JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 高2:フランスダイアリー⑰ Juvisy F.C.F

ニュース

高2:フランスダイアリー⑰ Juvisy F.C.F

2010年01月27日

今年のプログラムで初の試みとなったJuvisy F.C.Fへのトレーニング参加。
今日で2回目である。Juvisy F.C.FはフランスリーグDivision1に所属しており、現在
パリ・サンジェルマン、オリンピック・リヨンに続き、3位に位置している。フランス女子
代表、下の年代の代表選手がいて、CNFE出身の選手もいる。フランス女子最多
代表キャップを更新している選手もいる強豪チームである。

CNFEでの練習参加と大きく違う点は、社会人のチームであること、国内トップリーグ
に所属しているチームであること。そして真剣勝負のリーグ戦の真っただ中であること。

練習の雰囲気も内容も、週末の試合に向けた大切な準備の様相がはっきり感じ取られ、
同年代の選手の中でのトレーニングであったそれまでとは、選手から発せられるオーラ
は明らかに違っていた。

この日は、週末に向けたゲーム形式のメニューが中心となった。10vs10のフルコートの
ゲーム。アカデミーの選手たちもフル出場させていただけた。
縦に早い様相はここでも見られたが、さすが社会人のチームだけあって、ロングボール
の質、走りこむタイミング、裏をとるタイミング、そしてスピード、チームとして活動している
中で培われる阿吽の呼吸、経験豊かな選手がつくる中盤でのためと落ち着き、といった
点が印象に残った。



トレーニングが終わったあと、ヘッドコーチに話を聞いたが、フランスでプレーしたい、という
希望・意志があるのであれば、また(チャレンジしに)来るといい、というコメントをいただいた
やはりDivision1のチームである。選手はそういう対象なのだ。もし本気でフランスでプレー
したいという意志があれば、いつでも練習参加は受け入れるよ、とのこと。ただし、チーム
入団はその選手の実力次第であることは当たり前の事実である。


 
アカデミー生たちはここでも、臆することなくいつも通り積極的にチャレンジしていた。
ジュビジーの選手たちも気さくに話しかけてくれ、また英語をしゃべられる選手はコーチの
話を英語に置き換えてアカデミー生たちに伝えてくれていた。カナダ人のFWの選手がいた
が、とても明るい選手で、日本人が珍しいのか、話かけてくれ、トレーニングの間や練習後
にもコミュニケーションをとることができていた。

チームの専務理事の方がグラウンドにいらっしゃったときの第一声が忘れられない。
「言葉は通じなくても、ピッチ上ではサッカーという共通のコミュニケーションツールがあるの
で、問題なくプレーできているね」
世界の中の自分、世界の中の日本、を感じるだけでなく、「サッカー」というスポーツのもつ
素晴らしさについて、身をもって感じられる良い遠征になっている。

コーチ 坂尾 美穂

アーカイブ
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー