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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐施設委員会の取り組み(徳島県サッカー協会)
2016年03月14日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、施設委員会(環境整備)の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年2月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
施設委員会の取り組み~徳島県サッカー協会
豊田栄二 事務局長
「本県における施設整備の現状と今後の取り組み」
利便性に優れた県都の廃校跡地を整備し競技力向上を!
徳島県内には、天然芝のピッチ8面と人工芝4面(うち夜間照明設置6面)があります。12面のピッチのうち、徳島県サッカー協会の裁量で利用できるのは2面で、県都から離れたところに位置しています。残りの10面は、Jクラブ・高校・大学の専用ピッチ、または他競技との供用ピッチです。
県協会の目標の一つである「競技力向上」に関しては、国体選抜および女子の強化に積極的に取り組んでいます。選抜チームの強化は夜間練習が主となります。本県は山間地が多いため、比較的交通の便がよい徳島市中心部でなければ選手はなかなか集まれず、しかも、夜間照明付き施設でなければ効果的な練習ができないのが現状です。
徳島市内に県協会が指定管理できる専用のサッカー練習施設を整備することは、われわれの長年の夢でした。実現に向けて、県当局や徳島市当局と廃校跡地等の活用について粘り強く交渉を続けてきました。しかし、まだ成果は見えていません。
徳島市中心部にある廃校の跡地2カ所を整備し、JFAサッカー施設整備助成事業を活用して指定管理を受けられるよう、今後も関係各所への働きかけを強めていきたいと考えています。
遠隔地にポット苗方式の芝生化推進、サッカーファミリー拡大を!
県協会のもう一つの目標である「サッカーファミリー拡大」の一環として、芝生のピッチがない遠隔地域にJFAグリーンプロジェクト事業によるポット苗方式を活用。芝生のグラウンドを整備し、キッズサッカーフェスティバル等の県協会行事を実施する取り組みを始めています。徳島市中心部から60kmほど離れた海部郡美波町の廃校跡地3万㎡をポット苗で芝生化し、昨年、初めて県協会キッズ事業を行いました。大勢の人々が参加し、好評を博しました。
芝生の刈り込みや水やり等の管理には多大な労力を要しますが、地元サッカー協会の皆さんの献身的な取り組みによって、2年前に植え付けた苗が見事に生育し、県南地域唯一の芝生グラウンドとなりました。サッカーに無関心だった町民の皆さんも関心を示すなど、変化が表れつつあります。
今後は、こうした成功例を県内各地に紹介し、少ない予算でできるポット苗方式の芝生化を推進してサッカーファミリー拡大の一助にしたいと考えております。
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