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専務理事コラム「東へ西へ」Vol.005 「明けましておめでとうございます」
2019年01月03日
文責 藤田一豊 三重FA専務理事
2019年1月3日 「東へ西へ」 コラムVol.005 「明けましておめでとうございます」
ことのほか、穏やかな三が日です。皆様には、良いお正月をお迎えのことと拝察いたします。
私事恐縮ですが前任校の恒例となりました“初蹴り会”に勇んで参加してきました。今年も見事1ゴールと、まだまだ元気です。
現役プレーヤー達の優しが身に染みる反面、「これじゃ勝てんゾ!」と毒づいてしまう始末です(罰当たりです)。
三重TVで高校サッカーを観戦しながらの寄稿です。苦言になりますが、東海サッカー協会の専務理事を拝命し、事ある毎に「"東海の地盤沈下”を改善しないといけないよね」と話してきました。今年の東海4県の代表校は、4チームとも初戦敗退となりました。三重が5年連続、静岡が4年連続、愛知が3年連続、岐阜が2年連続。ここ10年で見てみますと、四中工が2013年度(ベスト4)、2011年度(準優勝)。2009年度は藤枝明誠、2014年度は静岡学園がQFには駒を進めましたが敗退。その他は、2回戦からの登場を含めて、3回戦に進出も難しい10年間となっています。(※太字下線部について誤りがございました、訂正するとともに、お詫びを申し上げます。)
実は、インターハイにもこの現象は現れています。私なりに、戦力分析をする場合、カップ戦の2大会を参考にはしますが、プリンスリーグを中心に見ます。ここ数年プレミアリーグへの昇格は東海プリンスリーグからは見られません。
では三重県リーグはどうか?今年の参入戦は四中工が出場しましたが、2年連続して昇格はできていません。という事は、県リーグ、東海プリンスリーグともに、実力的に他地域と比べて劣るという評価をした場合、カップ戦を勝ち抜く力は伴わないという意見に落ち着きます。
さて、どのように改善を加えていけばよいのでしょうか。県協会として何ができるのかということを考えていかなければなりません。
ジュニアユース年代の選手が、進路選択の時期(今頃ですが)他の地域へと流れていきます。
「県内の高校に魅力のあるチームが無くなってきたから」と良く耳にします。
技術委員会の皆さんには、「4種から2種の連携を密にして、各カテゴリーで良いサッカーを追及してください」とお願いしてあります。
来年度からは、4種・3種・2種のTSGから分析し、三重県のサッカーに足りないところを提示し改善策を皆で見出してくださいとも、お願いしてあります。この問題には女子も絡んできますが、女子については次の機会に。
次に、ハード面での環境を何とかしなければなりません。現在、県下の天然芝・人工芝のグランドは29面あります。今年のインターハイ、2021年の国体に向け県や市町もご協力をいただき、7面の新設をしていただきました。2017年度は11.2m2/登録1人当たりが一気に15.6m2/登録数1人当たりと広くなりましたしかし、全国的には35位とまだまだ少ないのが現状です。昨年、専務理事就任の折、「MFN(Mie Football Network)構想」を示させていただきました。今年は、この構想を事業計画の一環として掲げ、実現に向け邁進していきたいと、年頭に当たり心新たにするところです。様々なご意見を頂戴できればと考えています。本年もよろしくお願いいたします。
八束穂の 稲生の神の鎮まりぬ 豊けき里に ツツジ匂へる =伊奈冨神社= 鈴鹿市稲生西