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2015年度JFAスポーツマネジャーズカレッジ本講座・セッション3を開催
2015年10月15日
10月9日(土)から12日(月・祝)までの4日間、2015年度SMC本講座のセッション3を実施しました。
今回の舞台は鳥取。クラブ運営に欠かせない「場所」や「施設」をテーマとして視察や講義、ワークショップを行いました。
セッション前半ではグリーンスポーツ鳥取代表のニール・スミス氏より、地域や行政を巻き込んで「自分たちが楽しむ場所」を確保するという手法やプロセスについて学びました。グリーンスポーツ鳥取は、すべて自前の天然芝フィールドで活動を行っているのみならず、県内外で天然芝生の施設普及に取り組んでいます。天然芝というと一般的に立派な競技場のフィールドをイメージしがちですが、「競技レベルやプレーヤーのニーズに応じたレベルで天然芝を構えることは可能」ということを学びました。
後半では、鳥取県大山町の「鳥取県フットボールセンター」において、「サッカーを語ろう」をテーマに地元サッカークラブの子どもたち、保護者とともにテーブルを作成しました。
受講生たちはグループに分かれて子どもたちをリードしながら、約半日をかけ最終的には6台のテーブルを完成させました。テーブルが完成したあとは、みんなでサッカーを交流を深めました。
受講生たちはモノづくりというワークショップを通し、「デザインとは人を巻き込むコミュニケーションのことであり、そこに生まれるストーリーを共有しながらクラブが存在していく」ことを学びました。
クラブが立ち上がり、継続していくためには重要な要素となる「場所」や「施設」の確保、運営の仕方を体感したことと思います。
今回のセッション3をもって2015年本講座の前半が終了となります。後半は”クラブ基本構想”をブラッシュアップすべく、受講生の学びは進んでいきます。
受講者コメント
宮本笙太 さん
(芝生ツアーに参加して)素足で芝生を歩いて、やわらかい、かたい、冷たいなどいろいろ感じました。自分のクラブの拠点として芝生をどうにか作りたいと強く思いました。
脇田達也 さん
(クラブとデザインのワークショップを終えて)子どもたちをどう楽しませるかが難しかったです。一つのものをつくり上げる楽しさを感じました。
中田修之 さん
(ランドスケープデザインを受講して)人を巻き込むストーリーの作り方はさまざまかと思いますが、クラブメンバーと共有し共感できるものがあれば自然に物語が作られていくこともあるのではないかと感じました。
JFAスポーツマネジャーズカレッジ(SMC)
JFAスポーツマネジャーズカレッジ(SMC)は、自立した魅力溢れるスポーツ組織づくりを推進し、スポーツ文化の創造、人々の心身の健全な発達と、社会の発展に貢献できる優秀なスポーツマネジャーを養成することを目的とした人材育成事業です。