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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会 今週末の開幕を前に、千葉四十雀が健闘を誓う
2016年06月24日
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会は、シニア年代へのサッカーの普及と、サッカーを生涯スポーツとして楽しんでもらうことを目的としています。
今回は、本大会初出場の特定非営利活動法人 千葉四十雀サッカークラブ(関東1/千葉)の取り組みを紹介します。
創立46年と県内有数の歴史を誇る千葉四十雀には、総勢およそ100人が所属しています。日本スポーツマスターズが40歳以上の選手を対象に行っていたとき、2度、同大会に出場した経験があります(現在は35歳以上が対象)。しかし、50歳以上のカテゴリーは昨年、一昨年と関東大会で敗れて全国大会出場はならず、今回、ようやく全国への扉を開くことになりました。
チームには、二つの特徴があります。一つ目は、個々のバックグラウンドが異なる点です。「シニア世代では、学生時代や社会人時代の仲間とプレーするチームが多いと思うけれど、われわれはサッカーをやりたい人が集まって結成した。それゆえの団結力、雑草集団としてのプライドをみんなが持っている」と関臣伴総監督。DFの嵐琢也さんは、「選手としてのピークやキャリアはそれぞれ違う。でも、個々の力が融合したときは面白いサッカーを見せられると思う」と続けます。
二つ目の特徴は、堅守とチームワークです。県予選と関東大会では、守備陣が無失点を維持して全国シニア(50歳以上)サッカー大会出場に貢献。その予選で最終ラインを統率した小林正喜さんは、「堅守をコンセプトにチームをつくってきた。全国大会でも守備でリズムを生んで攻撃につなげ、目の前の試合をものにしていきたい」と語ります。
チームワークの根幹をなすのは、勝利にこだわる選手たちの姿勢です。「勝敗にこだわると疲れるけれど(笑)、心地良い疲れ。人生に活力を与える」(関総監督)「楽しむことが目的のサッカーもいいと思う。自分もエンジョイ目的のサッカーをする。でも、このチームでは勝つことが一番の目的。真剣にやるから面白い」(嵐さん)と各々が一つの勝利を目指して練習に取り組んでいます。
ここ数年、県外への遠征はもちろん、ハワイやタイ、インドネシアなど海外遠征も実施し、チームの強化に努めてきた千葉四十雀。今大会に向けて、関総監督は「前々回、前回と関東のチームが大会を制した。自分たちは関東の代表という自負があるので、まずは何としても決勝ラウンドに進みたい」と意気込みます。
それぞれのチームの思いがぶつかる全国シニア(50歳以上)サッカー大会は25日(土)、いよいよ開幕します。
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会
2016年6月25日(土)~6月27日(月)
秋田/あきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場、八橋運動公園健康広場