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第25回全国レディースサッカー大会 1位トーナメントの決勝は、アジュール兵庫と小平サッカークラブの顔合わせに決定
2014年03月23日
大会2日目となる3月22日(土)。午前中に1次ラウンド最終戦を行い、各グループの順位が決定しました。
グループAは長野フレンズ(長野/北信越)がFC.VIDA Feliz(千葉/関東1)との直接対決を制して首位となりました。しっかりとパスをつないで相手の守備を崩しにかかる長野は33分、松本美保選手からのボールを小松深雪選手が右足でゴールに沈めて先制。終盤、FC.VIDAのパワープレーに対し、選手全員が体を張って守り切り1-0で勝利しました。
“激戦区”グループBは得失点差でアジュール兵庫(兵庫/関西3)がトップに立ちました。兵庫は前回王者の東京アルテミスSC(東京/関東2)と対戦。守備意識の高いチーム同士、最後までゴールを許さず0-0の引き分けとなりました。一方、昨日の時点で3位だった広島FCレディース(広島/中国)は沖縄県レディース(沖縄/九州1)に2-0で快勝。この結果、兵庫、広島、東京が勝ち点5で並びましたが、兵庫が広島を得失点差で2上回り、グループ首位となりました。
グループCは小平サッカークラブ(東京/関東3)が3連勝して1位となりました。中津フットボールクラブPOMATO(大分/九州2)と対戦した小平は、キャプテン・坂下亜実選手がハットトリックを決める大活躍。相手にシュートを1本も打たせないなど守備面でも圧倒的な強さを見せ、5-0と完勝しました。
グループDは、HABATAKE(北海道)がおいでやす京都(京都/関西1)との首位争いを制しました。得失点差1で2位につけていたHABATAKEはFOOT CRUSADERS(千葉/関東4)に4-1で勝利。一方の京都はFC BOSSA(宮城/東北)に0-1で敗れたため、勝ち点を7に伸ばしたHABATAKEが首位を獲得しました。
午後からは順位別トーナメントの1回戦が行われました。事実上の準決勝である1位トーナメント1回戦、小平とHABATAKEの一戦では、小平の坂下選手が再びハットトリックを達成。HABATAKEはロングボールを多用して反撃しましたが、チャンスを確実にゴールに結びつけた小平が3-0で勝利し、ファイナル進出を決めました。
長野と兵庫の対戦は、共に厳しい守備で相手の攻撃を封じ込め、0-0のまま前半を終了。しかし31分、ポストに跳ね返ったボールをキャプテン・泉紀子選手が懸命につめて押し込み、兵庫が均衡を破ります。長野は松本選手を中心に攻勢を仕掛けますが、ゴールを奪えないままタイムアップ。1-0で競り勝った兵庫が決勝へと駒を進めました。
監督・選手コメント
松本美保監督兼選手(長野フレンズ)
1次ラウンド最終戦は、これに勝てば1位トーナメントに行けるということで、選手全員が集中してプレーできたと感じています。目指しているのはボールをつないで崩すサッカーですが、毎回同じメンバーで練習することが難しく、意志の疎通という面でまだまだ改善点があります。サッカーの魅力は、ゴールの喜びをチーム全員で分かち合えるところ。今大会に出場できなかったチームメートの分まで、「心は一つ」をテーマに残りの試合全てを全力で戦いたいと思います。私自身、現在のなでしこリーグが“L・リーグ”と呼ばれていた時代に日興証券ドリームレディースでプレーしていました。今大会には多くの先輩方が出場しており、お会いできて本当にうれしかったです。
増田康行監督(東京アルテミスSC)
グループBの4チームは力が拮抗していましたから、僅差で首位が決まることは予想していました。実際、どのチームも守備力が強く、簡単にはゴールを奪えませんでしたが、最後は得点力のある兵庫さんが首位で抜けました。私たちのチームは8年連続でこの大会に出場していますが、メンバーはほとんど変わっていません。35歳が最年少の“大人”のチームです。しかし、サッカーをする上で大人であることは重要だと考えています。自分が今、何をすべきかを瞬時に判断したり、チームのために我慢できるのが大人です。大人の女性プレーヤーがサッカーの基本をしっかりと学ぶことで、全国大会で活躍できるということを今後も発信していきたいと思います。
遠藤康子監督兼選手(FOOT CRUSADERS)
大会初日はチーム全員が緊張してしまい、うまく噛み合いませんでした。ただ、4位トーナメント1回戦では、これまでの課題が改善されて良い戦いができたと思います。目指しているのは、(サッカーの)レベルに関係なく選手全員が自己主張できるチームです。経験の少ない選手は口を閉ざしてしまいがちですが、そうではなく、しっかりと自分の要求を口にしつつ、自身のプレーには責任を持つ。コミュニケーションの深いチームにしていきたいです。サッカーの魅力は、たくさんの人と関われる点です。この大会に出場して、全国各地に多くの女性プレーヤーがいることを実感しました。チーム一丸となって勝利を目指す姿は本当に素晴らしいと感じています。
坂倉実里監督権選手(HABATAKE)
1位トーナメント1回戦では、普段の練習量の少なさが出てしまったかなと感じています。チームの選手構成は札幌が主ですが、旭川や函館の在住者もいます。距離がとても離れているので、一同に会してのトレーニングはなかなかできません。それでも、ここまで勝ち抜くことができた選手たちの頑張りは素晴らしかったと思います。次の3位決定戦は勝って笑顔で終わりたいです。サッカーの魅力はやればやるほど課題が出てくるところ。奥が深く終わりがありません。それに人との出会いです。大会では全国から集まった多くの女性プレーヤーと知り合うことができました。「来年もまた会いましょう」と約束していますから、日々のトレーニングを頑張って、またこの舞台に立ちたいです。
JFA-TV
第25回全国レディースサッカー大会
1次ラウンド | 2014年3月21日(金・祝) |
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1次ラウンド・ 順位別トーナメント |
2014年3月22日(土) |
順位別トーナメント | 2014年3月23日(日) |
第25回全国レディースサッカー大会 <レディース・エイト(40歳以上)オープン大会>
1次ラウンド | 2014年3月21日(金・祝) |
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順位別トーナメント | 2014年3月22日(土) |
順位別トーナメント | 2014年3月23日(日) |
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