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原口元気選手が出場選手にメッセージ「今、この瞬間を大切に」 JFAバーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会
2018年08月17日
JFAバーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会が8月17日(金)に開幕します。ここでは、SAMURAI BLUE(日本代表)の一員として2018FIFAワールドカップロシアで活躍した原口元気選手(ハノーファー96/ドイツ)に、小学生時代の練習方法などを聞きました。
――原口選手が小学生の頃はすでにJリーグも開幕していて、バーモントカップに出場した前の年に2002FIFAワールドカップ 日本/韓国が開催されました。当時、憧れたり、影響を受けた選手はいますか?
原口 もちろんたくさんいます。当時はYouTubeがあるわけでもないし、頻繁に海外のサッカーを見る機会はありませんでしたが、サッカーショップに行ってビデオを買ってもらったりして見たり、サッカーのスポーツニュースを録画してもらって朝見たりしていました。フォワードの選手はたくさん見ていましたが、特定の誰というのはなかったです。小学校の時は海外サッカーに熱中していて、さらに前は浦和レッズしか知らなかったので、浦和レッズの福田(正博)さんとか(ギド)ブッフバルトとかの真似をしていました。幼稚園の時は浦和の選手で、目が肥えていくうちに海外のサッカーを見るようになりました(笑)
――どこのリーグを見ていましたか?
原口 UEFAチャンピオンズリーグのビデオが一番好きでした。あとは、マンチェスター・ユナイテッドの「7番の継承シリーズ」というビデオがあって、それも好きでよく見ていましたね。
――小さい頃はどのように練習していましたか?
原口 クラブでの練習がない日でも練習して、毎日ボールを蹴っていました。他の遊びにあまり興味がなくて、一人でもボールを使って練習していました。近所に他にサッカー少年がいなかったので、どれだけ一人で楽しめるかがテーマでした(笑)。当時の僕はすごくイマジネーションが豊かだったと思うので、勝手にシチュエーションを考えて黙々と練習していましたね。
――頭の中で相手や味方をイメージした練習をしていたということですか。
原口 そうですね。一人なので、対人でできることが少なかったです。飼っていた犬とも一緒にサッカーをしていたんですけど、犬はボールを取りに来るけど、やっぱり人とは違う。その犬に練習に付き合わせたんですけど、途中でやる気がなくなっちゃうので、結局一人になることが多かったです(笑)。
――練習は一人でもできる個人技やドリブルなどですか?
原口 そうですね。本当にどこでもやりました。ボールがあって、ちょっとの場所があればどこでも練習しているような子供でしたね。
――当時の映像を見てもドリブルの緩急の付け方などは今とほとんど同じように見えました。
原口 変わらないですよね(笑)。左から中に入っていく感じとか、今と癖が一緒。当時身につけたものが完全に今でも生きています。だからこそ、大会に出場する選手たちには日々の練習であったり、貴重な大会を大切にして、自分の技術向上に役立ててほしいです。もちろん優勝を目指してほしいですが、うまくなることも同じくらい大事。この一瞬を無駄にしないで頑張ってください。
大会日程:2018年8月17日(金)~2018年8月19日(日)
大会会場:東京/駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館・屋内球技場
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