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U-19日本代表 AFC U-19選手権に向けて、インドネシア シミュレーション遠征を開始
2018年03月22日
今年10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018を突破し、FIFA U-20ワールドカップ2019で活躍することを目標としたU-19日本代表の活動が再び開始しました。
FIFA U-20ワールドカップ2019の開催地もポーランドで決定し、AFC U-19選手権に向けて、今回は開催地であるインドネシアでシミュレーション遠征を行うことになりました。現地では、U-19インドネシア代表、インドネシアプロリーグであるゴジェック・トラベローカ・リーガに所属しているプロチームと、2試合トレーニングマッチを予定しています。今回招集されたメンバーは、AFC U-19選手権2018予選を経験している選手が13名、FIFA U-17ワールドカップインド2017を経験している選手が6名と、1999年及び2000年生まれの融合を促し、チームとして連携やコンビネーションを確認しながら相互理解を深め、攻守の熟成を図っていきます。
U-19日本代表は、18日(日)に成田近郊ホテルで宿泊し、翌19日(月)に約11時間をかけて、遠征先となるインドネシア・ジャカルタに移動しました。到着した日の夜には早速ミーティングを実施。小粥コンディショニングコーチからは、インドネシアの環境に早く慣れるため、睡眠や食事、セルフコンディショニング、暑熱順化に対する考え方など、いつも以上に意識して取り組むよう情報を共有しました。また、影山雅永監督からチームの目指すべき方向性、そしてチームコンセプトが選手に伝えられました。影山監督は「今回の遠征では、所属チームの置かれている立場は異なるが、ピッチ内外含めプロフェッショナルになること。AFC U-19選手権2018に向けて、非常に重要視している遠征なので、日々成長すること。チームとしては、必ずFIFA U-20ワールドカップ2019の出場権を取ること。日本の底力を見せて、闘う相手が嫌がる強いチームを作っていこうと」と、トレーニングが始まる前日に、チームの共通意識を改めて説き、選手たちの気持ちを引き締めました。
20日(火)に早速、現地にて2部トレーニングを実施しました。気温34℃と日差しが厳しい猛暑の中、ランニング及び柔軟なムーブメントプレパレーションで暑熱順化や移動の疲れをほぐしていきます。その後は、早速ボールを使いますが、3人組でのランニングパス、コンビネーションからライン突破していくパス&コントロールと、強度を落として、まずはインドネシアの気候やピッチなどに慣れることから始まりました。
午後は午前とは異なり、インドネシア特有の突然のスコールと雷でトレーニング時間は短くなりましたが、非常に集中したトレーニングが行われました。3分間走を行い、ハートレートにてコンディションチェックを自ら確認すると、2対2+フリーマン、相手にどこがスペースあるか観察し意識しながらの5対5対5のメニューでは、初めて会った選手同士と思えない程リズム良く、良いコンビネーションプレーが生まれていきました。その後は、サイド攻撃を意識したシュートトレーニング、8対8のホッケーゲームで締めくくりました。
22日(木)の初戦に向けて、21日(水)も2部トレーニングを行いました。この日は、4対3のパスゲームに時間を割きました。影山雅永監督、秋葉忠宏コーチから何度も指示を受けながら選手はこの日も集中してトレーニングに励みます。その後は、サイドからのシュートトレーニング、10対10のミニゲームで午前は終了しました。午後はより連携面を意識したトレーニングに終始しました。GKからビルドアップしていき、いかに崩すか、いかに持ち出すか、ポジションを丁寧に確認していき、チーム内でお互いの動きを理解していきます。最後には10対10のミニゲームを再び行い、充実した2日間のトレーニングは終了しました。
U-19日本代表は22日(木)、遠征初戦としてゴジェック・トラベローカ・リーガ2に所属しているCilegon United F.C.と対戦します。
選手コメント
DF 石原広教 選手(湘南ベルマーレ)
U-19日本代表としては初めてですし、久しぶりに日本代表に選ばれてとても嬉しく思います。前回参加したAFC U-19選手権予選2018は、モンゴルでの開催でとても寒い環境での遠征でしたが、今回の遠征では、とても暑い環境なので、その暑さにまずは慣れることが大変でした。トレーニングでは、初日からこのチームの良いところである元気さと一体感を出せていると思います。この雰囲気を大事にして今後のトレーニングにも取り組みたいです。今回の遠征では、最終予選に向けて一人一人の特徴や性格を相互理解して、今まで以上にチーム全員の関係性を深めることが大事だと思います。早生まれの自分が、下の年で馴染み辛い選手たちをしっかりとサポートしていきたいです。これからの試合では、自分のやるべきことをしっかりとやった上でさまざまなことに挑戦し、とにかく楽しみたいと思います。
DF 小林友希 選手(ヴィッセル神戸U-18)
U-19日本代表スペイン遠征に引き続き本遠征に招集されて、大変嬉しく思います。前回は、U-19スペイン代表に負けて悔しい思いもしたので、AFC U-19選手権インドネシア2018に向けて、良いシミュレーション遠征にしたいです。インドネシアは今の時期の日本と比べてかなり暑いですが、暑熱順化を意識してトレーニングに取り組んできたので、暑さには徐々に慣れてきました。明日から試合が始まるので、インドネシアのサッカーや文化、気候、食事、ピッチなど多くのことを学びたいです。初めて一緒にプレーする選手も多いですが、チームメートから学ぶことも多いですし、トレーニングやトレーニングマッチで自分の100%の力を発揮し、アピールしたいです。
MF 川村拓夢 選手(サンフレッチェ広島)
前回、U-19日本代表アスリートチェックで万全の体調で臨めず悔しい思いをしたので、今回再びインドネシア遠征に招集されて大変嬉しく思います。今回はAFC U-19選手権インドネシア2018を想定したシミュレーション遠征で、気温差やスコール、食事、言語などあらゆる面を本番前に経験出来ているので、非常に充実しています。チームとしても、皆が集中力を保ち、良いトレーニングができていると思います。明日から始まる試合に向けて、個人としても自分の良さをアピールしてAFC U-19選手権インドネシア2018のメンバーに入れるよう頑張っていきたいです。
FW 原大智 選手(FC東京)
今回、U-19日本代表インドネシア遠征のメンバーに選出され、とても嬉しい気持ちです。インドネシアはとても暑く、早くこの気候に慣れたいと思います。トレーニングでは、今まで共にプレーしたことのないFIFA U-17ワールドカップインド2017世代のメンバーや、AFC U-19選手権2018予選で一緒にプレーして久しぶりに集まったチームメートとプレーして、とても充実しています。その中で、影山雅永監督からもアドバイスがあった通り、この短期間で多くのチームメートの特徴を理解し、連携を深めることを意識しています。明日は、この遠征で最初の試合なので、チームとしては勝利し、個人としては、得点という形でアピールしたいです。
スケジュール
3月20日(火) | AM/PM | トレーニング |
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3月21日(水) | AM/PM | トレーニング |
3月22日(木) | AM 16:00 |
トレーニング 練習試合 vs Cilegon United F.C.(ABC Football Field) |
3月23日(金) | AM/PM | トレーニング |
3月24日(土) | AM | トレーニング |
3月25日(日) | 18:30 | 国際親善試合 vs U-19インドネシア代表(Gelora Bung Karno Stadium) |
3月26日(月) | AM | トレーニング |
3月27日(火) | TBC | 練習試合(調整中) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。