沖縄県
比屋根FCが接戦を制し、2年ぶり2回目の全国大会へ
比屋根FC 1-0(前半0-0、後半1-0) 高江洲FC
JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会沖縄県大会の決勝が11月10日(土)、糸満市西崎運動公園陸上競技場で行われました。気温26.2度の爽やかな秋晴れの中で行われた決勝戦は2年ぶりの全国大会出場を目指す比屋根FC、そして初優勝と全国大会初出場を目指す高江洲FCの対戦となりました。会場内は両チームの応援団、観客者が詰めかけ、試合前から沖縄の太陽にも負けない熱気を帯びていました。
比屋根FCは決勝戦までの4試合で15得点1失点と高い攻撃力と堅い守りで勝ち上がり、一方の高江洲FCは強豪揃いのブロックの中、決勝戦に至るまでの2試合がPK勝ちと粘り強い守備力で勝ち抜いてきており、試合開始前から1点を争う好ゲ-ムが予想されました。
試合は、両チ-ムとも動きの硬い立ち上がりで、比屋根FCは高江洲FCの低く敷いた守備に阻まれ、持ち味の堅守速攻を十分発揮できません。一方の高江洲FCも比屋根FCの徹底したチャレンジ&カバ-の守備を切り崩せず、両チ-ムともに決め手なく前半を0-0で終了しました。
後半に入り、パスで崩すサッカーが持ち味の比屋根FCが好機をつかみ22分、右サイドから攻撃を展開した池原颯希選手からパスを受けた與座朝道選手が、相手GKの位置を確認し、冷静にゴールに蹴り込み先制点を上げました。同点に追いつきたい高江洲FCは素早いプレスをかけ、奪ったボールを前線につなげる縦への早い攻撃でリズムを作り、守備陣を崩して決定機をつくるも、ゴールネットを揺らすことができませんでした。両者それぞれの持ち味が出て拮抗した試合は、そのまま試合終了のホイッスルが鳴り、1-0で比屋根FCが勝利。2年ぶり2回目の全国大会出場を決めました。
最後までフェアプレーを見せた両チームの健闘を称え、会場から大きな拍手が送られて大会の幕が閉じました。
監督・選手コメント
花城竜仁 監督(比屋根FC)
前半はボールの支配ができずにもたついていました。ハーフタイムにパスで得点は生まれない、ゴールを目指せと指示をしました。
友利楓樹 選手(比屋根FC)
優勝できたことは嬉しいけれど、パスでつなぐプレーができませんでした。2年前の全国では1勝もできなかった悔しさをバネに、チーム一丸となって優勝を目指したいです。優勝するためには、シュートの決定力向上が必要なので、しっかり取り組みたいです。
與座朝道 選手(比屋根FC)
FW なので絶対に決めようと思っていました。パスが回ってトラップまでの間に相手 GK の位置を確認し、反対方向へ落ち着いて蹴ることができました。
優勝 | 比屋根FC |
---|---|
準優勝 | 高江洲FC |
3位 / 4位 | 宇栄原FC / Wウィング沖縄JFC |
努力賞 | 宇栄原FC |
グッドマナー賞 | Wウィング沖縄JFC |
準優勝:高江洲FC
3位:宇栄原FC
4位:Wウィング沖縄JFC