ニュース
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会 「力試しをするには最高の場所」(清水和也選手)
2016年07月28日
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会が8月4日(木)に開幕します。
ここでは、高校3年時にFリーグでデビューを飾った清水和也選手(フウガドールすみだ)が登場。
U-18フットサル日本代表、そしてフットサル日本代表にも選出された清水選手が、同じ10代の後輩たちにエールをおくります。
フットサルを始めて、得点する喜びを知った
――フットサルを始めたきっかけを教えてください。
清水和也選手(以下、清水) もともとは、サッカーをやっていたのですが、2歳上の兄の友人のお兄さんが近所でフットサルのチームを設立したと聞いて、兄と二人でそのチームに遊びにいったのがフットサルと出会ったきっかけです。小学6年生の終わりごろの話です。
――サッカーとフットサルを並行しつつも、最終的にフットサルに絞った理由は?
清水 もちろん、サッカーもとても魅力的なスポーツです。ただ、フットサルではより多くボールに触ることができますし、コートが小さい分、ゴールに直結したプレーを思い切ってできます。相手もゴールも近い分、瞬時に判断することが必要だと実感し、「ああ、フットサルって楽しいな」と思うようになりました。
サッカーでは、中盤の底やトップ下としてプレーし、試合を組み立てるところに楽しみを見いだしていました。ところがフットサルを始めてからは、「こんなにゴールが奪えるのか」という感覚が生まれて。そこに新たな喜びを覚えたんです。
――その後、順調に力をつけ、高校3年時にはFリーグでデビューを果たします。
清水 Fリーグの舞台に立ちたいと思ってこの世界に入ったのですが、いざ試合に出場すると、「なぜ、自分はここにいるんだろう」という不思議な感覚に陥りました。試合中は集中しているけれど、終了した後は「やっぱりすごい世界にいたんだ」と。それまでは、自分でチケットを買って試合を見にいっていたのですが、今度は僕がお金を払って見に来ていただく立場になった。そこに実感が沸きませんでした。
――プレーの面ではいかがでしたか。
清水 同じピッチに立たないと分からない部分、周りの選手たちの、瞬時の判断力に驚かされました。例えば、相手の足が伸びてきそうだったら、伸びてきた股下にパスを出すなど、細かい技術の高さを実感しました。「みんな、相手の動きをよく見ているんだな」と圧倒された部分はたくさんあります。
この大会から、年代別代表選手が出てくると思う
――全日本ユース(U-18)フットサル大会の印象についてお聞かせください。
清水 昨年はJFAのホームページで試合のハイライトを見て、大会の様子をチェックしていました。こういう大会を通じて、フットサルの楽しさを感じ、なおかつフットサルで上を目指したいと思う選手がたくさん出てきている印象を持っています。U-18年代の全国大会があること、年代別日本代表ができたことは競技のレベルアップにつながると思いますし、フットサルがメジャーになる上で必要な大会だと考えています。
自分自身、大会に出場できるならば、参加したいくらい(笑)。全国には素晴らしい選手がたくさんいますし、その中で自分はどれだけできるか、力試しをするには最高の場所だと思います。
――全国の戦いに臨むにあたって、大切だと思うことは何ですか。
清水 個人技に長けた選手を擁するチーム、絶対的な選手を軸に戦うチームなど、全国大会にはさまざまなチームが出場します。個人的には、昨年度の大会で優勝した岡山県作陽高校のように、組織力が不可欠だと思います。同じベクトルに向かってプレーするチームは強いです。
――最後に、大会に出場する選手たちにエールをいただけますか。
清水 この大会からアンダーカテゴリーのフットサル日本代表に選ばれる選手が出てくると思います。サッカー選手を目指すにしても、Fリーグ選手を目指すにしても、この大会を終着点にするのではなく、どんどんチャレンジしてほしい。今大会には、かつて僕がプレーしたフットボウズ・フットサルU-18も出場しますし、JFA TVで大会の様子を追っていきたいと思います。
取材協力:フウガドールすみだ
JFA-TV
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2016年8月4日(木)~2016年8月7日(日)
宮城県/ゼビオアリーナ仙台、仙台市体育館
大会情報はこちら