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高2:フランス留学① 出発

2010年01月11日

24名のYoung PlayerたちがDisney Cupでのトライを終え、フロリダ州立大学へ移動した
ころ、私たちアカデミーのホームタウンでもある楢葉町に、高校2年生の5名が元気に
帰ってきた。1月12日に行われる富岡高校の始業集会よりも少し早く帰ったきたことには
理由がある。4日後から始まるフランス留学に行くためである。いつもは34名の選手たちで
にぎやかな扇寮。2010年の扇寮は静かに幕を開けた。

 フランス留学の大きな目的は2つある。

①Centre National Football Entrainer (CNFE:育成トレーニングナショナルセンター)の
トレーニングに参加する

②CNFEの選手が通う、ルイバスカン高校での授業を受講する

*CNFEとは、Institut National du Football(INF:国立サッカー学院)の女子カテゴリー
である。年齢区分は15歳から18歳(高校生年代)。

今年は上記の加え、フランスリーグディビジョン1に所属する、JuvisyF.C.Fへの練習参加も
2回予定している。

過去3回のアメリカ遠征を経験した選手たち。このフランス留学では、『チーム単位』
ではなく、できるだけ『個』の活動を大切にしたものにすることも目的のひとつである。
遠征のオーガナイズも臨機応変に変化し、時間や場所の確認もできるだけそれぞれの
力で行うこと。スタッフが現地で選手に伝える情報は必要最小限にとどめ、練習時間や
場所、移動の際のバスの発車時間など、各自で現地の選手やスタッフの聞き、
情報収集することにもトライする。

CNFEでのトレーニングでは、ヨーロッパの選手とプレーする中で、日本では味わえない
サッカー感、体格を含めたフィジカル、そして個のスキルを肌で感じ、自分の、そして
日本人のストロングポイントを感じながらプレーする良い機会である。CNFEの選手たちの
ほとんどがフランスの年代別女子代表選手である。アカデミーでトライし、身につけてきた
「個」の力を試すまたとない機会である。
また、言葉が理解できない中でも、サッカーという共通の言語で分かり合えることも体験
できるでしょう。

ルイバスカン高校での授業受講では、週末のホームステイでお世話になる家の生徒と
ペアになり、学校生活を送る。周りに助けてくれる日本人の仲間もスタッフもいない
状況で、フランス語と英語、そして各自のパーソナリティを駆使してのコミュニケーションに
トライできる。
 
さて、アカデミーとしては2回目のフランス留学。今年は例年にない寒波が押し寄せ、
雪が積もっているとのこと。出発の2日前にはデュソー氏からも注意喚起メールが届いた。
デュソー氏のフランス語でのメールを各自で訳し、現地の気候情報を調べ、準備を進めた。
アカデミー女子はこの5名しか帰寮してきていないため、トレーニングはアカデミー男子
中2チームの練習に参加させてもらい、身体の準備も整えた。「個」での活動を大切にし、
「各自で動く」ということが多いこのプログラムだが、その裏にはやはり多くの方の
お力添えがあって成り立っている。大切なこと、「感謝の気持ち」を忘れないように、
そして、フィロソフィーと校訓を海外の地で、「個」でトライできるようにと期待をこめて、
楢葉を旅立った。

さて、日本時間の早朝4時半に寮を出発し、INFやCNFEのあるクレールフォンテーヌに
ついたのはフランス時間の18時前。20時間以上の移動をものともしない元気な
アカデミー生を待ち受けていたのは、一面銀世界のクレールフォンテーヌ。
そして、そこでは、デュソー氏が、INFディレクターのメレル氏が、昨年もトレーニングで
お世話になったCNFEのフィリップコーチが、温かい笑顔で迎えてくださった。

今年のフランス留学も、選手が現地で感じたこと、トライ&エラー、そして失敗を恐れず
トライアゲインを繰り返した体験を、選手自身の手で綴られたダイアリーでレポートします。
個性豊かな高校2年生の5名がどんな体験をし、何を感じるかを楽しみにしていてください。


 クレールフォンテーヌ(フランスサッカー協会Centre Technique National Fernand Sastre)
の事務所。
 

ルイバスカン高校。
 

フランス代表がキャンプをする際に使用するプラティニ・ピッチ。

コーチ 坂尾 美穂
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