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【Match Report】U-22日本代表 オランダとスコアレスドローで、欧州遠征を無失点の1勝1分で終える

2023年06月15日

【Match Report】U-22日本代表 オランダとスコアレスドローで、欧州遠征を無失点の1勝1分で終える

欧州遠征中のU-22日本代表は14日、オーストリアのウィーナーノイシュタットにあるエルゴアレーナでU-22オランダ代表と対戦し、0-0の引き分けに終わりました。

日本は完全非公開で行われたイングランド戦からスタメンを4名変更。チームを率いる大岩剛監督は、GKに鈴木彩艶選手(浦和レッズ)、DFに右から内野貴史選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)、鈴木海音選手(ジュビロ磐田)、木村誠二選手(FC東京)、加藤聖選手(V・ファーレン長崎)を並べ、ボランチにはキャプテンマークを巻く山本理仁選手(ガンバ大阪)と藤田譲瑠チマ選手(横浜F・マリノス)を起用しました。また、サイドに三戸舜介選手(アルビレックス新潟)と佐藤恵允選手(明治大)を置き、最前線には藤尾翔太(FC町田ゼルビア)と鈴木唯人(RCストラスブール/フランス)を起用しました。

試合の立ち上がりは、クロスバーに当たるシュートを打たれるなど、オランダに押し込まれる時間が続きます。それでも時間が経つに連れて日本はオランダの攻撃に対応を始め、徐々に巻き返していきます。

迎えた21分には大きなチャンスを迎えます。三戸選手がペナルティーエリア左でボールを受けると、シュートフェイントからマイナスのパスを送り、これを佐藤選手がダイレクトでシュートを狙います。これは惜しくも決め切ることができませんでしたが、日本がチャンスの数を増やしながら前半を折り返しました。

後半は拮抗した展開が続いた中、日本は選手交代をしながら状況の打開を図ります。73分には三戸選手、佐藤選手に代わって松村優太選手(鹿島アントラーズ)と平河悠選手(FC町田ゼルビア)、82分には藤尾選手と内野選手に代わって西川潤選手(サガン鳥栖)と関根大輝選手(拓殖大)が入りました。また、88分には負傷した西川選手に代わり重見柾斗選手(福岡大)を投入し、攻勢を強めます。

しかし、後半アディショナルタイムに松村選手に訪れたチャンスは、相手GKの好守に防がれてゴールを割ることができませんでした。それでも日本は最後まで集中したディフェンスを見せ、オランダにゴールを許すことなく、スコアレスドローで試合を終えました。

欧州遠征はイングランド、オランダという強敵を相手に1勝1分で終えることになりました。欧州の地で大きな経験を得た選手たちは、再びクラブに戻り、さらなる成長を目指していきます。

監督・選手コメント

大岩剛 監督
90分で勝ち切りたかったというのが率直な気持ちです。守備のところでは、3人目の守備というワードを使ってみんなにアプローチをし、非常にアグレッシブにやっていたと思います。そこはチームとしてスタンダードが上がったと感じています。あとはもっと自信を持ってボールを動かすところ、やり続けるところを前半から出せれば、もっと1試合の評価が高くなるのではないかなと思います。

DF #4 鈴木海音 選手(ジュビロ磐田)
オランダは後ろからのビルドアップの部分がすごく整理されていると感じました。相手の3人目を使ってくる動きやワンタッチで剥がしてくるところは、これまで戦った欧州のチームで一番うまかったと思います。ただ、ピンチはあまり多くなかったので、そこは自分たちが集中して守れていたと思います。チームとしては縦パスを入れられても慌てず、全員で中をもう1回締め直してできたかなと思いますが、スピード感や縦パスを入れてくるところはうまかったと感じました。

MF #7 山本理仁 選手(ガンバ大阪)
正直、勝てた相手だという感触はありますし、守備は手応えのある試合でした。攻撃のところでもう少し自分らが意図した形でゴールに迫る形を作れたらなという思いはありますが、そこは反省というか今後に生かしたい点です。チームとしては、間違いなく守備面において自信になった遠征ですし、イングランド、オランダと多くタレントがいるチーム相手にここまで強い塊を作って、守備からカウンターという形を作れたことは収穫です。あとは課題として、勝ち切るということを今後もっと求めていかなければいけないと思います。

国際親善試合

2023年6月10日(土) vs U-22イングランド代表 ※非公開
会場:イングランド/セントジョージズパーク

2023年6月14日(水) 14:30 キックオフ予定(日本時間 6月14日(水) 21:30)vs U-22オランダ代表
会場:オーストリア(ウィーナーノイシュタット)/ERGO Arena

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