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2020/2021シーズン Fリーグ担当審判員開幕前研修会を実施
2020年05月20日
Fリーグ担当審判員(ディビジョン1、ディビジョン2)対象の研修会が、5月4日(月)と5日(火)に実施されました。例年は会議室、アリーナ等で実施している研修会ですが、新型コロナウィルス感染防止のため、今年は自宅から参加できるウェブ形式の研修会となりました。
黛審判委員長、渡邊日本フットサル連盟専務理事の挨拶の後、より魅力あるフットサルの審判をしていくため、2020/2021シーズンのスタンダード、日本バスケットボール協会宇田川貴生審判委員長によるバスケットボールにおける「ブロッキングと監視」についての講演、フットサルで受け入れられる身体的接触についての考え方の整理などの研修が行われました。また、昨シーズンの試合におけるいくつかの事象に対して、試合映像による振り返りで、判定に対するロジカルな考え方、指導者の立場から見たポイントの整理やグループに分かれてのディスカッションにより担当審判員の意識統一を進めました。各日3時間、ウェブ画面を通じての研修会になりましたが、集中した環境で実施することができました。
参加者コメント
藤田武志 フットサル1級審判員
いつもとは違う形の研修会方式で、不安な部分はありましたが、仲間の元気な姿を見ることができ、大変うれしく思いました。今年もディスカッションやスタンダードの確認もありましたが、今年はそれに加えJBA審判委員長宇田川氏よりバスケットボールのブロッキングとチャージング、審判員の監視についての講義がありました。バスケットボールではブロッキングとチャージングを判断する場合、DFが止まっていて、両足が床についた状態で、上体が動いていなければオフェンスのファウルになり、それ以外の場合はDFのファウルになど明確な責任の基準がありました。また、審判員の監視については近い審判員が判定を優先するのではなく、距離が遠くても角度の良い審判員優先的に判定する場合もあり、誰が判定したのかが重要で評価の大きな部分を占めることも教えてもらいました。バスケットボールは室内で複数の審判員が笛を持ち判定できるというフットサルと似た部分も多く、フットサル審判員に参考になる部分が非常に多くありました。
Fリーグの開幕も決まっていない中、トレーニングも十分にできない状況ではありましたが、本研修会を受講できたこと、久しぶりに仲間と話ができたことで、モチベーションを上げることができました。この新型コロナウイルスの問題が一日でも早く解決し、安全で安心な状況でフットサル審判が楽しめることを願っています。
櫻井伸也 フットサル1級審判員
日本バスケットボール協会 審判委員長の宇田川氏による“ブロッキングと監視”の講義でコンタクトの事実・責任・影響の判断基準や考え方、アングルによる見え方の違いはフットサルレフェリングにおいて共通する部分が多々あり近年のフットサルトレンド傾向にある事象でもある為非常に参考になりました。また、事前配信されたノーマル・フットサル・コンタクトvideo quizの解説・アドバイスを松崎康弘インストラクターからして頂き、2020年 フットサル レフェリング スタンダードをより深く理解することができました。2日目のグループディスカッションでは私のグループは“チームワーク”をテーマに話し合い、より良い判定をするためにアングル(見える角度)の大切さやリーダーシップについて学びました。今シーズンは全国大会・カップ戦開催中止などあった中での慣れないウェブ研修会でしたが、来たるシーズン開幕に向けて有意義で充実した研修会でした。