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なでしこジャパン コンセンサスゲームでリフレッシュしながらチームワークを強化
2021年07月17日
東京オリンピックのグループステージ第1戦と第2戦が行われる札幌に入ったなでしこジャパンは16日(金)、予定されていたトレーニングをキャンセルし、コンディション調整に充てました。
10日(土)から始まった強化活動が14日(水)のMS&ADカップ2021オーストラリア女子代表戦で一区切りつき、札幌への移動による疲労も考慮してこの日はトレーニングをキャンセル。バブルの外に出ることはできないため、各自がホテルの中でリラックスした時間を過ごすこととなりました。
夕方にチームミーティングと称してスタッフを含めた全員を集めた高倉麻子監督が用意したのは「砂漠を脱出せよ!」というコンセンサスゲーム。東京オリンピックに臨むチームビルディングを目的として、選手同士、そしてスタッフ同士がチームに分かれ、与えられた課題に対してチーム全員で話し合い、コンセンサス(合意)を形成するゲームに取り掛かります。
舞台は遭難した砂漠。過酷な状況下で生き残るために、所持品の必要度に順位をつけるという課題が与えられ、チームでディスカッションを行って順位を決めていきます。活発な議論で着々と進めるチーム、迷走して時間がかかるチーム、緻密な分析で道筋を立てるチームなど様々ですが、どのチームも一様に笑い声を交えた楽しげなディスカッションを繰り広げていました。
用意されていた約1時間半はあっという間に過ぎ、チームワークに一層の磨きをかけて21日(水)に控えるカナダ戦に臨みます。
選手コメント
DF #19 三宅史織 選手(INAC神戸レオネッサ)
東京オリンピックに向けた合宿が続く中の、最後のオフになったかなと思います。今日は、本番を迎えるにあたってオンとオフがはっきりとした、いい準備ができたと思います。チームビルディングプログラムは、これまでと違った形のコミュニケーションで、純粋に楽しかったですし、色々な選手と意見交換もできていいリフレッシュになりました。いよいよ東京オリンピックが始まるんだなと感じています。開幕戦に向けては、あとはコンディションを上げていくだけですし、そのためにも今日はいい1日になりました。
MF #8 三浦成美 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
ここまでトレーニングが続き、試合を終えて移動したこともあって疲労もあったので、久しぶりのオフで体を休めることができました。今日はチームビルディングのプログラムを全員で行いましたが、とても楽しかったです。内容について真剣に考え、皆違う意見がある中でもグループで話し合ってまとめていく作業は楽しむことができました。このチームワークを、いよいよ始まる東京オリンピックで生かしていきたいです。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)