリア内の混戦からオオタFC 池上選手がこぼれ球を拾いドリブルで二人を交わしてGKと一対一になるも、Jフィールド津山 竹内暖人選手が素晴らしいブロックで防ぎます。29分、Jフィールド津山がオオタFC DFラインの背後へロングボールを送ります。釣田直生選手がDFと競りながら、出てきたGKが触る前にヘディングしたボールはそのまま無人のゴールへ転がり、Jフィールド津山がついに試合を振り出しに戻します。その後も一進一退の攻防が続きますがタイムアップとなり、延長戦に入ります。
延長前半はスコアレスでしたが、延長後半に試合が動きます。Jフィールド津山は左サイドの突破から釣田選手が中央に送ったクロスを田村羽那選手が合わせゴール。しかし、オオタFCも諦めまず、残り1分でカウンターから林田圭太選手が同点ゴール。そのまま延長戦も終わりPK戦へ。
8人制でのキッカー3人がともに決め、サドンデスに入り、先攻のJフィールド津山4人目が決め、後攻のオオタFC 4人目が止められて、PK戦4-3で試合が終了。Jフィールド津山が見事二連覇を達成し、全国大会への出場を決めました。
監督・選手コメント
田渕幸一 監督(Jフィールド津山SC)
決勝では少し選手のパフォーマンスが落ち、苦しい展開になりましたが、チームの総合力で勝利することができました。
全国大会では、チームの意識を高めて、選手の力を引き出せるように準備して、決勝トーナメントに出場できるように努力したいと思います。
曽田瑛太 選手(Jフィールド津山SC)
決勝は自分達のペースにならず苦しい時間帯もありましたが、「必ずチャンスがある」と信じて頑張りました。後半は僕のパスから同点ゴールが決まりました。延長戦終了間際で同点に追い付かれましたが、PK戦で勝つことができてとても嬉しかったです。
全国大会では、岡山県の代表として、感謝の気持ちを忘れず、去年のJフィールド津山の記録(ベスト16)を超えられる様に頑張ります。
釣田直生 選手(Jフィールド津山SC)
チームのみんなが、予選が始まってからずっと色々なアドバイスをくれたり、声をかけてくれたりしたので、とても力になりました。決勝戦では、繋いでくれたパスを決めることができて嬉しかったです。みんなに感謝しています。
全国大会では、チャンスを逃さず1点でも多くゴールを決めて、みんなで笑い合いたいです。
支えてくれている全ての人に感謝して、プロサッカー選手、日本代表という夢に向かって努力し頑張っていきたいです。
田村羽那 選手(Jフィールド津山SC)
最近の試合ではスタメンで出れていなかったけど、自分はいつでも試合に出れるように体と気持ちを準備していました。決勝で自分が交代で呼ばれた時は、「絶対にチームに貢献してやるぞ」と強い気持ちでピッチに入りました。とにかく走り回ってチャンスがきたのでので、ここしかないと思って決めました。最後まで諦めない気持ちが大事だと思いました。
全国大会では、自分の持っているものを全部出しきって、チームの勝利に貢献したいです。
優勝 | Jフィールド津山SC |
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準優勝 | オオタFC |
3位 / 4位 | 笠岡FC / Jフィールド岡山Jr |
努力賞 | オオタFC |
グッドマナー賞 | Jフィールド岡山Jr |
準優勝:オオタFC
3位:笠岡FC
4位:Jフィールド岡山Jr