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ホーム > 日本代表 > 最新ニュース一覧 > U-16日本代表、チェコに勝利して2位で大会を終える ~U-16 Four Nations Tournament 2018~

ニュース

U-16日本代表、チェコに勝利して2位で大会を終える ~U-16 Four Nations Tournament 2018~

2018年02月11日

U-16日本代表、チェコに勝利して2位で大会を終える ~U-16 Four Nations Tournament 2018~

U16 Four Nations Tournament 第3戦 vs U-16チェコ代表
2018年2月10日(土) キックオフ時間15:30(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Dubai Police Club(ドバイ/UAE)

U-16日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)U-16チェコ代表

得点
60分 大澤朋也(U-16日本代表)

スターティングメンバー
GK:佐々木雅士
DF:末次晃也、半田陸、荒木遼太郎、中野伸哉
MF:横川旦陽、山内翔、西川潤、三戸舜介
FW:青木友佑、田中禅

サブメンバー
GK:山田大樹
DF:向井颯、松本太一
MF:角昂志郎、谷口大晟、森田翔
FW:大澤朋也

交代
58分 青木友佑 → 大澤朋也
77分 三戸舜介 → 森田翔
88分 西川潤 → 谷口大晟

マッチレポート

UAE遠征最終戦となる第3戦は、U-16チェコ代表戦です。日本が初戦で敗れたベルギーに引き分けた実力あるチーム。2試合を終えて、チェコは日本に勝利すれば優勝にぐっと近づき、日本は勝利しなければ優勝の可能性がなくなる状況での対戦となりました。

試合序盤、相手のプレッシャーを感じたのか、U-16日本代表には硬さが少し見え、ボールを落ち着かせることができずに自陣でのプレーが多くなります。相手にもミスが目立つようになり、徐々に中盤でもボールが回せるようになると、33分には左サイドをMF三戸舜介選手がドリブルで仕掛けたり、34分には西川選手がドリブルで2人をかわしてシュートを放ちます。いずれもDFに阻止されますが、前を向いたプレーが増えていきます。しかし互いに決定的な機会を作れないまま、スコアスレドローで前半を折り返します。

後半開始早々、試合が動きます。54分、中央から左へスルーパスを通されるとDF末次晃也がかわされ、シュートを打たれます。これは枠外でしたが、ピンチを招きます。58分、FW青木友佑選手に代わってFW大澤朋也選手がピッチへ。この交代が功を奏し、60分にMF山内翔選手の浮き球に反応したFW大澤選手がダイレクトボレーを決めて見事先制します。

その後は73分、75分と立て続けにFW田中禅選手がDFラインをすり抜けるも得点には至らず、反対にカウンターでゴール前まで運ばれ、シュートを打たれます。何度かこうしたシーンを迎えるものの、DF半田陸選手とDF末次選手の体を張ったプレーで阻止します。両チームともにチャンスを作るも得点には結びつかず、1-0で試合終了。虎の子の1点を守った日本が2連勝し、2勝1敗の準優勝で大会を終えました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
U-16日本代表として初の活動となった今回の遠征は、中学3年生の高校受験シーズンに行われためチーム編成が難しく、トレーニング不足の選手も数人見受けられた状態での出発となりました。

大会初戦のベルギー戦は、相手のプレッシャーの中、オンザボールとオフザボールの関係においてミスが多発し、ボール保持がままならず、フィニッシュに持ち込むような形を作ることがほとんど出来ず、逆にベルギーに威力のあるシュートを叩き込まれ0-3という屈辱的な敗戦スタートとなりました。2戦目のUAE戦は、初戦の敗戦を引きずることなくポジティブにチャレンジすること、オンの質とオフの質を上げること、判断材料を増やして判断を共有することを、映像やミーティングで確認して戦いました。ナイターの試合で芝が湿ってボールが走ることもプラスに作用し、初戦よりタイミングよく縦パスが入り3人目、4人目が絡んでいく意図的な攻撃を何度か作り出すことができた結果、2-0と勝利を収めることに成功しました。3戦目は、2戦目を終えて首位のチェコとの対戦となりました。序盤から相手のロングサイドチェンジや1対1の仕掛けを多用するサッカーに苦戦しましたが、後半に交代選手の活躍もあり得点。ラスト20分は相手の迫力あるカウンターやパワープレーにゴールを脅かされますが、全員がハードワークしてゴール前で体を張り、ゴールネットを揺らさせず無失点に抑えて1-0で勝利しました。

10日間の活動でしたが、日に日にチームとしてのまとまりができ、個々が主体的にグループの一員であろうと努力する姿、そして最終戦では全員が必死になって勝利を何としてもつかみ取ろうとする姿には心が動かされました。しかしながら大きな課題である、動きながらのプレーの質や状況に応じた攻守の判断力のレベルを上げていかなければならないことを宿題として、日々の活動での意識や取り組みの姿勢を変えていって欲しいと思います。選手たちの今後の成長に大いに期待しています。今回選手を快く派遣してくださった所属クラブ、学校や保護者の方々には心より感謝申し上げます。

DF #5 末次晃也 選手(サガン鳥栖U-15)
第2戦は自分の思うような結果を出せず、チームに迷惑をかけてしまったので、より気持ちを入れて臨みました。最初のミーティングの時に森山監督が「どんなに強い相手でもゼロに抑えれば、必ずチャンスは来る」と言っていたので、まずは失点をしないことを意識しました。そのなかで、自分の特徴をしっかりと出そうと思っていました。技術的なミスが多く、簡単に相手ボールにしてしまったり、アングルをとれなくてパスコースが減ってしまったりと、課題がとても多く残る試合でしたが、失点をゼロに抑えてチームの勝利に貢献できたことは良かったです。一週間の遠征のあいだにピッチ内外で感じたことをチームに持ち帰り、成長角度を上げて、アジア最終予選のメンバーに入ることを目標に、これからもっと成長したいです。

FW #11 田中禅 選手(サガン鳥栖U-15)
チームとしては、遠征で練習してきたことを全て出し切って勝利を、個人としては得点を決めて勝利に貢献することを意識しました。しかし、前半はなかなか自分たちの思うようなプレーができず、攻撃のリズムを掴めないまま終わってしまいました。後半は自分たちの攻撃ができるようになり、得点が入りました。その後、みんな集中してこの1点を守り切って勝利することができました。FWとして結果にこだわるなかで浮き彫りとなった課題を日本で練習して、自分自身成長していきたいです。

FW #18 大澤朋也 選手(大宮アルディージャジュニアユース)
最初の2試合で出たFWの連動、イメージの共有、自分の課題であるゴール前の動き出しを意識して挑みました。途中出場で、ゴール前の動き出しから得点できたのは良かったです。しかし、新たな課題も見つかりました。1-0で勝っている状況で、自分のプレーでボールロストをしてしまうととても苦しですし、ピンチになります。状況に合わせたプレーもできるようにしたいです。また1点だけでなく、もう1点とれるチャンスもあるなか、決められなかったのは自分の力不足です。今回のUAE遠征で出た課題を日本に帰って意識し、頑張ります。

スケジュール

U16 Four Nations Tournament
2月6日(火) 0-3 第1戦 vs U-16ベルギー代表
2月7日(水) AM/PM トレーニング
2月8日(木) 2-1 第2戦 vs U-16UAE代表
2月9日(金) AM/PM トレーニング
2月10日(土) 1-0 第3戦 vs U-16チェコ代表

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

U16 Four Nations Tournament

大会期間:2018年2月6日(火)~2月10日(土)
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