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2018年度フットサル1級審判員研修会を開催
2018年02月08日
1月27日(土)~28日(日)、2月3日(土)~4日(日)と2回に分けて、フットサル1級審判員研修会を大阪にて開催しました。年度当初に行うこの研修会には、フットサル1級審判資格を保持する審判員全員が参加しました。
座学では、事象の映像を見ながらのディスカッションを行い、審判員の理解を深めました。また実技講習では、大阪成蹊大学の柴沼真氏をはじめフットサル部の選手の皆さんにご協力いただき、同大学の体育館にて実践に近い形でのトレーニングを行うことができ、非常に有意義な研修会となりました。
インストラクターコメント
延本泰一 フットサル1級審判インストラクター(東京都)
1月末および2月初旬にかけての2週にわたりフットサル1級審判員研修会を開催しました。この研修会では先に開催されたAFCのセミナーでのトピックスを受けて、ブロッキング、決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)、大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、または阻止するという行為について、ファウルか否か、懲戒罰の適用について共通理解を図りました。テーマに対して、グループ討議により考え方を議論、映像による確認、技術の観点から大阪成蹊大学柴沼先生のご協力によるフットサル技術戦術の講義、選手に協力いただきプラクティカルトレーニングでの実践と様々な角度からアプローチし、理解を深めました。また、徹底されていないシグナルや競技規則に明記されていないシグナルについての確認を行いました。多くのサポートをいただき充実した研修会が開催できました。各審判員が理解を深め、今後のレフェリングで活かされることが大いに期待されます。
参加者コメント
田中二郎 フットサル1級審判員(岩手県)
今回の研修会では、フットサルの試合中によく起きるブロッキングの反則についてフォーカスがなされ、2日間かけて映像テストやグループワーク、プラクティカルトレーニングを行いました。「フットサル審判員の目標と重要項目」の中にも「ブロッキング」という言葉があり、フットサルではよく起こる反則の一つです。どのような状況やどの場所で起こることが多いのか、競技者の意図が何なのか、それぞれをよく考慮して判定する必要があります。また、大阪成蹊大学准教授柴沼真先生に技術面での講話をいただき、そしてそれらを踏まえプラクティカルトレーニングを実践的に行いました。
2日目にはDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)およびBUPA(相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをするという戦術的な目的でのファウル)について映像による研修なども行いました。小川審判委員長のお話にもあったように、JFA審判員には「すべての人の感動と喜び」のために役割を果たす使命があります。さらに「落ち着いてしまってはいけない」ものであり、当たり前ですが日々精進していかなければなりません。今シーズンもフットサル審判員全体のレベルアップ、また、あらゆる人たちからの信頼獲得のために私自身も謙虚さを忘れることなく、決して現状に満足することなく、より良い人間性を持ったレベルの高い審判員になれるよう頑張っていきたいと思います。最後になりましたが、研修会参加にあたりご指導を頂いたりお世話になりました皆様、特に大阪成蹊大学の柴沼先生や、寒さの厳しい中、実技にご協力いただいた同大学フットサル部の学生の皆様、研修会場として会場をご提供いただいた同大学(1日目)やホテル(2日目)の皆様に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
常國広平 フットサル1級審判員(北海道)
今回のフットサル1級審判員研修会のテーマは①ブロッキング②DOGSO③BUPAの大きく3つでした。ブロックについて競技規則に「ブロック」と書かれている部分が2箇所しかなく、まずはブロッキングの定義をみんなでディスカッションするところから始まりました。スペースを作り出すために戦術として使われることがフットサルでは多くありますが、そこをどう見極めていくのかを多くの時間を使って整理することができました。DOGSO、BUPAは映像を使いそれぞれ審判員の判定のすりあわせができたと思っております。また技術からのお話も審判をしていく上で非常に参考になる内容でしたし、技術と審判が協力して世界に通用するフットサルを、フットサルに関わる方々と作っていく必要があると感じております。1泊2日の短い間ですが情報のアップデートと整理をすることができ、これからの全国大会や来シーズン向け良い準備ができたと思っております。
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