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フットサル日本代表 4か国親善大会に向けてモロッコで活動を開始
2023年04月12日
2月のタイ遠征に引き続き、4月のFIFAフットサルインターナショナルマッチウィンドーを活用して海外遠征を実施するフットサル日本代表は4月11日(火)、4か国対抗の親善大会が開催されるモロッコで活動を開始しました。この大会には日本代表の他にアフリカチャンピオンであり前回のFIFAフットサルワールドカップでベスト8に進出したモロッコ代表、ヨーロッパの強豪であるフランス代表とクロアチア代表が参加し、各チームが他3か国との総当たりを実施する親善大会になります。
4月10日(月)に高円宮記念JFA夢フィールドに集合した国内のFリーグでプレーする13名の選手が、フットサルアリーナで2時間のトレーニングを実施しました。国内フットサルは3月にシーズンが終わったばかりで多くの選手がオフ期間を過ごしていた中でも強度の高いメニューも積極的にプレーする姿が見られ、この遠征に向けて全員が各自で準備を進めてきたことが見て取れました。チームはトレーニングを終えてから成田空港へ移動し、そこからアラブ首長国連邦を経由してモロッコのラバトへ乗継も含めて約24時間かけて移動しました。
到着初日で疲労もある中でしたが、しっかりと汗を流すため、19時からモロッコにて最初のトレーニングを実施しました。スペインでプレーする逸見勝利ラファエル選手、山田凱斗選手、原田快選手も合流し、全員揃っての最初のトレーニングはレクリエーションも混ぜたウォーミングアップを行ってからより実践的な内容へ進み、最後のゲーム形式では互いが相手ゴールに攻め合う展開となりました。今回が2021年以来の日本代表招集となった高橋響選手や昨シーズンのFリーグ新人王を獲得し日本代表初招集の山中翔斗選手もピッチ内で積極的にコミュニケーションを取り、短い準備期間ながらも初戦に向けて良い雰囲気の中で全員が揃い始動しました。
現在、モロッコ国内はイスラム教のラマダン期に伴い、日中は断食となる状況のため、初戦のモロッコ戦は22時キックオフと通常の試合よりも遅い時間での試合となりますが、アジアチャンピオンとしてアフリカチャンピオンに挑みます。
選手コメント
GK #1 田淵広史 選手(名古屋オーシャンズ)
タイ遠征に続きモロッコ遠征のメンバーに選ばれてとても嬉しく思います。フットサル日本代表として一つのステップを進むために今回の遠征をもっとレベルアップができる期間にしたいです。モロッコ、フランス、クロアチアとの試合では全員で力を合わせて勝ちにいきます。個人的にはまだ足りない部分を修正しながら、少しずつチームのもう一つの武器になれるように頑張りたいと思います。日本からたくさんの応援をよろしくお願いします。
FP #12 原田快 選手(FCバルセロナB/スペイン)
僕たち海外組は今日からチームに合流し、練習参加しました。国内組はシーズンオフにもかかわらず強度が高く、いい練習ができたと思います。個人としてはタイ遠征で気づけたディフェンスの強度、一つ一つの動きやボールがない時のプレー、ゴールを決めきる力を意識して、チームとしては、同じくチャンスを決めきること、そして、マークミスやコミュニケーション不足でのミスを短い期間で修正して最高のパフォーマンスで3試合とも挑み、勝ちを目指して頑張ります。
FP #14 内村俊太 選手(湘南ベルマーレ)
無事モロッコに到着しました。オフ後の長旅や時差などで疲労感はありますが、試合もすぐにあるので早く順応できるよう準備をしたいと思います。久々の代表招集ですが、求められてることは特に変わっていないと思うので自分の持ち味を出していきたいです。
今年はアジア予選と来年にはワールドカップも控えてるので、メンバーに残れるように全力でチャレンジしていきたいです。
FP #15 高橋響 選手(Y.S.C.C.横浜)
初めて日本代表に招集されましたが、いつでも準備はできていました。戦術やコンセプトも分からない中でしたが、何かしら掴み残す気持ちでこの遠征に来ました。チームとしての練習時間は少ない中でも、少しずつですがコンセプトに慣れてきたので自分の持っているものをより出せるようにしたいと思っています。この大会には優勝するために来ているので、まずは明日の初戦から全身全霊で挑みたいと思います。
モロッコ遠征
大会期間:2023年4月10日(月)~4月19日(水)
会場:モロッコ/Complexe Sportif Prince Moulay Abdellah
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