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ホーム > 日本代表 > 最新ニュース一覧 > U-15日本代表 第13回デッレナツィオーニトーナメント 惜しくも準優勝で大会を終える

ニュース

U-15日本代表 第13回デッレナツィオーニトーナメント 惜しくも準優勝で大会を終える

2016年05月02日

U-15日本代表 第13回デッレナツィオーニトーナメント 惜しくも準優勝で大会を終える

決勝 vs U-15スロベニア代表
2016年5月1日(日) キックオフ時間 18:00 試合時間 70分(35分✕2本)
Gradisca(イタリア)

U-15日本代表 1-2(前半0-1、後半1-1) U-15スロベニア代表

得点
34分 失点(U-15スロベニア代表)
42分 失点(U-15スロベニア代表)
61分 栗原イブラヒムジュニア(U-15日本代表)

スターティングメンバー
GK:高山汐生
DF:岩井龍翔司、西尾隆矢、狩野奏人、井上樹
MF:瀬畠義成、食野壮磨、松本凪生、山本理仁
FW:西川潤、ブラウンノア賢信

サブメンバー
GK:鈴木彩艶
DF:熊田柊人、山崎大地、石田凌太郎、遠藤海斗
MF:山田楓喜、小田裕太郎
FW:山崎稜介、栗原イブラヒムジュニア

交代
HT ブラウンノア賢信 → 栗原イブラヒムジュニア
43分 井上樹 → 山崎大地
50分 山本理仁 → 小田裕太郎
59分 狩野奏人 → 山崎稜介

マッチレポート

U-15日本代表は5月1日(日)、第13回デッレナツィオーニトーナメントの決勝戦でU-15スロベニア代表を相手に1-2で敗戦し、惜しくも準優勝に終わりました。

3大会ぶりの決勝進出を決めた日本は、準決勝から先発を4人変更し、スロベニアとの決戦に臨みました。日本は準決勝までと同様に試合序盤から積極的に攻めたいところですが、欧州特有の足場の重いピッチに適応できず、これまでのようなテンポの良いパスワークを発揮できません。すると5分に、カウンター攻撃から相手がロングシュートを放しますが、GK高山汐生選手が何とか弾き、弾いた所を再びシュートされますがボールは僅かにゴールを外れます。徐々に落ち着きを取り戻してきた日本は、相手DFの裏を取ることでチャンスを作り出していきます。8分には、FW西川潤選手がクロスを上げたボールにMF山本理仁選手が合わせますが、シュートは外れます。そして24分、日本に大きなチャンスが生まれます。パス交換が繋がりスルーパスに抜けだした西川選手がDFを1人交わして、GKとの1対1を迎えますが、相手GKのファインセーブに合います。すると、34分に与えてはいけない先制点を相手に許します。日本は自陣でパスミスを拾われて、左サイドにボールを繋げられ、タイミングを外したシュートを打たれ失点してしまいます。そのまま0-1で前半を折り返します。

後半、攻勢に出る日本ですが、相手のコンパクトな守備と球際の強さで決定機をなかなか作れません。すると52分、左サイドから再び相手が豪快なロングシュートを放ち、日本は2失点目を許します。しかし、日本は準決勝同様、諦めず猛反撃に出ます。61分、FW山崎稜介選手が左サイドを突破してクロスを上げると、FW栗原イブラヒムジュニア選手が上手く左足で合わせ、1点を返します。その後も日本は攻め続け、アディショナルタイム1分には、CKがゴール前でこぼれた所を山崎選手が押し込みますが、相手GKのセーブに防がれます。攻め続けた日本ですが、試合はそのまま1-2で終了しました。

この結果、日本は4勝1敗で大会を終了し、惜しくも優勝を果たすことはできませんでした。これからU-15日本代表は、「00ジャパン」同様、今年9月に開催されるAFC U-16選手権インド2016を勝ち抜くことを目指します。今後もご声援をお願いします。

*「00ジャパン」:2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
最高の舞台でサッカーをさせてもらえる喜びと感謝の気持ちを選手と共有しながら、U-15スロベニア代表に臨んだ決勝戦でしたが、日本ペースになり始めた時間帯にDFの不用意な横パスを奪われ失点し1点を追う立場になってしまい、後半早々にもDFの対応ミスに付け込まれ2点目を献上してしまいました。こちらの決定機は時間をかけシュートが打てなかったり、決定的なシュートを外してしまったりして、ネットを揺らせないのに対して、相手は少ない決定機の場面で、シンプルにワンタッチで強いシュートを蹴り込みゴールネットを揺らす。言ってしまえば簡単ですが、蹴り込む力の差を痛烈に感じました。後半終盤で1点返し、アディショナルタイムにも決定機が訪れましたが、ゴールライン上相手GKにボールを掻き出されタイムアップ。ほとんどの選手がピッチに倒れ込み涙を流すことになりました。

パワーと推進力のある相手に対する守備や、凹凸のある芝の上でのパスやコントロールの質や意図、そして本物のキック力、ゴールを決めきる力など、選手たちは悔しさとともに通用しなかった課題をしっかりと胸に刻み込んで、これから自チームでの日常の取り組みを大きく変えて、成長速度を上げて欲しいと思います。アディショナルタイムに決勝ゴールを決め勝利した初戦のU-15ノルウェー代表戦を含め3連勝してグループリーグを突破したことや、0-2から追いつきPK勝ちした準決勝のU-15ロシア代表戦などたくましさも見せてくれたU-15日本代表。この年代の初の活動としては雰囲気も良く、技術や機敏性、運動量、組織的な部分など日本育成年代サッカーの可能性を大いに示してくれた大会であったと感じております。彼らの成長が今年9月に開催されるAFC U-16選手権インド2016でU-16日本代表の力になってくれることを大いに期待しています。

山崎大地 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
後半からの出場でU-15メキシコ代表戦と比べて、上手く試合に入り込めたと思います。最後の最後決めきれなかったことは大きな課題で、優勝できなかったことは非常に悔しいですが、得るものが大きい大会でした。今日の試合では状況を考えてプレーできたし、得意な相手DFの背後へのロングパスが何度かチャンスを作りました。しかし、質がまだまだ低いのと、ボール奪取する予測は足りないと感じています。キャプテンとしてこのチームに関わりましたが、皆が非常に明るく、毎試合良い雰囲気で試合に臨めました。最後まで諦めない姿勢など皆でつかんだ準優勝だと思います。自チームでも高円宮杯U-18リーグに1試合でも多く出場し、この大会で感じた課題を克服していきたいです。

松本凪生 選手(セレッソ大阪U-15)
自分達のミスで失点し、悔しさが残る結果となってしまいました。ただし、失点しても皆が声を掛け合い最後までプレーできました。個人的には球際の部分やラストパスの質、状況判断など課題が残りましたので、この悔しさを忘れず、チームで全力で頑張りたいと思います。このチームは、リバウンドメンタリティが強く、最後まで戦える良いチームでした。

スケジュール

第13回デッレナツィオーニトーナメント
4月24日(日) 4-3 vs  ノルウェー代表(Klagenfurt/オーストリア)
4月25日(月) AM トレーニング
4月26日(火) 2-1 vs  メキシコ代表(Hermagor/オーストリア)
4月27日(水) TBC トレーニング
4月28日(木) 6-2 vs  オーストリア代表(Kotschach/オーストリア)
4月29日(金) 2-2
(PK5-4)
準決勝 vs  ロシア代表(Tolmin/スロベニア)
4月30日(土) TBC トレーニング
5月1日(日) 1-2 決勝 vs  スロベニア代表(Gradisca d'Isonzo/イタリア)

※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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