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JFL担当審判員研修会(開幕前)を開催
2023年03月17日
3月4日(土)、5日(日)の2日間、2023シーズン開幕前のJFL担当審判員研修会が高円宮記念JFA夢フィールドで開催され、新1級審判員の7名を加えた総勢46名のJFL担当審判員が一堂に会しました。初日は、主審と副審に分かれて、スプリント走とYo-Yoテストを通してシーズン前のフィジカル状態の確認が行われました。JFL事務局からは、2023シーズンへ向けたリーグ関連情報が共有され、研修初日を終えました。2日目は、副審パートから講義が始まり、昨シーズンの振り返りと2023シーズンのターゲットが映像を交えて示されました。その後、アディショナルタイムのマネジメント、ペナルティエリア付近でのポジショニングに関する内容で講義が行われ、2日目はよりテクニカルな内容で講義やディスカッションが展開されました。2日間の実技・講義を通じて、審判員にとって充実した時間となり、まさに今シーズンのテーマである、「Be Ready!」の表情へと変化していく様子が見られました。
主催者コメント
上川徹 JFA審判マネジャー(日本サッカー協会)
第25回JFL開幕に向け、主審担当23名、副審担当23名による研修会を開催しました。対面形式での開幕前研修会は3年ぶりで、主なプログラムとして、フィジカルコンディションのチェック(40メートル走×6回、YOYO走)の実施、座学で今シーズンのさらなるレフェリングの向上を目指し、①スタンダード(選手の安全)の共通理解を深める。②オフサイド判断が誤りであったときの要因を共有することで、判定の精度を高める。③重要な判断が求められるペナルティエリア付近での適切かつ説得力あるポジショニング、などについて研修を行いました。また、今シーズンのkey wordを、起こりうる様々な状況に予期・予測を働かせ、そのことに対して準備できている状態を意識しよう!【Be Ready!】としました。審判員のコンディションは整い、参加態度も積極的であり、なによりリーグがスタートすることを心待ちにしている様子が研修会を通してうかがえました。まさに【Be Ready!】、今シーズンの審判員の活躍を期待します。
受講者コメント
小林健太朗 1級審判員(新潟県)
新1級審判員として初めてのJFL研修会に参加しました。JFL担当審判員のテーマである「納得感のあるレフェリング」のために、インストラクターの方々の講義やセッション、先輩方とのディスカッションなどで理解を深めることができました。その中でも、正しい判定をするためにいろいろな「Piece」を集めることで的確な判定につなげる、安全を守ること=ゲームコントロール、などが印象に残り、自分の中での理解にもつながりました。フィットネスチェックでは参加審判員全員が高い目標を持ち、2023年シーズンに向けてよい準備ができていることを確認できました。この2日間の研修会で、1級審判員としての責任や自覚を強く感じることができました。また、常に謙虚な姿勢で多くのことを学び、JFLがより魅力のあるリーグになるように努力していきます。
西田裕貴 1級審判員(神奈川県)
JFLの開幕を翌週に控え、非常に有意義な研修となりました。また、1級審判員としての自覚と責任、誇りを持って活動しなければならないと強く感じました。研修会ではフィジカルチェック、昨シーズンの振り返りと「Be Ready!」というテーマのもと、今シーズンへ向けた講義がありました。シーズンへ向けてしっかりと整理することができ、良い準備ができました。新1級審判員として偉大な先輩方の背中を追いかけ、常に謙虚な姿勢で学び続け、魅力あるサッカーを引き出せるよう審判活動に真摯に取り組んでいきます。
安藤康平 1級審判員(愛知県)
JFL担当審判員のテーマである「Be Ready!」のもと、選手の安全を守る、アディショナルタイムのマネジメント、ペナルティエリア付近の判定・ポジショニングなど、様々なトピックを通して学ぶことができました。どのセッションにも共通していることは「気づきを持ち、行動すること」です。そのために、我々審判員がサッカーの理解を深め、試合において多くの気づきを持ち、一つ一つ真摯に取り組む必要があります。JFLがより魅力あるリーグとなるよう、審判員として自分の力を最大限に発揮していきます。