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13年大会の覇者・大宮の二人が語る JFAプレミアカップ
2016年04月28日
U-15年代の強豪チームが集結する「JFAプレミアカップ2016」が5月3日(火・祝)~5日(木・祝)にかけて大阪府堺市のJ-GREEN堺で開催されます。
今回は、大宮アルディージャJr.ユースの一員として2013年大会を制した山田陸選手と長谷川元希選手が登場。現在、大宮アルディージャユースの主軸として奮闘する二人が、大会の思い出や魅力を語ります。
――まず、互いの特徴やプレースタイルなどを教えてください。
山田 (長谷川)元希はチームの選手寮で僕と同じ部屋をシェアしています。部屋の掃除を率先してこなすほど綺麗好きで、僕もよく手伝わされています(笑)。ピッチではドリブルで突破を仕掛けるアタッカーで、個人で局面を打開する頼もしい存在です。
長谷川 (山田)陸とは小学校6年生のときからの付き合いです。普段は明るくて無邪気な性格ですが、ピッチに入るとガラッと雰囲気が変わって、中盤の守備的なポジションで大人びたプレーをします。ほかの選手と違うというか、考えていることが読めないタイプ。ピッチ外では、一緒にいて楽な存在です。
――JFAプレミアカップについて聞きます。二人にとって、この大会はどんな位置付けでしたか。
山田 サッカーと真剣に向き合うことの大切さを確認した、大事な大会です。初めて出場したのは中学校2年生のとき。当時は学校生活が楽しくて、サッカーに集中できない時期もありました。それでも、中学校3年時に出場した大会では2年時の反省を生かし、正面からサッカーと向き合えたと思います。
長谷川 僕にとっては、悔しさを晴らす大会でした。2年時はメンバーに入ることができず、チームも決勝で敗れていたので、「3年生になったら絶対に優勝するぞ」と思っていました。
――二人が最終学年となって臨んだ2013年の大会では、優勝に輝きました。
山田 試合前は気持ちが高ぶって、夜も眠れないくらいでした。2年生のときとは違って、大会の重要性や、自分たちがやるべきことを理解していましたし、絶対に優勝してやるという気持ちで臨みました。2年時に味わった悔しさを晴らそうという気持ちも強かったです。
長谷川 僕はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースとの準決勝で2得点(3-2で勝利)、京都サンガF.C.U-15との決勝では1得点(2-1で勝利)を挙げることができました。1次ラウンドでは結果を残せなかっただけに、一発勝負のノックアウトステージで活躍できたことは自信になりました。
――印象に残っていることは何かありますか。
山田 京都サンガF.C.U-15との決勝は、いまでも印象に残っています。後半のアディショナルタイムまで1点をリードされる、とても苦しい展開でした。それでも辛抱強くパスを回し、最後は元希のゴールでこじ開けることができた。最後の最後に追い付いたことが、延長戦での逆転勝利につながったと思いますし、優勝したときは言葉では表せないくらいうれしかったです。
長谷川 僕たちはパスサッカーを磨いて大会に臨みました。優勝という結果を得たことで、自分たちが取り組んできたスタイルは正しかったんだと確信することができました。優勝したことはもちろんうれしかったですが、日々、積み重ねてきたものを大会で表現できたことも、その後の自信につながったと思います。
(後編につづく)
JFA プレミアカップ2016
2016年5月3日(火・祝)〜2016年5月5日(木・祝)
大阪/J-GREEN堺
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