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長谷部誠選手が初めて日本代表に選出されたのは、2006年2月10日にアウェイで行われたアメリカ代表との国際親善試合だった。当時浦和レッズに所属した22歳のMFは、55分に田中誠選手と変わってピッチに立つと、デビュー戦とは思えない堂々たるプレーを披露した。この年に行われるドイツ・ワールドカップのメンバー入りはならなかったが、イビチャ・オシム監督が就任した南アフリカ・ワールドカップを目指す日本代表にも選出される。
©JFA
レギュラーの座を掴んだのは、2008年に岡田武史監督が就任してから。遠藤保仁選手とダブルボランチを形成し、日本の中盤を支えた。2009年11月18日に行われた AFCアジアカップ2011 予選の香港代表戦で、日本代表初ゴールをマーク。2010年の南アフリカ・ワールドカップのメンバー入りを果たした長谷部選手は、同大会の直前に行われたイングランドとの強化試合で、主将に抜擢。以来不動のキャプテンとして君臨している。
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アルベルト・ザッケローニ監督率いるチームでも主軸としてプレーし、2014年のブラジル・ワールドカップに出場。以降、ハビエル・アギーレ、ヴァイッド・ハリルホジッチと監督が代わっても、その立場は揺らぐことなく、今年6月に行われたキリンカップのボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表出場数は99試合(2得点)となった。9月1日のUAE戦に出場すれば、史上6人目となる100試合出場達成となる。