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JFAアカデミー熊本宇城 地域拠点としての取り組み「九州U13選抜サッカー大会」
2024年01月28日
JFAアカデミー熊本宇城の拠点である「宇城市立ふれあいスポーツセンター」で、1月27日(土)、28日(日)に九州U13選抜サッカー大会を開催しました。九州各県から選ばれた48名の選手たちがトレーニング、GAMEを通して自分の特長を発揮しました。
JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。
指導者コメント
井川 雄一 氏(九州サッカー協会3種技術委員長)
今回のトレセンキャンプでは、今までに参加経験の少ない選手を集めて、たくさんの選手にチャレンジする機会を作りたいということで行いました。2日間という短いキャンプでしたが、いろんな特徴をもった選手たちが、のびのびとチャレンジしてくれ、充実したトレーニングとゲームを行うことができました。選手たちの全力でプレーする姿は、私たち指導者も元気をもらい、選手たちの指導にも熱が入ったものになりました。来月は、これまでのトレセンキャンプに参加した選手をさらにセレクトして今年度最後のトレセンキャンプを行います。「九州はひとつ」の合言葉のもと、一人でも多くの選手の可能性を伸ばせるように今後とも頑張っていきたいと思います。
星原 慎也 氏(福岡県サッカー協会3種技術委員長)
1/27、1/28の2日間の中で、九州各県から招集したFP40名、GP8名の選手を4グループに編成してトレーニング、ゲームを行いました。今回から裾野を広げる形でU13カテゴリーの選手を招集し、各県技術委員長がトレーニングを担当して選手個々の可能性を模索しました。私の担当グループは「コミュニケーション・素直・考える」をテーマとし、選手たちは前向きに、学ぶ意欲を高くもって2日間純粋に取り組んでくれたと感じています。1日目の午前はゴール前の攻防とゲームから選手の特徴や積み上げが必要な部分を分析しました。午後はポゼッション、ビルドアップをテーマにし、ボールから目を切って周囲をよく観察して、よい準備・よいポジショニング・よい判断を意識してもらえるようコーチングしました。2日目の午前は効果的に奪えるよう守備の原理原則の理解と実行を目指しました。2日間を終えて、選手だけでなく指導者にとっても貴重な時間を共有することができました。今後も選手、指導者にとってお互いをブラッシュアップできるよい機会として継続していきたいと思います。
選手コメント
村上 悠剛 選手(V・ファーレン長崎U-15)
この活動を通して、自分から情報発信することや、ビルドアップでもっとテンポを上げなければいけないことを学びました。自分から情報発信することで自分の考えを仲間に伝えることができたり、コミュニケーションをとることで相手の意図も分かり、息の合った連携をとることができました。この高いレベルでは、オフザボールの時に色々なことを考えておかなければいけないので、常に頭をフル回転させてプレーしなければいけないなと感じました。今回の経験を今後に活かして、日本代表に近づけるように頑張りたいと思います。
横山 佳明 選手(宮崎日本大学中学校)
今回のトレセン活動では、相手のプレスが速くて、パスで逃げてしまうことが多かったです。普段のチーム練習では、今回のように速いプレスがこないので、自分のペースでプレーしてしまっていました。今後は、今回感じたスピード感をチームに持ち帰り、自分もチームの仲間もレベルアップしていきます。
井 友惺(ソレッソ鹿児島)
このトレセン活動では、相手のプレスが速く自分の意図したプレーを上手く発揮することができませんでした。だから、普段の練習から準備の質を高くしたり、もっと周りを観てプレーできるようにしていきたいです。今回の活動で感じたことを活かし、これからのチームやトレセンで良いプレーをもっとたくさんすることができるように努力を続けていきたいと思います。