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2017年ウェルフェアオフィサー認定研修会を開催
2017年12月06日
日本サッカー協会(JFA)は11月18日と25日、それぞれ東京と大阪でウェルフェアオフィサー認定研修会を開催しました。
JFAは、2015年度からサッカーの活動現場における差別や暴力等をなくそうと、協会やクラブ、大会等にウェルフェアオフィサー認定制度を導入しています。同研修会は、同制度を開始してから毎年開催しているもので、各地域サッカー協会、都道府県サッカー協会、各連盟の担当者(ウェルフェアオフィサージェネラル)を集め、リスペクト・フェアプレーの考え方やウェルフェアオフィサーの役割について確認し合うものです。
今年度は、長野県サッカー協会と愛知県サッカー協会が取り組んでいる活動が紹介されたほか、グループディスカッションでは、フィッシュボーンチャートを使用して暴力・暴言の発生要因は何かを考えたり、ウェルフェアオフィサーとしてどのように対応するべきかを議論しました。
JFAは、これからも地域サッカー協会、都道府県サッカー協会、各連盟のウェルフェアオフィサーと連携し、サッカーファミリーの安心と安全を守り、より快適なサッカー環境を作る取り組みを推進します。
講師コメント
飽田敏 長野県サッカー協会 技術委員長
長野県で取り組み始めた「健全育成クラブガイドラインチェックリスト」について紹介させていただきました。ピッチレベルのみならず、クラブ・チームという組織において、健全な運営や所属クラブ員、関係者に対して安全で安心して活動できる場の提供が必要です。団体として社会的な責任を果たすため、さらには、選手ばかりでなく熱意をもってボランティアで活動している多くの指導者の皆さんを守るためにも、このチェックリストを用いてクラブの状況を確認してもらいたいと思います。今後は、クラブウェルフェアオフィサーの養成や、ガイドラインの効果的運用について引き続き努力していきたいと思います。
参加者コメント
福田守高 愛知県サッカー協会 4種副委員長
常日頃からマッチ・ウェルオフィサーについては取り組んできましたが、今回はクラブ・ウェルオフィサーということで、新しい視点からとらえることができ、大変勉強になりました。他県の現状も意見交換でき、大変有意義な時間を過ごせました。
今後はマッチウェルフェアオフィサーと連携し、愛知の4種にも活用していきたいと思いました。
江口恵美 関西サッカー協会 事務総長代理
初めてウェルフェアオフィサー認定研修会を受講し、大変勉強になりました。人として、人間社会を営んでいる中で知らないうちに、または、故意に偏見・いじめ・セクハラ・パワハラ・差別・暴力等が大なり小なり発生しています。このような現状を少しでもなくしていこうとする取り組みがこの研修会であると思いました。
この認定制度の目的は大変すばらしいものであると思います。この取り組みの趣旨を啓蒙することはこれからのスポーツの在り方として、もっと飛躍していうのなら人間形成のとても必要不可欠なものと思えます。ウェルフェアオフィサーとは、サッカー界においてどのような役割を持った存在なのか認知度を上げることが必要であり、また、この制度は「認定」ではなく「資格」取得にしてはいかがと思いました。
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