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【ワールドカップヒストリー#第13回】「2010FIFAワールドカップ 南アフリカ」第3戦 vs デンマーク
2018年06月11日
いよいよ始まる「2018FIFAワールドカップ ロシア」。6月19日に初戦となるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)を迎えるSAMURAI BLUEは、悲願のFIFAワールドカップ初出場から今年で20年―。
そこで「ワールドカップヒストリー」と題して、SAMURAI BLUEの過去のFIFAワールドカップでの戦いをプレイバック。第13回は2010年南アフリカ大会のデンマーク戦を振り返ります。
記録
2010.6.24 ルステンブルク
グループステージ第3戦
デンマーク 1-3(0-2) 日本
[得点]17' 本田圭佑、30' 遠藤保仁、87' 岡崎慎司
[失点]81' ヨンダール・トマソン
[監督]
岡田武史
[出場選手]
GK 21 川島永嗣(川崎F)、FP 3 駒野友一(磐田)、4 田中マルクス闘莉王(名古屋)、5 長友佑都(F東京)、22 中澤佑二(横浜FM)、2 阿部勇樹(浦和)、7 遠藤保仁(G大阪)→90+1' 20 稲本潤一(川崎F)、8 松井大輔(グルノーブル)→74' 9 岡崎慎司(清水)、17 長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)、18 本田圭佑(CSKAモスクワ)、16 大久保嘉人(神戸)→88' 15 今野泰幸(F東京)
[控え選手]
GK 1 楢崎正剛(名古屋)、23 川口能活(磐田)、FP 13 岩政大樹(鹿島)、6 内田篤人(鹿島)、10 中村俊輔(横浜FM)、12 矢野貴章(新潟)、14 中村憲剛(川崎F)、11 玉田圭司(名古屋)、19 森本貴幸(カターニャ)
マッチレポート
ともに1勝1敗で迎えた第3戦。デンマーク代表との一戦は、ノックアウトステージ進出をかけた直接対決となりました。
得失点差で上回る日本は、引き分けでもノックアウトステージ進出が決まる状況でしたが、岡田武史監督はあくまで勝利を狙う采配を振るいます。スタメンこそ過去2戦と同じでしたが、フォーメーションを4-3-3から4-2-3-1へと変え、より攻撃的な姿勢を打ち出したのです。
ところがこの積極采配が裏目に出てしまいます。ボランチの数を減らしたことで相手のトップ下を捕まえきれず、立ち上がりから次々に危険なシーンを作られてしまいました。
この状況を受け、すぐさま布陣を4-3-3に変更した日本は、ここから落ち着きを取り戻していきます。直後に松井大輔選手、長谷部誠選手が立て続けに惜しい場面を作ると、17分、スーパーゴールが生まれます。本田圭佑選手の放った無回転FKがデンマークゴールに突き刺さり、日本が早い段階で1点のリードを奪いました。
さらに30分、今度は遠藤保仁選手が鋭いカーブを描く直接FKを叩き込み、追加点。2点のリードを手にした日本は、理想的な展開で試合を折り返しました。
後半に入るとデンマークは前線の長身選手をめがけたロングボールを多用するようになりますが、日本は中澤佑二選手と田中マルクス闘莉王選手のCBコンビがことごとくこれを跳ね返していきます。81分にPKを献上し、1点差に詰め寄られたものの、日本は焦ることなく冷静に守備組織を保ち、逆に87分、本田選手のパスを受けた岡崎慎司選手がダメ押しの3点目を決めて、勝負に決着をつけました。
2勝1敗で勝点を6とした日本は、3連勝のオランダに次いでグループ2位を確定。2大会ぶりとなるノックアウトステージ進出を決めました。ラウンド16では初のベスト8進出をかけて、パラグアイ代表と対戦することになりました。
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