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平成28年度第65回全日本大学サッカー選手権大会、ベスト8は関東・関西の上位4チームに
2016年12月12日
「平成28年度第65回全日本大学サッカー選手権大会」は12月10日(土)に2回戦を迎え、シードの関東・関西・九州リーグの上位8チームが登場。1回戦を勝ち抜いた8チームと、ベスト8をかけて熱い戦いが繰り広げられました。
1回戦は6-0の快勝で好スタートを切った法政大学でしたが、関西第3代表の大阪体育大学には一矢報いることのないまま2回戦で敗退となりました。これが初戦となる大阪体育大学は、池上丈二選手のPKを含む2得点で前半を折り返すと、後半にも古城優選手が追加点を挙げ、3-0で勝利を収めました。
夏の総理大臣杯で優勝し、関東リーグも制覇した明治大学は九州共立大学と対戦。明治大学は7分に丹羽詩温選手のゴールで先制点を挙げると、16分と29分にもコーナーキックから追加点を決め、前半だけで3点のリードを奪います。後半に入っても明治大学は攻撃の手を緩めず、ルーキー中村健人選手が2得点を追加し、終了間際の87分にも柴戸海選手が6点目。90分を通して、九州共立大学にシュートを1本も打たせない完勝で初戦を終えました。
昨年度優勝校で関西第2代表の関西学院大学は専修大学と対戦しました。関西学院大学は18分のゴールを皮切りに、昨年度大会MVPの出岡大輝選手が前半だけでハットトリックを達成します。さらに後半に入り62分に、ルーキーの山本悠樹選手がこぼれ球に詰めて追加点を挙げると、試合終盤の82分にも出岡選手が自身4点目となるゴールを決めます。結果、5-0という大差で専修大学を下した関西学院大学が、連覇に向けて一歩を進めました。
35年ぶりの出場となる関東第3代表・日本体育大学の初戦の相手は、5年ぶりの出場で初戦を突破した静岡産業大学。日本体育大学は32分に太田修介選手のゴールで先制点を挙げると、その後も静岡産業大学を圧倒。追加点こそなかなか挙げられなかったものの、アディショナルタイムの90+5分に川戸大樹選手のゴールで2-0とし、準々決勝へと駒を進めました。
1回戦を劇的な逆転ゴールで勝ち抜いた関西大学は、九州王者の鹿屋体育大学と対戦しました。強風の中、前半に風上に立つ鹿屋体育大学が先制しますが、後半に入ると一転して関西大学ペースに。52分にオウンゴールで同点に追いつくと、84分には途中出場の平尾柊人選手がこぼれ球に詰めて関西大学が逆転。これが決勝点となり、関西大学が2試合連続で逆転勝利を収め、シード外のチームとしては唯一のベスト8進出を果たしました。
関東第2代表としてシード枠での出場となった筑波大学は中京大学と対戦。筑波大は8分に中野誠也選手のゴールで先制すると、40分にも中野選手のゴールで追加点を挙げ2-0とします。風上に立った後半はさらに攻勢を強め、会津雄生選手がチーム3点目を挙げると、61分には中野選手がハットトリックを達成。73分にも途中出場の北川柊斗選手がダメ押しの5点目を決め、危なげなく初戦を突破しました。
関東勢同士の対戦となった関東第4代表の順天堂大学と慶應義塾大学の試合は、前半終了間際にコーナーキックのこぼれ球を溝渕雄志選手が詰めて、慶應義塾大学が先制します。しかし後半開始早々の49分、フリーキックに柳澤亘選手が頭で合わせて順天堂大学が同点に追いつくと、試合終盤の85分には1年生FWの浮田健誠選手が右足を振り抜いて逆転。後半のチャンスを確実に決めた順天堂大学が、関東対決を制しました。
関西王者で前年度準優勝校の阪南大学の初戦は、10分に対戦相手の仙台大学に先制点を許す展開となりました。しかし26分に前田央樹選手のゴールで同点に追いつくと、後半は優勢に試合を進め、81分にコーナーキックから甲斐健太郎選手がヘディングシュートを決めて逆転に成功。関西王者の意地を見せ、初戦を突破しました。
この結果、ベスト8には関東・関西の上位4チームが残り、12月12日(月)に行われる準々決勝4カードでは、関東・関西の直接対決が繰り広げられることになりました。
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平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会
2016年12月7日(水)~2016年12月18日(日)