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U-17日本代表アメリカ遠征 強豪アメリカ代表に連敗
2017年03月20日
親善試合 第1戦 vs U-17アメリカ代表
2017年3月19日(日) キックオフ時間 17:00 (現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Premier Sports Campus(アメリカ・タンパ)
U-17日本代表 0-2(前半0-2、後半0-0)U-17アメリカ代表
得点
25分 失点(U-17アメリカ代表)
45+1分 失点(U-17アメリカ代表)
スターティングメンバー
GK:高田侑真
DF:池髙暢希、松井蓮之、大桃伶音、デューク・カルロス
MF:大垣勇樹、アペルカムプ真大カール、松本大弥、井川空
FW:棚橋尭士、橋村龍ジョセフ
サブメンバー
GK:青木心、石井僚
DF:瀬古歩夢、菅原由勢、菊地健太、監物拓歩
MF:鈴木冬一、平川怜、 福岡慎平、椿直起
FW:山田寛人、宮代大聖、中村敬斗
交代
39分 大垣勇樹 → 鈴木冬一
61分 棚橋尭士 → 大垣勇樹
親善試合 第2戦 vs U-17アメリカ代表
2017年3月19日(日) キックオフ時間 19:00 (現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Premier Sports Campus(アメリカ・タンパ)
U-17日本代表 1-4(前半0-3、後半1-1)U-17アメリカ代表
得点
8分 失点(U-17アメリカ代表)
12分 失点(U-17アメリカ代表)
35分 失点(U-17アメリカ代表)
50分 失点(U-17アメリカ代表)
63分 宮代大聖(U-17日本代表)
スターティングメンバー
GK:青木心
DF:瀬古歩夢、菅原由勢、菊地健太、監物拓歩
MF:中村敬斗、平川怜、 福岡慎平、椿直起
FW:山田寛人、宮代大聖
サブメンバー
GK:高田侑真、石井僚
DF:池髙暢希、松井蓮之、大桃伶音、デューク・カルロス
MF:井川空、アペルカムプ真大カール、松本大弥、鈴木冬一、大垣勇樹
FW:棚橋尭士、橋村龍ジョセフ
交代
72分 椿直起 → 棚橋尭士
マッチレポート
アメリカに遠征している「00ジャパン」ことU-17日本代表は19日(日)、U-17アメリカ代表と2試合連続で対戦し、0-2、1-4で連敗しました。
U-17アメリカ代表は、昨今育成年代に非常に力を入れており、4月中旬のFIFA U-17ワールドカップインド2017の最終予選となるCONCACAF U-17選手権に向けて、今回の遠征が最終メンバーの選考となるため、どの選手もアグレッシブに試合に臨んできました。直近の国際大会で、U-17ブラジル代表やU-17ポルトガル代表に圧勝するなど、この世代屈指の強さを誇る強豪チームです。
1試合目は、立ち上がりから積極的に仕掛ける日本でしたが、アメリカの冷静な守備とテクニックに翻弄され、徐々にリズムが相手に傾き10分には、ゴール前で相手にクロスバーのわずか上を越える決定的なシュートを打たれます。しかし日本は果敢に両サイドから攻め込み、19分にはDF池髙暢希選手のスルーパスを受けたMF大垣勇樹選手が、右サイドからクロスボールを上げると、ボールは逆サイドまで流れ、フリーで待っていたMF井川空選手がゴールを狙いますが、シュートは枠を外します。日本がその決定機を逃すと、25分に相手に左サイドを強引に突破されシュートを打たれ、それが味方DFに当たって直接ゴールに入り不運な形で失点を許します。日本はその後も攻め込まれる苦しい時間が続き、前半アディショナルタイム1分、再び相手に左サイドで良い形でボールを受けられると、そのまま中央に切り込まれてロングシュートを打たれ、風の影響も受けたシュートはゴール右上に決まり、前半は0-2で終了します。
後半、反撃に出たい日本ですが、相手の固い守備と質の高い崩しで劣勢が続きます。それでも何とか体を張り追加点を与えないでいると、試合時間残り15分から日本が猛反撃に出ます。DFデューク・カルロス選手や池髙選手が両サイドから良いクロスボールを供給。井川選手が強烈なロングシュートを放ちますが、惜しくもゴールは奪えません。結局試合はそのまま0-2で終了しました。
両チームとも本遠征でのベストメンバーを揃えた2試合目は、攻守の切り替えが激しい展開で試合は進みます。お互いリズムを掴もうと駆け引きしていましたが、チャンスを確実に活かしたのは相手のアメリカでした。8分、右サイドからボールが中央に入ると、日本は体を張ってスライディングで体を張ってシュートを打たせないように試みますが、1試合目同様、シュートが味方DFに当たってコースが変わりまたもや不運な失点を許します。さらに12分にも、相手CKからゴール前での混戦で押し込まれ2点目を許します。まずは1点を奪い返したい日本ですが、アメリカのパスやポジショニングの精度が非常に高く、またスピードを活かしたオーバーラップやワンツーの突破など、あらゆる面で翻弄されます。そして35分、右サイドを突破されると中央でボールを受けた選手にループ気味の見事なシュートを打たれ3点目を許します。
後半もなかなか日本はリズムを掴めません。50分には、DFとGKの連携ミスからボールを奪われて簡単に失点してしまいます。しかし日本は諦めず、ポジションを複数変更しながら、疲れが見え始めた相手をパスの連携から少しずつ崩していきます。そして日本は次々とゴール前でチャンスを作り、63分にMF平川怜選手が中央に切り込んでパスを送ると、FW宮代大聖選手が個人技で相手GKまでかわし1点を返します。その後もMF椿直起選手やFW山田寛人選手が惜しいチャンスを作り出しますが、2点目は奪えず、試合はそのまま1-4で終了しました。
時差や移動の疲れも有りコンディションの影響があったにせよ、テクニック、個人戦術、サッカー理解、フィジカル、メンタル、全てにおいて相手の方が圧倒していました。「00ジャパン」は、この悔しい経験を明日からの試合で活かしていきます。
選手コメント
GK #23 高田侑真 選手(東山高)
【第1戦出場】自分の長所をを発揮してチームの勝利に貢献したかったのですが、負けてしまいとても悔しかったです。一つ一つのプレーの質、速さ、強さが日本で体験しているものとは違い、自分の中での基準の差が大きく出た試合となりました。チームが一体感をもって守備できるようなコーチングや、バイタルエリアで味方と連携して守るといったところができず、失点を重ねてしまいました。世界のトップレベルを肌で感じることができたので、本日の反省点を活かして、次戦に向けていい準備をしていきたいと思います。
DF #7 菅原由勢 選手(名古屋グランパスU18)
【第2戦出場】個の力の差を非常に痛感しました。相手は一人一人、(ボールを)止めて蹴るなどの基本技術が高く、チームでも個人でもなかなかボールを奪うことができませんでした。そのような差が今日の結果に繋がったと思います。しかし、攻撃時には連動した崩しからチャンスが作れたり、さらに質を上げることができれば点を取ることが十分できるとも感じました。個人で仕掛けるなどの個人戦術が、まだまだ足りないと感じたので、次戦から少しでもレベルアップしていけるようにしたいです。そして再びU-17アメリカ代表と対戦できるので、今日よりも個人もチームも最高の準備をして勝ちたいと思います。
FW #11 宮代大聖 選手(川崎フロンターレU-18)
【第2戦出場】立ち上がりの入り方が悪く、不用意な自分たちのミスからの失点で、苦しい状況を作ってしまいました。相手のパス、コントロール、ラストの質などがとても高く、学ぶべきものがたくさんあり課題が多く見つかった試合でした。攻撃は試合が進むにつれテンポが出て、相手より多くのチャンスを作りましたが、最後の精度がが低くなかなか得点まで結びつけれませんでした。このチームに勝たないとFIFA U-17ワールドカップでは優勝できないので、まずはこの遠征でもう一回再戦できるので、絶対に勝てるように今から準備していきたいと思います。明日の試合も、絶対に得点にこだわり勝利に貢献できるよう頑張ります。
スケジュール
3月18日(土) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
3月19日(日) | 0-2 1-4 |
親善試合 第1戦 vs U-17アメリカ代表(Premier Sports Campus) 親善試合 第2戦 vs U-17アメリカ代表(Premier Sports Campus) |
3月20日(月・祝) | 16:30 | 練習試合 vs U-19IMG Academy's(IMG Academy) |
3月21日(火) | AM | トレーニング |
3月22日(水) | 9:00 | 親善試合 vs U-17アメリカ代表(IMG Academy) |
3月23日(木) | 17:00 | 練習試合 vs U-19Tampa Bay Rowdies(Premier Sports Campus) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。