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JFL担当審判員研修会を開催
2014年07月30日
7月23日(水)から25日(金)の3日間、J-GREEN堺にてJFLを担当する審判員を対象とした研修会を実施しました。
平成26年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場が決まったチームを中心に開催される「堺ユースフェスティバル」の試合を実際にレフェリングする実践研修を行いました。
夏の暑い中、参加した審判員全員が3日間で5試合を担当し、体力、精神力が試される研修会となりました。
インストラクターコメント
黛俊行 チーフ審判インストラクター
今回の研修会目的の目的は、
1.リザーブレフェリーのJFL主審としての見極め
2.今季研修会テーマ「気づきの量を増やそう」の到達度を確認
の2つでした。
JFLの主審を担当するための研修会は、3月のデンソーカップ、マリノスカップ、5月の波崎、7月の堺カップ、8月の出雲カップを使用して行っています。
昨年同様連日37度を超える酷暑の中、全体的に良いパフォーマンスを示してくれたと思います。
指導にあたったインストラクターの評価もさることながら、本年度、山梨高校総体に出場するチームでこの堺カップに参加したチームの監督、関係者からも高い評価を頂いきました。
1年間取り組んできた成果を表現できたことは大変良かったと思います。
また大会運営委員会と協議し、大会2日目の昼食を大会参加チーム監督・コーチと審判員並びに審判インストラクターと一緒に取り、担当した試合に対する意見交換やその他の情報交換をする機会としました。
技術と審判の協調はどんなレベルでも必要なことで、参加した技術の指導者の方々と直接話をする機会を得た審判員は非常に勉強になったと思います。
さらに、技術の指導者の方々にとっても、審判員を理解していただく良い機会になったと思っています。
今季の目標は、「状況」その時の状況の把握・「言動」状況を考慮して判断と対応・「結果」判断と対応から出た結果という分類で分析と整理を繰り返し行うことで知識や技術の定着化を図ることとしています。
その上で計画、実行、評価、改善することをサイクル化して行くことを要求していますが、まだまだ習慣化するまでには至っていないとも感じています。更に意識改革を進めたいと思います。
鈴木武明 1級インストラクター(栃木県)
インターハイに臨むチームの強化試合を使ったものですが、我々審判関係者としても学ぶところが多い研修会であったと思います。
梅雨明けし、急に熱くなった厳しい環境でしたが、その中でレギュラーを目指し 、怪我も恐れず、全力でチーム力を上げようとする姿勢は我々にも共通するものだと考えます。試合の合間も、軽快に移動し、すれ違う度に気持ちよく挨拶をしてくれる姿には爽やかさを感じました。
暑い季節が始まったばかりです。暑さに負けることなく、このような選手たちとともに成長し、それぞれの立場で活躍しなくては、と改めて考えさせられる研修会でした。
受講者コメント
高寺恒如 1級審判員(神奈川県)
今回の研修会のテーマは「自己分析強化」で、今年のJFL第2回研修で行った状況・言動・成果、PDCAをもう一度しっかり行う事でした。
私は5つの課題を持って今回の研修会に参加しました。
3日間で主審を70分×5本と厳しい環境でしたが、1試合1試合チャレンジ精神を持って臨みました。
また、「夏場のコンディション」と言う事で、飲み物・冷やす・ケアにも気を使いました。
今回の研修会で出来た事・出来なかった事をしっかり整理して、今後の活動に活かせるようにしていきたいと思います。
国吉真樹 1級審判員(沖縄県)
今回のJFLリザーブ研修会での私の目標は、一級になって半年間積み重ねてきたことをすべて出し切るという目標を掲げ研修会に臨みました。
猛暑で一日に2試合と過酷な環境でしたが、そういった環境だからこそ自分を出し切ることで、今の自分に足りないところを感じることができました。
JFLリザーブのカテゴリーから早くステップアップできるように、そして日本のトップレフェリーになるという目標を達成できるように、今回の研修会で学んだことを活かしていきたいと思います。
原尾英祐 1級審判員(北海道)
気温37度、人工芝の温度計では45度以上と過酷な環境の中、1日2試合、3日間で主審を5試合担当させていただきました。
昨年も1級受験の研修会で堺ユースフェスティバルに参加しました。その時は6試合目で肉離れを起こしてしまい、脱落してしまいました。
それもあって、今回はしっかりと準備をして臨みました。無事に5試合務めることが出来ました。この経験は、自分にとって自信になります。
本当に今、挑戦していかなければいけない大事な年である、それを改めて再確認できた研修会でした。