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さまざまな交流

2012年09月13日

2学期に入り、アカデミー堺の選手たちの各所属チームや、選手たちが通う月州中学校サッカー部との交流が
始まりました。
8月末、選手たちがアカデミー寮に戻ってきてから、3つのチームと交流していただきました。

①INAC神戸レオネッサU-18 と交流
8月29日(水)、夏休みを利用して8人制トレーニングマッチという形で交流していただきました。
相手チームには中1・中2でチーム編成したいただき、同年代の選手同士でゲームを行いました。
この日はJFAスーパー少女プロジェクトトレーニングキャンプで選手が招集されていた関係で、GKも
フィールドプレーヤーの選手が行いました。
初めてのトレーニングマッチ、色々な課題が見えてきます。
観ること、動きながらのテクニック、ボール保持者に関わる有効な動き。それぞれの特徴を活かしながらも、
身につけるべき共通の基本に立ち返ります。ハーフコートより少し広めのピッチでおこなった8人制のゲーム。
一番気になった点はパススピードです。正確なパスを出そうと方向を調節するとパスが弱くなる、強いパスを
出そうとすると浮いたり、方向がずれたりする。まだまだ、基本のテクニックを根気強く磨くことに気づかせて
くれたゲームでした。

朝から時間をかけてJ-GREEN堺まで移動してきてくださった、INACの選手・スタッフの皆様には感謝の気持ちで
いっぱいです。また、ハーフタイム中に、監督の話を真剣に聞いている姿が非常に印象的でした。





②月州中学校サッカー部 と交流
9月6日(木)、月州中学校と8人制ゲームを行いました。
この週は、堺市総合体育大会が開催されていて、J-GREEN堺では、堺市内の中学校サッカー部が集まり、
ゲームを行っていました。この日は調度、大会中日だったため、月州中学校はJ-GREEN堺にトレーニングに
来ていたのですが、トレーニング時間が同じだったため、急遽、後半の1時間を使って、トレーニングマッチを
行うことになりました。
急遽きまったゲームでしたが、選手たちは大人数のゲームができるとあって、大喜び。また、前週のINACとの
ゲームからの変化が見られるかを図るにもちょうど良いタイミングでした。
相手は中1~中3までの男子選手。体格やスピードが自分たちより勝る選手がたくさんいます。
そういった相手をどのように突破していくか、どのように対応するか、「観ながら考え動きながらプレーする」
「駆け引きしながらフィジカルコンタクトを嫌がらずボールを奪いに行く」ことが求められました。
2日前に、ヤングなでしこのドイツ戦をみんなでテレビ観戦していました(FIFA U20女子W杯準決勝)。
男子選手とプレーするときは、仮想海外の選手となります。パワー・スピードが勝る相手を肌で感じながらプレー
する貴重な機会となりました。
また、同じ学び舎で学ぶ月州中学校生として、サッカーをツールに、学年・性別を超えた交流を図る良い機会と
なりました。



③セレッソ大阪レディース と交流
9月12日(水)、セレッソ大阪レディースの中1・中2選手たちと合同練習を行いました。
この日は、相手チームのグラウンドをお借りしたため、クラブ所属の選手が通常行なっているように、下校後、
公共の交通機関を利用して、グラウンドまで移動しました。アカデミー生としては、下校後の移動、といえば
初めてのことでスタッフは少し心配をしていたのですが、選手たちにとっては普段週末帰省をしているので、
何のことはない、いつも通りの移動だったようです。心配は杞憂に終わりました。
今回は中1・中2の選手たち、総勢27名のトレーニングとなりました。この年代に求めていることは、ほとんど
変わりません。テクニックの正確性、判断してプレーすること、相手DFを観てポジションをとること(移動すること)
コミュニケーションをとること、など基本的なことを求めながらトレーニングと行いました。セレッソ大阪の中2の選手
たちにも一緒にトレーニングしていただいたため、普段同学年でトレーニングしているアカデミーの1期生たちには、
上の学年の選手たちと一緒にトレーニングする貴重な機会となりました。
トレーニングの後半1時間は9vs9のハーフコートゲームを行いました。両チーム・学年関係なく混合でチーム編成
したため、初めてプレーする選手もいます。ゲーム前に名前を確認したり、ポジションを話し合ったり、ゲーム中に
コーチングしながら自分の考えていることをいつも以上に要求したり、と合同練習ならではの良い面がたくさん
出ていました。
また、ピッチの中では競争・激しい競り合いは当たり前の姿としてでてきます。ピッチに入ったらお互い遠慮はせず、
激しい攻防が随所に見られ、非常に活気のある雰囲気が印象的でした。
最後に、セレッソ大阪の選手たちのトレーニング中の機敏な動き、声を出し・返事をしっかりする習慣は、非常に
印象的でした。アカデミー生たちにとって見習うべきところだと感じました。

選手たちの表情は状況によって、常に変化します。上手くいったり、楽しいことがあった時の満面の笑み、うまく
いかなかったり、悔しいこと、苦しいことがあったときの曇った表情。そんな色々な表情をしながら、前に進んで
いきます。この3つの交流でも様々な表情が見られました。
しかし総じて、サッカー仲間と交流するときの選手たちの表情は非常に明るいものです。

そんな明るい笑顔の中で、互いに切磋琢磨して、課題を感じ、トライを重ね、成功と失敗を繰り返しながら、
成長できることは素晴らしいことです。
所属チームや中学校の協力をいただきながら、様々な形で多くの経験ができた貴重な時間でした。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

コーチ 坂尾美穂

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