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U-15日本代表候補 Jヴィレッジでトレーニングキャンプを実施
2021年05月26日
U-15日本代表候補は5月24日(月)から福島県のJヴィレッジでトレーニングキャンプを行っています。
今年4月に立ち上がったU-15日本代表は、西日本と東日本の選手とメンバーを分けて行った前回のキャンプに続き2回目の活動となります。今回のキャンプには4月に招集された選手を中心に、数名の初招集の選手やタウンクラブ・中体連キャンプでアピールに成功した選手など、合計27名が参加しています。
このチームは2022年に行われるAFC U-16選手権予選(FIFA U-17ワールドカップのアジア1次予選)に向け活動を行っています。
高円宮記念JFA夢フィールドに集合し新型コロナウイルスの検査で陰性が確認がとれた全スタッフ・選手たちは、バスでJヴィレッジに移動しました。サッカーの聖地とも言えるJヴィレッジをほとんどの選手が初めて訪れるということもあり、10年前の震災のことや、福島第一原発の対応拠点として使用された歴史などが選手に伝えられました。
オープニングミーティングでは、廣山望監督から、チームの最初の目標となる来年のAFC U-16選手権予選や、その先のFIFA U-17ワールドカップやU-20ワールドカップの話、さらに今回のキャンプの目標とテーマが伝えられ、活動がスタートしました。
前回の4月のキャンプではほとんどの選手が初めての代表活動、初めて一緒にプレーする選手同士ということもありましたが、2回目となる今回のキャンプではピッチ内外で、より一層、感染予防対策をとった上で選手間コミュニケーションを取り、ピッチでも自分の強みを発揮することが求められます。チームは3日間のトレーニングを行い、最終日に鹿島アントラーズユースとのトレーニングマッチに臨みます。
選手コメント
DF 柴田翔太郎 選手(川崎フロンターレU-15)
4月のトレーニングキャンプに引き続きこの日本代表に呼ばれることができ嬉しく思っています。
トレーニングでは、守備の強度や攻撃の質などが普段よりとても高く刺激になっています。オンの部分では自分の武器が通用する所もありますが、オフの部分でのポジショニングなどはまだまだ課題があると感じているのでもっと改善していけるようにしたいと思います。
また、ミーティングで監督から話があったように2年後のFIFA U-17ワールドカップやその先のオリンピック、A代表などもっと上を目指さなければいけないと改めて感じました。同年代の選手で上のカテゴリー(U-16日本代表)に呼ばれている選手もいるので悔しい気持ちもあります。自分も上のカテゴリーでプレーするために頑張っていきたいです。
最後に、コロナ禍のなかこのような素晴らしい環境で活動ができること、サポートしてくれたスタッフの方々に感謝したいです。自チームに帰ってもこの基準を忘れず、この代表合宿で得たものを積みあげて次の活動にも呼ばれるようにもっと成長していきたいと思います。
DF 土橋竜之介 選手(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
今回のキャンプに参加して、プレーの面では前回のトレーニングキャンプに続き、非常に高いレベルの中でプレーすることができ、自分の中でできることや課題を詳細まで理解することができました。
ピッチ外では体のセルフケアの部分や食事の重要性や摂り方についてよく考え直すことが出来ました。
この経験を無駄にせずチームに帰っても成長していきたいと思います。
FW 徳田誉 選手(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
今回のトレーニングキャンプでは、前回4月の合宿の時に感じたダイレクトプレーの質や、パスを出した後の動き直しといった具体的な課題を意識してトレーニングに臨みました。
この2日間の練習で、攻撃、守備のトランジションが非常に早く、常に頭を働かせていなくてはいけないので、こういう強度で日々の練習からやらなくてはいけないと思いました。自分の長所である動き出しの部分やシュートの部分を、キャンプの残りの2日間でもっと発揮する必要があります。新型コロナウイルスで世の中が非常に苦しい中でこのような素晴らしいキャンプに参加できていることに感謝して残りの2日間頑張っていきたいです。