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【Match Report】フットサル日本代表 AFCフットサルアジアカップ2022予選 地元クラブとの親善試合に5-0で勝利
2022年05月14日
5月8日(日)からAFCフットサルアジアカップ予選開催地のマレーシアで活動を開始したフットサル日本代表は、13日(金)にマレーシア国内リーグのチャンピオンチームであるSelangor FCとの親善試合を行い、5-0で勝利を収めました。
予選と同じ会場での試合となり、絶好のシミュレーションの機会となったこの日。空調がなかなか効かず、厳しい暑さと難しい状況の中で選手たちは試合に臨みました。試合前のミーティングで木暮賢一郎監督は「代表エンブレムの付いたウェアの袖に腕を通して試合をするからにはプライドをもってプレーしよう。相手がどういうプレーをしたとしても、しっかりと最後まで丁寧にプレーして、勝利して本番に臨もう」と伝えました。
第1ピリオドの開始直後は互いが様子を見て少し硬い展開となりましたが、4分にコーナーキックからパスをつないで相手を崩したところから上村充哉選手が思い切りの良いシュートで先制点を奪います。代表チームとして決して多くの時間を共有できるわけではないものの、木暮監督がトレーニングから伝えている「個々が持ち味をしっかり出すことが結果としてチームを助ける」という言葉を体現するように選手たちは自分のストロングポイントを初見の相手に対しても臆せずトライしていきます。13分にはピッチ全体を使って大きなパス展開で相手陣地に押し込み、オリベイラ・アルトゥール選手の落としのパスを受けたクレパウジ・ヴィニシウス選手が追加点を奪い、2-0で第1ピリオドを折り返します。
ハーフタイム、木暮監督は思い通りにいかない時間帯にどう臨むか、失敗はしても良いが大前提として全員が質の高いレベルでプレーすることが最も重要なことだと伝えて選手たちをピッチへ送り出しました。
第2ピリオドは1段階ギアの上がった選手たちが相手チームを押し込む時間が増えます。監督が全てのセットプレーに対して指示を出すのではなく、ピッチに出ている選手たちがアイデアを出し合い、最適な選択をしながら相手ゴールに迫っていきます。第2ピリオドから投入された黒本ギレルメ選手が引いた相手に対して、5人目の選手として相手陣地へボールを運び積極的な攻撃参加をします。数的優位の状況を作りながら焦れずにゴールに迫っていくと、35分にボールを奪って素早いカウンターから毛利元亮選手が追加点を奪うと、直後の37分にも相手のゴールクリアランスを奪い、毛利選手がこの日2点目のゴールを挙げます。試合終了直前には味方選手のシュートの跳ね返りに詰めた堤優太選手がダメ押しとなる5点目を奪い、5得点無失点の結果で大会前最後の実戦を終えました。
フットサル日本代表のAFCフットサルアジアカップクウェート2022予選(東地区)は、5月18日(水)の香港戦から開始します。
選手コメント
GK 高見政顕 選手(シュライカー大阪)
今日はマレーシアのクラブチャンピオンと練習試合を行いました。結果は5-0でしたが、自分たちの簡単なミスから苦しい時間帯を作ってしまいました。予選でも今回のように追加点が奪えず、相手のペースになることが予想されるので、その中で失点せずに勝ちきることができたのはチームとして良い収穫となりました。明日のオフを挟み、明後日から予選に向けた1週間が始まります。チームとしてさらに良い雰囲気を作り、本番に挑みたいと思います。
ALA 堤優太 選手(Y.S.C.C.横浜)
マレーシアに来て6日目を終えました。練習試合を行い、勝利を収めることができました。フィニッシュやタイミングの部分を合わせて、クオリティを高くしていきたいと思います。残りの期間で良い準備して頑張っていきたいと思います。
PIVO 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
アジアカップ予選前最後のトレーニングマッチを勝利で終えることができて良かったと思います。ですが、チームとしても個人としても、もっとクオリティを上げていかないといけないと感じました。予選に向けてさらにチーム一丸となって、4連勝して日本に帰るために良い準備を続けていきます。