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【Match Report】U-16日本代表、最終戦でオランダに勝利して逆転優勝! U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPAN

2023年06月05日

【Match Report】U-16日本代表、最終戦でオランダに勝利して逆転優勝! U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPAN

U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPANは大会最終日の6月4日(日)に最終節を行いました。U-16日本代表はU-16オランダ代表と対戦し、4-2で勝利。逆転優勝を果たしました。

U-16日本代表 4-2(前半2-1、後半2-1)U-16オランダ代表

第1試合ではU-16アメリカ代表が大会2勝目を挙げましたが、得失点差はマイナスのまま。日本とオランダの対戦で、どちらかが優勝するという決勝戦のような状況になりました。

緊張の一戦は、開始から4分間で2ゴールが生まれました。自陣ゴール近くでボールを奪われた日本が3分に先制を許しますが、直後のキックオフから10秒ほどで追い付きます。攻め上がった左サイドバックのDF島佑成選手が低いクロスボールを送ると、味方にわずかに届かなかったものの、オランダのDFもGKも触れることができず、ファーサイドにそのまま吸い込まれました。

追い付いた6分後、日本は逆転に成功します。最終ラインでボールを持ったDF大川佑梧選手が「目が合った」と前線へロングパス。相手最終ラインの裏へ抜けたDF菅原悠太選手へとぴたりと通り、ゴール右隅に逆転弾が決まりました。

日本がリードしても、オランダがボールを持つ時間が長くなりました。ワンタッチパスの連続や個人でのボール運びなど、日本に奪いどころを絞らせませんでした。

後半も、開始早々に複数のゴールが生まれました。48分に弾かれたCKをMF濱﨑健斗選手が豪快に蹴り込んでリードを広げ、その2分後には連動してプレッシングに出たFW大石脩斗選手がGKからボールを奪い切り、そのままゴール。4-1としました。

次の1点はオランダに生まれましたが、流れは日本がつかみました。ハーフタイム中の確認でプレスの掛け方が整理され、連動した守備がリズムをつくります。さらに、良い守備が攻撃にもつながり、日本は後半だけでシュート8本。終盤には人数を掛けて攻めてきたオランダを跳ね返し、勝ち点3を獲得。得失点差で頂点に立ち、2019年、22年に続き3大会連続で優勝に輝きました。

なお、大会得点王には3得点を決めた神代慶人選手(ロアッソ熊本ユース)、大会MVPには大川佑梧選手(鹿島アントラーズユース)が選ばれています。

監督・選手コメント

廣山望 監督(U-16日本代表)
やり切れなかった初戦の後、2戦目で取り返し、決勝のような舞台を勝ち取ったのは選手たちです。海外で参加したノックアウト方式の大会では準決勝などで負ける経験をした選手もいます。(勝たなければいけないところで勝ち切るという)トーナメントが大好きな選手に育てたいと思っていますので、このつかんだチャンスに精いっぱいのプレーをしてほしいと思っていました。前半は不安定でしたが、後半はしっかりやってきたことを整理して結果につなげたので、よくやってくれたと思います。

DF #4 島佑成 選手(ヴィッセル神戸U-18)
得点場面は、運んでクロスを入れたつもりでした。触ればゴールになるクロスだったので、実質的には狙ったのと同じことだと思います。センターバックとして選ばれましたが、第2戦でサイドバックとして出場して良いプレーができました。今日も運び出しやドリブルという持ち味を出し、得点もできたので、この大会を通じてしっかり力を発揮できたと思います。11月には1つ上のカテゴリーのFIFA U-17ワールドカップがあるので、絶対にメンバー入りして中心選手となって、チームを引っ張っていけるようにしたいと思います。

DF #16 菅原悠太 選手(FC東京U-18)
大川佑梧選手とは仲が良いので、キックの精度が良いことも知っていました。目が合い、ボールが出てくるだろうと思って、思い切り走りました。うまくいきすぎるほどの抜け出しができて、絶対に決めたいと思いましたし、ゴールが大きく見えたので、決める自信がありました。3回目の代表入りで初ゴールを決められました。守備では相手のサイドバックが高い位置を取るので対応が難しかったのですが、後ろから森壮一朗選手が良い声掛けをしてくれました。試合の入りでドキドキするところやフィジカルを強くするなど、改善すべき宿題も見つけられる大会でした。

FW #13 大石脩斗 選手(鹿児島城西高)
前半は、プレスに行っていいところといけないところがあまり分からなくて、結構疲れました。ハーフタイムに守備の出て行き方をみんなで共有して、実際に奪いに行ったら点につながりました。今回の活動では、守備で走ったら攻撃があまりできなかったので、もっと体力をつけてまた選ばれるようにしたいです。ピッチ外でも食事のことなど、刺激をもらいました。ここで学んだことを、チームに帰ってからもやっていきたいです。

大会期間:2023年5月31日(水)~6月4日(日)
参加チーム:日本・オランダ・アメリカ・ナイジェリア
会場:[全試合入場無料] 福島/Jヴィレッジスタジアム
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