ニュース
JFAアカデミー熊本宇城 地域拠点としての取り組み「九州GKキャンプ」
2019年02月07日
JFAアカデミー熊本宇城の活動拠点である「宇城市立ふれあいスポーツセンター」において、2月2日(土)・3日(日)の2日間、九州GKキャンプを開催しました。九州各県からU-17の選手10名が集まったGKキャンプは、同年代の選手と切磋琢磨することで新たな刺激を受け、今後の更なる成長を促すことを目的として定期的に行われています。
JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。
コーチコメント
墨屋孝 ナショナルトレセンコーチ 九州GK担当
毎年開催している九州GKキャンプは、選手だけでなく、その指導に関わる指導者のレベルアップを図ることも目的に行っています。今回は2日間のキャンプでしたが、選手達のプレーする前の準備の質に変化を見ることができました。これをキャンプだけのことに終わらせず、日常でも取り組み続けることで、更なる成長を期待したいと思います。ミーティングの中では、サッカー選手としての夢を叶えるために、自分の目標を宣言してくれました。各選手が九州の同じカテゴリーのGKの中での自分の位置と、世界基準からみた自分の立ち位置を常に意識しつつ、更に成長していけるように見守っていきたいと思います。また、九州各県GKプロジェクトスタッフが直接指導を行い、他県のスタッフと協力して目の前の選手たちに多くの働きかけを行う姿を見ることが出来ました。今回の取り組みを、今後の九州各県での活動に活かして頂ければと思います。
指導者コメント
松尾賢一 さん(大分県GKプロジェクトスタッフ)
参加した選手たちがレベルアップできるよう、指導者が一丸となってトレーニングさせていただきました。ピッチ、ミーティング、映像を通しトレセンコーチが「準備の大切さ」、「基本は完ぺきに」という言葉を伝えていました。選手も理解を深め、トレーニングを行うごとに1つ1つのプレーの質が良くなり、意識の変化を感じました。今回学んだことを日々継続していってほしいです。私自身、今回の経験を大分県のGK育成・強化に繋げていかなければならないと感じました。
高木利幸 さん(宮崎県GKプロジェクトスタッフ)
2018年度九州GKキャンプU-17に、九州各県から選手・指導者が集まり、2日間のトレーニングを行いました。普段の日常とは違う環境の中で、同じ志を持った選手同士のトレーニングは、責重な体験になりました。トレセンコーチから、「簡単なトレーニングこそ完璧を求める。」「基本の徹底、準備と動き出しを高める。」ことを目標に活動しましたが、今回だけで終わらず、宮崎県に持ち帰り地元選手とともに成長したいと思います。
選手コメント
梶原駿哉 選手(長崎総科大附属高等学校)
九州の同年代のGKと一緒にプレーしたことで、自分の日常練習での意識の低さを実感しました。口ではプロになると言っていても、本当にそうなろうと必死になれていないことを痛感しました。自分が自信を持っていたプレーが、本当は過信でしかなかったです。これからの練習で、今回指摘された「基本」を100%にし、今回感じたこの悔しさを、自分の絶対的な自信に変え、「日本一」を取りにいきます。
金城李来 選手(沖縄県立普天間高等学校)
今回、このキャンプに参加して、とても良い環境の中でプレーして一番思ったことは、キーパーとしての基本が全然できていないという事です。例えば、構えの時の重心が常に後ろにあったり、クロスでの構えが低かったりと、その他にもたくさんの課題を見つけることができました。このキャンプで感じることができた貴重な経験を、今後の自分のプレーに活かし、自分の所属するチームへの貢献に繋げていこうと思いました。
髙橋宥成 選手(大分県立大分鶴崎高等学校)
私の夢は、教師になることです。しかし、九州GKキャンプに参加して、サッカー選手としての夢だった大分トリニータに入団し、出場して勝ち、地元を盛り上げるという夢をもう一度もつことができました。そのために3年後は、教師も目指し、サッカーもできる大学で、インカレに出場し、活躍することが必要だと思います。このプランを成功させるために日々を大切にしていきます。
松本拓也 選手(佐賀県立鹿島高等学校)
高校での普段の練習環境や内容が違う中、九州各県の素晴らしいGK達とトレーニングができて貴重な経験だと感じました。自分は他のGK達とは違って高校からGKを始めたので、まだまだ未熟ですし、課題がたくさんありました。でも、その課題を克服しようとしてくれる指導者が、わかりやすく教えてくれるので、いい刺激になりました。今回の経験を所属しているチームで活かし、佐賀県から素晴らしいGKが輩出されるよう努力したいです。
上村海斗 選手(熊本国府高等学校)
今回、九州の各県から集まったGKと一緒にプレーしてみて、他の9名から、たくさん良いプレーを学ぶことができたので、良かったです。自分は、将来Jリーグでプレーして、そのあとに海外でプレーし、A代表に入ることが夢なので、その夢をかなえるためには、基本を100%にしなければいけないので、まずは基本を100%にしていきたいと思います。あと「勝利の神は細部に宿る」とあるので、細かい部分にもこだわっていきたいです。
浅野太郎 選手(鹿児島ユナイテッドU-18)
今回のキャンプでは、現在の自分に何が足りず、何が通用するのかが理解できました。プロを目指すうえで課題が多くみられ、例えば、ポジショニング一つにしても細かい位置や、体の向きの細部まで、こだわることが大切だと感じました。さらに基本となるプレーなどの完成度をもっと追及していく事も浮かび上がってきました。自チームで、二種登録されたり、年代別日本代表に入るためにも、日頃からの意識を高めていくことが重要だと思いました。
前田祥 選手(長崎日本大学高等学校)
自分がトレーニングで感じたことは、判断の速さと、他の選手は一人一人長所を持っていて、自分に無いところに気づくことができました。今回のGKキャンプで学んだことや他の選手、指導者の教えを、チームへ持って帰り、たくさんのことを自分から発信していきたいと思いました。これから、もっと自分が目標としている選手に近づけるよう努力し、自分の癖を直して、サッカーを楽しんで夢を叶えていきたいと思います。
倉原將 選手(サガン鳥栖U-18)
自分のサッカー選手としての夢は、日本を代表するプロサッカー選手になることです。そのために、3年後、年代別の代表に入ること、来年は、自チームでレギュラーを獲るという目標を成し遂げます。自分は、最近思うようにプレーできなくて、それを修正するきっかけを作るために参加しました。今日のトレーニングで色々な視点でプレーの仕方があることが、改めてわかりました。これから、自分で基準を作らず、努力し続けます。
野村麻尋 選手(宮崎県立宮崎西高等学校)
自分のサッカー選手としての夢は、指導者として子供たちにサッカーの楽しさを伝えていくことです。その夢を達成するためには、今、プレーしているサッカーを、全力で楽しむことです。その楽しさを、そのまま子供たちに伝えていこうと思います。キャンプに参加して感じたことは、いつもと違う環境、高い意識を持ってトレーニングをすれば、必ず力がつくと思いました。非日常を日常に変えていこうと思いました。
櫻木亮太 選手(アビスパ福岡U-18)
九州GKキャンプに参加してみて、このキャンプに来る前は、自分のプレーは通用するのか不安だったし、逆に、どのようなプレーが通用するのか楽しみでした。そして、今日のトレーニングで感じたことは、基本的な技術はもちろん、自分の限界を知るために、積極的なチャレンジが必要だなと感じました。自分の夢は、プロサッカー選手になり、守備範囲の広いキーパーになることです。そのためにも来年はトップチームに上がり、3年後にはレベルファイブスタジアムでプレーすることを目指します。