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JFAアカデミー 地域拠点としての取り組み「公認GK-C級コーチ養成講習会」
2017年09月21日
JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域FAのフットボールセンターとして様々な核となる機能を持ち、指導者養成、トレセン活動、キッズ、普及などの拠点として役割を担っています。
今回は、JFAアカデミー熊本宇城がある宇城市ふれあいスポーツセンターにて9月15日(金)から18日(月・祝)にかけて開催した「公認GK-C級コーチ養成講習会(JFAアカデミー熊本宇城コース)」についてご報告します。
台風により開催が危ぶまれましたが、全国各地と香港から27名の受講者が参加し、無事に全カリキュラムを終了しました。
インストラクターコメント
墨屋孝 JFAインストラクター/JFAアカデミー熊本宇城コーチ
ジュニア年代のゴールキーパーを指導できる人材を養成すると同時に、都道府県のGK指導者のリーダーとなる人材を育成することを目的に開設しています。GK-C級コーチ養成講習会では、ゴールキーパーが習得すべきテクニックを、テクニックトレーニングとゲームの中で指導実践を行い、目の前にいる選手を改善するためにコーチングで選手の考えを引き出したり、デモンストレーションで積極的に伝えることにもトライしていただきました。開催にあたっては台風の影響もありましたが、受講者の努力を惜しまない姿勢とオープンマインドな雰囲気のおかげで全日程を終了することができました。受講された指導者の中には、GKコーチだけでなく監督やコーチの方、指導チームだけでなく地域や県での指導に携わっている方も多いことから、今後のGKのレベルアップに繋がることを期待します。
受講者コメント
本田光宣 さん(大分県から参加)
台風18号が直撃する中、GK指導を志す未経験者から経験者の、幅広いカテゴリーの指導者たちが全国各地から宇城市ふれあいスポーツセンターに集結しました。指導の実践では、GKの基本テクニックの徹底、基本姿勢・キャッチング・ステッピング・ローリングダウン・ダイビング・フロントダイビング・アングルプレー・攻撃のテーマを深く追求し、インストラクターから指導を受け、仲間とディスカッッションする中で、これまでの指導が正しかったのか、間違っていたのか確認し、深めることができました。講義では、世界トップクラスの映像を用いながら「世界基準」、そして世界と日本の差を意識することができました。今回27名の仲間と「同じ釜の飯」を食べ、共鳴し合えたことは、自分にとって財産となりました。ここで学んだことを、チーム・地元に持ち帰り、未来あるゴールキーパーに還元していきたいと思います。
村口良平 さん(鹿児島県から参加)
今回GK-C級コーチ養成講習会に参加して、とても大切な時間を過ごすことができました。私は、指導者としてのレベルアップを目的として参加しました。実際に講師の方が指導するのを間近に観て、一つ一つを丁寧に教え、選手にかける言葉の内容など、とても勉強になりました。基礎となるテクニックを、どう積み上げて、どのようなGKを育てていくか、これからも追求していきたいと思います。講習会で関わってくださった講師の方々、宿泊施設の方、そして受講生の皆様、ありがとうございました。