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フロリダ州立大学女子サッカー選手との交流

2013年05月22日

5月20日~23日の期間、フロリダ州立大学(FSU)の女子サッカー選手4名がアカデミー堺に来てくれました。

この選手たち4名は、JFAアカデミー女子統括ダイレクターの今泉コーチが昨シーズンまでの2シーズン、
アメリカの地で、直接指導していた選手たちです。

彼女たちは、この期間、アカデミー堺の寮にとまり、交流を深めました。
アメリカの現役女子サッカー選手たちとの交流は、初めてのことです。On the pitch 、off the pitchともに、
とても貴重な体験となりました。

5月22日(水)には、1期生のトレーニングに参加してもらいました。
また、この日のトレーニングは、今泉アカデミー女子統括ダイレクターに、直接指導をしていただきました。

FSUの選手たちは、大学1~3年生の選手たちです。アカデミーの選手たちに笑顔でやさしく声をかけながら、
一緒にプレーしてくれました。アカデミー生たちも片言の英語を駆使してコミュニケーションをとります。
アカデミー生たちは、日頃、学校の英語の授業、アカデミーでのJFAプログラム(英会話・学習サポートでの英語・
コミュニケーションスキル)で、国際交流の場でコミュニケーションを深めるためのスキルと知識を身につける為に、
日々取り組んでいます。1期生たちは、アカデミーで過ごした1年間2ヶ月で身につけた英語力とコミュニケーション
スキルを十分に発揮できたでしょうか?

選手たちの様子を観ていると、国際交流をする「心意気」は感じられました。自ら積極的にコミュニケーションを
取ろうと努力していました。そして、とても楽しそうに取り組んでいました。要点を絞り、ポイントとなる単語を
使って伝えるだけでも、想いは伝わるものです。

さて、夜は学年別に「特別」英会話プログラムです。
FSUの選手たち4人による英会話教室。全員参加型のゲーム形式のプログラムを楽しく受けることができました。

FSUの選手たちが行ってくれた英会話プログラムの一例を紹介します。
下の写真、左のグループは、英単語によるしりとりを行なっています。
「単語」を表現する「イラスト」と「正しい綴りの英単語」をホワイトボードに書いて次の人に回します。単語力と
ともに、美的センスも問われます。


 
これは、1期生も2期生も行った、英単語を当てるゲームの様子です。
 


1期生のプログラム後の集合写真。

後列左端のアカデミー選手と、そのとなりのFSUの選手の身長差。
日本の女子選手たちが、世界の舞台でプレーするとき、この身長差はそれほど特別なことではないのです。
アカデミーで日々取り組んでいる、「組織(グループ)の中で関わりながら発揮する個のレベルアップ」、
その軸となる「動きながらのテクニック」「判断力」「持久力」の向上とは、こういったこともイメージして取り組んで
いるものなのです。(理由は決して、身長差だけではありませんが。)
 


1期生のプログラムの後に続けて、2期生も英会話プログラムを行いました。
今泉コーチから渡された、2期生が学校で使用している中学校1年生の教科書を見て、英会話プログラムを
即興で組み立てるFSUの選手たち。
写真の様子は、身体の部位を表す英単語を学んでいます。「耳」は英語で何というのかな?





少しだけ、英文法も学びました。



そして、最後に集合写真。楽しく優しいFSUの選手たちは、写真撮影の直前に、ちょっとした「歌」と「ダンス」も
披露してくれました。
 


FSUの選手たちにとって、アカデミー堺の選手たちとは、「大人」と「子供」ほど年が離れています。
しかし、「サッカー」の場面でも、「英会話」の場面でも、一人の人間として、我々スタッフと関わる時と同じような
振る舞いで、アカデミー生たちに接していました。彼女たちは、「立場」や「理解度」で、相手に対する態度が
変わることはありません。

「エリートとしての立ち居振る舞い」を考えたとき、FSUの選手たちが見せた振る舞いがひとつのヒントになる
と感じた4日間でした。

余談ですが、4日間という短い期間の交流だったため、最終日には「もう帰ってしまうの?」「もっといてくれたら
いいのに。」というような言葉をもらす選手たち。
まわりを海で囲まれた国土のため、海外の人々と交流を持つ機会がそう多くはない日本の若者たちですが、
若いころに交流を積むことで、海外の人々との距離感はいとも簡単に近づくのだと感じました。

コーチ 坂尾 美穂

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