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U-16日本女子代表 年内最後の活動を福島県内で開始

2023年11月02日

U-16日本女子代表 年内最後の活動を福島県内で開始

U-16日本女子代表は、10月30日(月)、福島県内でトレーニングキャンプを開始しました。集合日の30日、翌日の31日午前は、攻撃をテーマとしてトレーニングを実施。31日午後には、仙台大学(女子)と、30分×3本のトレーニングマッチを行いました。

16:00キックオフで行われたトレーニングマッチは、仙台大学のボールでキックオフします。10分、DF太田美月選手から前線にロングパスが送られると、MF福島望愛選手が反応。右サイドをそのままドリブルでかけあがり、シュートを放つも、ゴール左に外れます。続く22分、DF鈴木温子選手のクロスにFW辻あみる選手がヘディングシュートを放ちますが、惜しくもゴール右に外れます。幾度か得点の機会を得た日本代表ですが、ゴールを決めることができず、1本目を0-0で終えます。

2本目の開始早々1分、自陣でのパスをカットされると、そのままドリブルで持ち込まれシュート、日本代表は先制点を許します。追いつきたい日本代表は2本目終了間際の58分、左サイドでMF花城恵唯選手とのワンツーで抜け出した佐藤マリー奈々美選手がドリブルで前線にボールを持ち込み、FW松浦芽育子選手にパスを送ると、相手DFをかわし左足でシュート、ゴール右に決まり、同点に追いつきます。

3本目に入っても攻撃の手を緩めない日本代表は、追加点を狙います。71分、DF伊藤里保選手が前線に鋭いスルーパスを送ると、FW髙橋佑奈選手が反応します。ドリブルでゴール前まで運び相手GKを交わすと、走り込んできたMF花城恵唯選手にパス、花城選手が冷静にゴールに流し込み、2-1とします。試合はこのまま終了し、トレーニングマッチ第1戦を勝利で収めました。

選手コメント

GK 坂田湖琳 選手(開志学園JAPANサッカーカレッジ高)
このキャンプでの目標は失敗を恐れずチャレンジすることです。トレーニングマッチでは背後のスペースケアがいつもよりしっかりできていて前にチャレンジできたので良かったです。課題はボールをキャッチしてスペースが前にあるのに相手がプレスしやすいところに出していたので、もうちょっとボールが来る前に周りを見て判断早くしていきたいなと思いました。全体的に最初はビルドアップが合わなかったけど時間が経つにつれて合うようになってシュートまで行けたので良かったと思います。フィニッシュのところを正確にしていきたいです。

FW 松浦芽育子 選手(常葉大学附属橘高)
まず、この代表活動に参加させていただき、より高い意識でサッカーに向き合え、仲間と切磋琢磨できる機会を与えていただきとても感謝しています。
私はこのキャンプでの目標は自分のできるプレーを出し切ることを目標にしていました。
初めての参加でとても緊張しましたが、活動していく中で仲間とのコミュニケーションを積極的に取ることで自分のプレーを出すことができました。
昨日のトレーニングマッチではいつも所属チームで意識している決め切るところや受ける前のオフ・ザ・ボールの動きは生かせたと思います。しかし、フィジカルの部分であったり、トランジションや、止める蹴るなどの部分ではまだ足りないところがありました。
次のトレーニングマッチで今回出た課題を意識し全てを出し切り、プレーの面でも精神的にも成長し、次に繋げていきたいです。

FW 津田愛乃音 選手(マイナビ仙台レディースユース)
今回のトレーニングキャンプは6月以来の招集となりました。これまでの間、自チームのユースやトップチームでの練習や試合で成長した自分を出そうと取り組んでいます。自分の長所であるスピードとフィジカルを生かし、積極的にゴールを狙うこと、点を取ることが目標です。トレーニングマッチでは、長身を生かしたポストプレーや前を向いて積極的にゴールへ向かうこと、FWとしてシュートを打つことはできたと思いますが、決めきることができず決定力に課題が残りました。ボールを奪われた後の動きや、ボールを持っていないオフ時のスペースをつくる動きをもっと速くすることも必要だと感じました。メンバーとたくさん会話をすることでサッカーを通じてのコミュニケーションも取れてきたので、残りの期間も高い意識を持ってトレーニングに取り組みたいです。4日目にもトレーニングマッチが予定されているため、次のゲームでも積極的に前を向いて自分の長所は最大限生かして、課題であるオフ時の動きは修正して、ゴールを決めることにこだわり、実になるキャンプにしたいと思います。

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