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JFAエリートプログラム女子U-14、日韓交流の6日間のプログラムを終える

2016年10月20日

JFAエリートプログラム女子U-14、日韓交流の6日間のプログラムを終える

10月14日(金)にスタートしたJFAエリートプログラム女子U-14もあっという間に最終日となりました。早朝に韓国チームが帰国のため出発する際には、次のステージでの再会を誓いながら、チーム全員で送り出しました。その後90分間の最後のトレーニングを行い、キャンプを打ち上げました。

クロージングのミーティングでは、淀川監督から「この2年間のエリートプログラム、6回参加した選手もいれば、今回が初めての選手もいたが、自分のチームに帰ってからもここで得た経験を積み上げてほしい」と話がありました。「この年代が次に(ナショナルレベルで)集まるのはナショナルトレセン女子U-14だが、地域でも頑張って次の活動にあがってきてほしい。その後もチャンスはあるが、それを掴めるかどうかは自分次第。エリート活動に参加したことで、自分の地域やチームに戻ったときに【行かせてよかった】と言ってもらえるようにピッチ内外で成長した姿をぜひ見せてほしい」と締めくくりました。

その後、轟コーチが作成した映像でキャンプを初日から振り返り、2016年5月から始まったキヤノン ガールズ・キャンプ、今治キャンプ、韓国遠征、今年の滋賀キャンプ、AFC U-14ガールズ地域選手権の様子も流れました。最後には淀川監督からの「いい時もあれば悪い時もある。そんな時も腐らずに、自分を信じて、地道に積み重ねを信じられるか。調子を上げるには、特別なことなんてない。積み重ねを大事にしよう」との言葉が全員に送られました。

監督・コーチ・選手コメント

淀川知治 監督(JFAナショナルトレセンコーチ)
2002日韓ワールドカップの年に生まれた年代の選手たちが参加し、JFAエリートプログラム女子U-13キヤノン ガールズ・キャンプから始まり、今回の日韓交流プログラムまで全6回の活動が終了しました。今回は連続して参加している選手、久しぶりに参加した選手に加え、初参加の選手6名を含む20名の選手たちとのプログラムとなりました。残念ながら怪我による途中離脱選手が4名出てしまいましたが、連続参加の選手がリーダーシップを発揮し、自分たちでこのキャンプを作り上げようとする様子に選手たちの成長を感じました。

「次へのステップ」をテーマとし、そのためにもう一度テクニックの質、攻守における個人戦術の徹底に取り組みました。韓国との国際試合2試合、高校生との練習試合では、トレーニングでの取り組みを試合で発揮するためのチャレンジを随所に見て取ることができました。キャンプ後の日常でも継続してもらいたいと強く感じました。参加回数に関係なく、毎回真剣に取り組む選手、その選手の熱に応えるために情熱を持ってサポートしてくれたスタッフのお陰で、多くの成果と課題を見つけることができた素晴らしいキャンプとなりました。積み重ねを大切にし、今後の活躍を期待しています。一緒に活動してくれたスタッフ、そして選手たちに感謝申し上げます。

轟奈都子 GKコーチ(ナショナルトレセンコーチ/セレッソ大阪)
全6回のエリートプログラムにおいて、この年代で最後の活動となりました。どの選手もトレーニングや試合、様々なプログラムに積極的に取り組んでいました。今回の期間中にも選手たちの変化や成長を数多く感じましたが、全6回のなかでも「観て・感じて・行動」しようとする姿勢や自身が気づいて行動に移す姿が回を追うごとに増え、2年間での成長も数多く感じることができました。このエリートプログラムでの様々な経験を今後のさらなる成長に活かしていけるよう、高い意識を持って継続して取り組み続けてもらいたいと願っています。

山本柚月 選手(日テレ・メニーナ )
交流試合では日本のチームとは違うスピード感や迫力のある中で多くの経験ができました。特に、ボールではなく体ごとボールを奪いに来る相手には、より速い判断をしてプレーしなければならないということと球際の強さを感じ、学ぶことができました。フェアウェルパーティーでは、韓国の人たちと言葉が通じない中でもジェスチャーや英語を使って楽しく過ごし、お互いに出し物を準備してより盛り上がりました。このような楽しい時間を過ごせた仲間たちとまた会えるように、これからも頑張っていきたいと思います。

エリートプログラムの6回中、私は最初のキヤノン ガールズ・キャンプ、韓国遠征、そして今回と3回参加しました。最初はコミュニケーションがあまり取れず、オフザピッチで仲間と関係を築くことや積極的に活動することができませんでしたが、今回は仲間たちと多くのコミュニケーションをとり、充実した生活を送ることができました。サッカー面でも2度の国際試合を経験して心身ともに成長し、自分のプレーに磨きをかけることができました。このエリートキャンプで得た経験を忘れず、チームに戻ってもオンザピッチ、オフザピッチを意識して成長できるように頑張ります。

石田心菜 選手(益城ルネサンス熊本FCフェニックス)
韓国代表と試合以外では仲良くしていましたが、試合の時は身体を張った厳しいプレーもあり、自分の技術の面で非常に勉強になりました。第1戦は2-1で勝つことができましたが、球際やパスの質、スピードでは負けていて、前半は自分たちが得意とするサッカーをすることができませんでした。逆に第2戦では、1-2で敗れはしましたが、前半からパスもつながり、球際の部分も韓国に負けずに試合をすることができたと思います。自分自身も積極的に前に出たり、後半を通して味方へのコーチングをすることができました。怪我で離脱した仲間の分まで、16人が気合を入れて試合に臨みました。

6日間を通じて、ただ韓国チームとの楽しい時間を過ごしただけではなく、全員が成長でき、私も次の目標が見つかりました。来年のU-15のキャンプに参加できるよう、人一倍努力して目標を達成したいと思います。U-13から今回まで4回参加しましたが、沢山の仲間と出会い、トレーニングをし、大きく成長することができました。これからも高い意識を持って普段の練習に取り組みたいです。

中津留彩奈 選手(福岡女学院中学校サッカー部)
今回のキャンプでは自分の課題が見つかり、とても良い経験となりました。韓国との試合では、日本とはスピードもあたりの強さも違ってやりづらく、自分のプレーを全くさせてもらえませんでした。できなかったことが多いなかで、少しだけできたこともあります。できたこと、できなかったことを忘れずにチームに持ち帰り、改善したいです。韓国との交流では、言葉が通じないなかでジェスチャーなどで工夫して少しでも相手に伝わるようにしました。言葉が通じないことの大変さを実感しましたが、たくさんコミュニケーションを取って楽しく過ごすことができました。この6日間で学んだことを活かし、これからに繋げ、またこのメンバーとプレーできるように頑張ります。

スケジュール

10月14日(金) PM トレーニング
10月15日(土) AM
2-1
トレーニング
ゲーム vs U-14韓国女子代表
10月16日(日) AM/PM トレーニング
10月17日(月) AM/PM トレーニング
10月18日(火) AM
1-2
トレーニング
ゲーム vs U-14韓国女子代表
10月19日(水) AM トレーニング

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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  • ナショナルトレセン女子U-14は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。
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