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2016年度第1回フットサル1級審判インストラクター研修会を開催

2016年05月25日

2016年度第1回フットサル1級審判インストラクター研修会を開催

2016年度第1回フットサル1級審判インストラクター研修会を4月29日(金)~5月1日(日)、JFAハウスにて開催しました。映像を使用したビデオテスト、練習試合を利用してレフェリングのアセスメントを行うなど、充実した研修会となりました。

インストラクターコメント

松崎康弘 フットサルFIFAインストラクター
ゴールデンウイーク中の2泊3日の研修。いつもながら詰め込み過ぎの感ある中、受講者みなさん一生懸命勉強されました。6月のFリーグ開幕からフットサルにも導入される”試合の難易度”を考慮してのアセスメントを行い、練習試合を用いて習得を図りました。疑問点が多くありましたが、みなさん真剣に取り組んでいました。「レフェリーのため、そして、その先の選手のために」という心持ちがとても感じられ、これからへの期待をいっぱいにして修了できたことはとてもうれしく思いました。

参加者コメント

足立英二 フットサル1級インストラクター
今回、フットサル1級審判インストラクター研修会に初めて参加しました。日本全国から優れたインストラクターが集まる研修会であることに加えて、震度6の地震被害を被った大分から上京した私は、身も心も揺れていました。こんな心境の中、先輩インストラクターの挨拶では「みんな良いインストラクターなので、安心してください。ただし、キックが上手いので注意をしてください。」との歓迎メッセージを頂き、心が和みました。

研修会では9年ぶりに帰国された新任の小川佳実JFA審判委員長からの「審判委員会のこれからの方向性」に関するオープニング。小幡真一郎S級インストラクターから新アセスメント・レポートに関する解説。松崎FIFAフットサルインストラクター、五十川和也AFCフットサルインストラクターから判定基準やスタンダードに関する映像を用いた講義、課題提示によるグループごとのプレゼンテーション作成と発表や、Fリーグチームのテストマッチにおける審判アセスメント・レポートの作成など、内容の濃い研修となりました。

全国のインストラクターは初めてお会いする方、Fリーグインストラクター及び審判で既に顔見知りで久しぶりに再会した方などとのふれあいで、感慨深い研修会となりました。大分県から参加の私にとっては、これまでに経験をしたことがない大きな地震と、この研修会参加で得た自信の二本立ての経験を糧として、これから、より高く飛躍できるようポジティブに取り組みたいと志を新たにしました。

成田和彦 フットサル1級インストラクター
フットサル1級インストラクター研修会に初めて参加させていただきました。参加するにあたり先輩方から頂いたアドバイスは、「折れない心」だけ持って来いというものでした。オープニングでは小川審判委員長より委員会の組織強化について説明があり、その中で「あるべき審判像」を追求しなければならないというお話しを頂きました。また、小幡S級インストラクターからはサッカーの「新アセスメントレポート」について説明いただきましたが、そこにも審判像の追求ということが反映されているのではないかと感じられました。

研修は主に五十川AFCフットサルインストラクターの進行で、松﨑FIFAフットサルインストラクターの問いかけから始まるディスカッションという形で進められました。事前に与えられた課題、ビデオテスト、グループワークでのプレゼンテーション、レフェリングアセスメントとスケジュールは続き、連日宿舎に課題を持ち帰るといった緊張感に満ちた3日間でした。ピッチ上での事例の解釈や評価の在り方を厳しく問われる中で、発想の転換も求められました。しかし一番問われたのは「自立した精神」を持てということだったのではと今感じています。

全国から集まったインストラクターの皆さんが個性豊かであったことも印象的でした。相次ぐ地震に被災されている熊本と大分のインストラクターの方も参加されました。私は北信越・長野のフットサルファミリーにサポートいただき、この研修会に参加するに至りましたが、ここで学んだことの意味の重さを感じながら、「折れない心」を持って現場でチャレンジしていこうと思っています。

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