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JFAリスペクト フェアプレー デイズ2019が始まる
2019年08月30日
文・JFAリスペクト・フェアプレー委員長 松崎康弘
「リスペクト(大切に思うこと)」やリスペクトの精神をもったフェアプレーは、日本のサッカーの多くのところで見ることができる。だから、これらが今以上にサッカーやスポーツに溢れるほどになるよう、もう一歩、ニ歩と進み出したい。
9月1日、今年のJFAリスペクト・フェアプレー・デイズが始まる。多くのみなさんが心を合わせ、リスペクトやフェアプレーを行動してくれる。心から感謝!
代表の親善試合で選手がリスペクトのワッペンのついたユニフォームを着用したり、試合後、暴力・暴言根絶のバナーを持って場内一周してくれる。あるいは、Jリーグをはじめ日本の多くの試合で、キャプテンが「リスペクト宣言」をする。
また、JFAハウスでは「リスペクトシンポジウム」が行われる。JFAハウスの外壁にはリスペクトのバナーなどが飾られ、そこで、リスペクトやフェアプレーとは何か、それを推進するためにはどうしたらよいのかなど、さまざまに議論を交わす。そして、事前に募集した“エピソード”の中から特にリスペクトやフェアプレーにふれたものを「リスペクト アウォーズ」で表彰する。
(リスペクトアウォーズ2018受賞作品はこちら)
選手が負傷転倒した。ボールをピッチの外にけり出し、スローインでボールを相手に返す。観客が拍手を送る。負傷した選手に手を差し伸べ、差し伸べられた手に呼応して体を起こす。「当たり前の光景」だ。
どれもこれも、サッカーの思いでもあり、サッカーやスポーツが持つリスペクトという素晴らしさ(価値)がもたらし、また表現されたものである。
残念だが、すべてがすべてとはいかない。心ない暴力、暴言、差別、いじめがまだまだ報告される。とても悲しい。
身の回りには、美しく、楽しいサッカーがあり、私たちの日常を豊かにしてくれる。
「私たちが作るリスペクト・フェアプレ―」。シンポジウムのテーマだ。
リスペクト・フェアプレー・デイズでは「リスペクト(大切に思うこと)」や「フェアプレー」の重要性、必要性を再自覚し、サッカーに関わる誰もが、リスペクト。フェアプレーへの行動を誓ってくれる。
慣れ親しんでいたので寂しくも感じるが、リスペクトのロゴを変えた。“リスペクト(RESPECT)”には境界がなく、サッカーという出発点からさまざまなフィールドでこの考えが広まる。“大切に思うこと”が地平線の先のどこまでも広がって行く。
(詳しくはこちら)
文・JFAリスペクト・フェアプレー委員長 松崎康弘