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U-21日本代表 AFC U-22選手権 オマーン 2013 活動レポート(1/13)
2014年01月14日
昨日のイランとの激闘を終え、チームは中一日で迎えるクウェートとの一戦に向けての準備が始まりました。午前中に行ったトレーニングの模様をお伝えする前に、昨日の試合を振り返りましょう。
1月12日、20時キックオフで迎えたイラン戦。試合は開始早々に動きます。キックオフ直後から縦への意識を強く持つイランが攻勢を強め、7分、日本陣内でのルーズボールの競り合いで立て続けに守勢に回り、日本のゴール前までボールを運ばれます。ペナルティエリア内でこぼれたボールをイランのFWが素早く反応しシュート、これが決まり、先制点はイランに。
この1点で逆に平静を取り戻した日本はここからしっかりとパスをつなぎ、徐々にイランゴールへとボールを運びます。9分、左サイドでのパス交換からボールを前へと進め、中島が左サイド深くまでドリブルで進入し、原川へラストパス。ペナルティエリア左でボールを受けた原川はドリブルでイランDF陣を揺さぶり、逆サイドを狙ってカーブをかけたシュート。きれいな弧を描いたボールがゴールへと吸い込まれ、1-1の同点に追いつきます。
さらに30分、日本は自陣でボールを奪うと、素早く前線の浅野へと縦パスを送ります。このパスを受けた浅野はスピードに乗ったドリブルでカウンターを仕掛け、イランの浅い最終ラインを一瞬のスピードで置き去りにすると、そのまま自分でフィニッシュ。GKがシュートコースを狭めるために前へと出てきても、落ち着いてゴールへと流し込んだボールが再度ネットを揺らし、前半のうちに逆転に成功します。その後も激しく、縦へ縦へと攻めようとするイランを相手に粘り強く対応をし、前半は2-1で終了。
このままゲームをコントロールして試合を終えたかった日本ですが、なかなか思うように試合は進みません。後半もイランは縦へ縦へと攻撃を仕掛け、日本にプレッシャーをかけ続けます。49分、イランが前線に送ったボールを競り合った際のプレーにホイッスルが鳴り、イランにPKを与えてしまいます。これを決められ、2-2の同点に。さらに55分、攻勢を強めるイランを相手に自陣でのプレーが続き、我慢の時間が続く日本、ゴール前でイランのFWがボールを受けると、大柄な体を使い、日本DF陣のプレスを耐え、最後はターンから豪快にシュート。ゴール左上隅に決まったシュートはイランの逆転ゴールとなり、スタジアムも盛り上がります。リードから一転、ビハインドを追うことになった日本、それでも慌てることなく、試合を進めます。60分には右サイドの川口、石毛に変えて松原、矢島をピッチに投入。試合を落ち着かせ、日本のペースへとするべくボールを動かし続けます。66分、左サイドを人数をかけて攻略した日本は原川からのパスを受けた中島がペナルティエリア角から強烈なシュート。ファーサイドのネットへとストレートに進んだボールがネットを揺らし、再び試合を振り出しへと戻します。この後も日本は疲れの見えた浅野に変えて荒野を投入し、最後まで勝ち越し点を狙い続けますが、ゴールは奪えずタイムアップ。3-3と壮絶な試合となりました。
激しい試合を戦ったメンバーは、今日は疲労回復に努め、昨日出場機会の無かった選手たちは次の試合に向けての準備を行いました。
「3点取って勝てなかったことは真摯に受け止めよう。でもオフシーズンの日本からここへ来て、わずか6日間の準備で、得点も奪い、タフに戦えたことをポジティブに捉えて、前を向いて進もう」
と手倉森監督から選手たちへ言葉が送られ、トレーニングがスタートしました。
約90分のトレーニングを終えて、今日はトレーニング終了。
トレーニング後には今日トレーニングを行ったBousher Clubの方から記念品をいただきました。
今回の大会はグループステージで戦う4ヶ国が同じホテルに宿泊しています。
トレーニングやミーティングを各国が行うため、一堂に会することはなかったのですが、試合を終えた今日の昼食は初めてこの4カ国が一緒に食事を取る時間が重なりました。
各国の選手たちがビュッフェ形式の食事を取る光景はいつもの落ち着いたホテルの雰囲気ではなく、活気溢れるものへと様変わり。ピッチの上では対戦相手としてぶつかり合いますが、ピッチを出れば同じサッカーを追求する仲間として、会場のあちこちでコミュニケーションが生まれていました。
明日はグループステージ第2戦、クウェート代表との一戦が行われます。
試合結果、選手コメントを掲載します。どうぞお楽しみに。
選手コメント
吉野恭平選手(東京ヴェルディ)
6日間という準備期間の中で連携面に不安が試合前はありましたが、試合では練習でやってきたことを出せた部分もたくさんありました。3失点しましたが、収穫の多かった試合だと思います。
個人的には球際では負けずにプレーできたと思います。ただパスミスが多かったので、攻撃の質を高めないといけないと感じました。
イランは球際が激しく、縦への意識も強く、かつゲームスピードも早く厳しい試合でした。
それでも初戦で勝ち点ゼロでなく「1」取れたことをプラスに考えて、残り2試合をしっかりチームでまとまって戦えれば必ず良い結果が出せると思います。チーム一丸となって戦いたいと思います。
山中亮輔選手(ジェフ千葉)
初戦ということもあり、個人としてもチームとしても固くなっていた部分を感じました。ゲーム感という部分でも、やはりオフ期間からの公式戦で取り戻すのに時間がかかってしまいました。
また相手のロングボールへの対応ももう少しうまく対応しないとやられてしまうと感じた試合でした。左サイドでは(中島)翔哉とたくさん話をして、守備のときもコーチングできましたし、攻撃時も翔哉のところでタメが作ることができました。もっと自分も攻撃参加をして、最後のクロスの質の部分を上げていきたいと思います。
今回は自分の持ち味である攻撃の部分をあまり出せなかったので、次チャンスもらったときは、どんどん仕掛けて、攻撃の部分で先手を取っていきたいです。
金森健志選手(アビスパ福岡)
初戦、引き分けに終わりましたが、6日間練習してきて、3点取れたことで収穫はあったと思います。自分たちがやることを徹底してできたので得点も取れました。失点はこれから次の試合に向けて修正していけば防げると思うので、クウェート、オーストラリア戦でしっかりと勝ち点3を取れるようにコンデションを整えて、いつ出番が来ても結果を残せるように、点を取れるように頑張ります。
勝つためにどうすればいいかを考えてプレーしたいです。
スケジュール ※現地時間
01月9日(木) | 15:30 | 練習試合 対オマーン アーミー クラブ |
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AFC U-22選手権 オマーン 2013 | ||
01月12日(日) | 20:00 | グループステージ第1戦 対イラン(Royal Oman Police Stadium) |
01月14日(火) | 20:00 | グループステージ第2戦 対クウェート(Royal Oman Police Stadium) |
01月16日(木) | 17:00 | グループステージ第3戦 対オーストラリア(Royal Oman Police Stadium) |
01月19日(日) or 20日(月) |
17:00 20:00 |
準々決勝 |
01月23日(木) | 17:00 20:00 |
準決勝 |
01月25日(土) | 19:30 | 3/4位決定戦(Seeb Sports Stadium) |
01月26日(日) | 19:30 | 決勝(Sultan Qaboos Stadium) |
テレビ放送予定 ※日本時間
グループステージ
イラン戦 | BS朝日 | 01月12日(日) 24:59~ |
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クウェート戦 | CSテレ朝チャンネル2 | 01月14日(火) 24:55~ |
オーストラリア戦 | CSテレ朝チャンネル2 | 01月16日(木) 21:55~ |
日本が進出した場合
準々決勝 | 1位通過 | CSテレ朝チャンネル2 | 01月20日(月) 21:55~ |
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2位通過 | BS朝日 | 01月20日(月) 24:59~ |
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準決勝 | 1位通過 | BS朝日 | 01月23日(木) 24:59~ |
2位通過 | CSテレ朝チャンネル2 | 01月23日(木) 21:55~ |
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3位決定戦 | BS朝日 | 01月25日(土) 24:29~ |
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決勝 | BS朝日 | 01月26日(日) 24:29~ |
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決勝 日本が進出していない場合 |
CSテレ朝チャンネル2 | 01月27日(月) 20:00~ |