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11vs11のゲーム

2010年11月11日

今日のトレーニングは中学1年生から高校3年生が一緒に行いました。
内容は11vs11のゲーム。3本行う中で、1本目は中学生vs高校生、2・3本目は学年均等に
分けて、6学年混合の形で行いました。

1ゲーム目。カテゴリー別のゲームには、それぞれのチームにいつも以上の結束が見え隠れ
します。中学生は気合十分、といった雰囲気で声の大きさもいつも以上のような気がします。
高校生は、ゲームをどう組み立てるか、チームで何を意識するか、コミュニケーションを取りな
がら、心の内は、「負けられない」と冷静に、静かな炎を燃やしているように見えます。

2ゲーム目、3ゲーム目は混合でのゲーム。ピッチ上では年齢は関係なく、激しいボールの奪
い合いや、互いの要求を伝えあう場面も見られます。また、ゲーム間でのミーティングでは、
それぞれがゲーム内容を分析し、意見を出し合う姿が当たり前になってきました。
集団の中での、リーダーが先頭を切って意見を出す姿や、チームメイトの意見を引き出し、
まとめる姿もごく自然なことになってきました。

夏休み以降、身体的な成長からか、良い習慣がつき始めたのか、スピードに慣れ始めたのか、
中1選手たちのスピードアップのタイミングや長い距離のランニング・効果的な関わりがゲーム
の中で出る場面が増えてきました。

中2選手たちの個性も、質の高い基本を身につける階段を上る中で、それぞれで違った光る
ものが出始めてきました。中3選手たちは、中学生でチームを組んだ時のリーダーシップ、
チームをまとめる声は目を見張る変化があります。そしてゲーム中の組立てや突破、ゴール
前の守備といった、ゲームの要所で中心的なプレーでもチームを支えています。

高校生たちは、1シーズン通してリーグ戦を戦った成果か、ゲームを分析し、言葉に出して伝え、
修正を図る力が、ピッチ上であらわれています。球際の戦いでも容赦なく、プレッシャーをかけあい、
お互いを高めています。

その他、運動量に課題があった選手が、数日前のフィジカル測定の結果を受け、課題を受け止め、
ゲームの中で、オフザボールの局面でも動くこと・走ることにトライし、自ら変わろうとしている姿が
見えます。

怪我の治療のため、数日間、帰省していた仲間が帰ってきました。
仲間の姿を見つけると、遠くから「お帰り」とうれしそうに手を振りあって喜んでいました。
これらはほんの一例ですが、久しぶりの11vs11のゲームのピッチから、オンザピッチでも、オフザ
ピッチでも、改めて選手の変化に気づかされることがあります。
小さな一歩を積み重ねて、大きな成長をしていく選手たちがまぶしく見えた、11月11日の11vs11
でした。

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