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高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 堂安律選手が出場者にエール
2016年12月11日
U-15年代の日本一チームを決定するトーナメント、高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月17(土)に開幕します。
本大会はこれまで、南野拓実選手(ザルツブルク/オーストリア)や岩波拓也選手(ヴィッセル神戸)、中島翔哉選手(FC東京)、鎌田大地選手(サガン鳥栖)をはじめ、現在国内外で活躍するタレントを輩出してきました。先のAFC U-19選手権バーレーン2016で日本の優勝に貢献し、アジア年間最優秀ユース選手賞を受賞した堂安律選手もその一人です。現在、ガンバ大阪で奮闘する堂安選手が、今大会の開幕に出場する選手たちにエールをおくってくれました。
堂安選手は中学2年生のとき、ガンバ大阪ジュニアユースの一員として2012年大会に出場しました。当時、チームはJFAプレミアカップと日本クラブユース選手権(U-15)で優勝しており、「3冠」を懸けて本大会に臨みました。
「高円宮杯が一年を締めくくる大会ということもあって、それまで一緒にプレーしてきた先輩たちに優勝を経験させてあげたいという気持ちが強かった」と堂安選手。全5試合に出場すると、決勝での2得点を含む計4得点の活躍を見せて優勝に貢献しました。
「鴨川幸司監督が『来年はお前がチームを引っ張らないとダメだから、積極的にプレーしなさい』と声をかけてくれたおかげで、思い切ってプレーすることができた。一年で一番良い出来だったと思うし、たくさん得点を挙げて自信が生まれた」と初の日本一を振り返ります。
翌年、最終学年となった堂安選手は背番号10をつけて13年大会に参戦、2連覇を目指す戦いが始まりました。横浜F・マリノスジュニアユースとの初戦で「今でもスマートフォンに動画を保存しているくらい」というゴールでチームを勝利に導きます。しかし、続く横浜F・マリノスジュニアユース追浜戦は1-5で大敗。「強豪チームとの初戦に競り勝った後に、やり切ったという思いと疲労が重なり、あっけなく敗れてしまった」と言います。
2年続けて全国の頂点に立つ夢は叶いませんでしたが、個人として「中学生のときに抱いた『日本一になりたい』という感情を今も変わらず持ち続けている。高円宮杯は自分の原点と言える大会かもしれない」と、2大会で多くを得ました。
最後に、今大会に出場する選手たちに向けて次のように激励しました。
「この先、皆さんと一緒にプレーしたいので、今大会をきっかけにしてプロの世界にたどり着いてほしい。自分たちのような若い世代が日本サッカーを引っ張っていけるように、一緒に頑張りましょう!」
高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2016年12月17日(土)~2016年12月28日(水)
1回戦~準々決勝:茨城県内会場
準決勝~決勝:味の素フィールド西が丘(東京都)
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