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6期生USA CAMP(その2)~JFAアカデミー堺ダイアリー~
2019年02月16日
USA CAMP2日目、アメリカに着いてから最初の朝を迎えました。予想に反して晴れ間の見える朝となりました。7時半の集合に間に合わなかった1部屋(2名)があったのは予想の通り。ホテルの周りを散歩して、軽く体操をした後は朝食です。ホテルに併設したファミリーレストランが食事会場となります。3つの朝食メニューからそれぞれが好きなものをチョイスしました。一番人気があったのはパンケーキのメニューでした。
午前のトレーニングに向かうため9時半にホテルを出発しましたが、その時には予報通り雨が降り出しました。車で30分くらいのところにあるグラウンドでしたが、途中雨はどんどん強くなりました。降りしきる雨の中ですが、午後の試合に向けて身体を動かしておく必要がありました。しかし、トレーニング中、冷え込みも強くなったので1時間程度で切り上げました。写真を撮る余裕もないまますぐに着替えて、そのままコインランドリーへ。
コインランドリーで練習着を乾かしている間に、コインランドリーの隣のハンバーガーショップでランチタイム。「ボブズ・ジャイアント・バーガーズ」と言う店の名前通りにどのバーガーもとにかく大きくて食べるのに一苦労でした。来るお客さんは男性ばかりでした。それでもみんなペロリとたいらげていました。
午後はCAMP最初の試合が行われました。相手は毎年交流している北カルフォルニア州選抜(Norcal PDP)です。25分3本で行いました。試合の時だけは雨が止んでくれました。
1本目の立ち上がりはこちらが主導権を握りましたが、徐々に相手の特徴が発揮されて始めると守備で後手にまわるシーンが増えてきました。そのため中盤で十分にプレッシャーがかけられず、DFラインの背後のスペースを狙われるようになりましたが、両チーム共にゴールを挙げられず0-0で終わりました。
2本目は守備面では中盤でもっとプレッシャーをかけてDFライン背後へのボールを蹴らせないこと、攻撃面ではもっとテクニックの質にこだわり、相手のプレッシャーを回避することを目指しましたが、相手のコーナーキックからオウンゴールで先に失点してしまいました。これまでは一度流れが悪くなると、どんどん下降することの多かった6期生ですが、今日はここから盛り返し、また流れを取り戻しました。
3本目はゴールを目指し、皆が粘り強く闘いました。しっかりと狙いを持ったアプローチで相手に自由を与えませんでした。しかし、こちらもフィジカルで勝る相手に決定機を作ることができませんでした。終了間際にも失点し、0-2で敗れました。
これまでPDPとは何度も好ゲームをしてきましたが、得点ができなかったのは初めてのことです。
試合後はPDPの選手・スタッフと一緒にレストランで食事をしました。
食事会の後、ホームステイ先を順に回ってそれぞれのお宅へ。今回は初めて受け入れてくれる家族ばかりです。選手もやや緊張した面持ちで挨拶をしていました。一番遅かったところはホームステイ先の家に着いたのが22時になっていました。
ここからは選手のコメントです。
林美希
「今日はPDPと試合をしました。相手は強くて、とても速かったです。試合をする前からわかっていたことでしたが、実際に戦ってみたら予想以上の速さでした。そのため守備でのアプローチが中途半端になってしまいました。2本目と3本目は、ボールが入る前の相手選手との距離を意識してプレーしました。そして相手に自由にプレーさせないことを試みました。攻撃では積極的にシュートを打つことを心掛けましたが、普段なら届かないところにボールを置いても相手の足が伸びてきて、びっくりしました。これまで気にしなかったことにびっくりさせられることが多かったです。この経験は次の試合で活かせます。」
田中晴菜
「私はPDPとの試合でたくさんのことを学びました。1つ目は相手とのプレースピードの違いです。相手のドリブルのスピードについて行くことができなかったり、高いボールに対して全て相手に先に触られてしまいました。2本目からは相手に自由を与えないためにボールの移動中にしっかりと寄せて球際を厳しくしようと意識しました。そうすることで2本目の方がチャンスを多く作ることができました。2つ目はコンディション調整の差が試合に出るということです。今日の試合では身体が重く感じ、あまり走ることができませんでした。長時間の移動の後、天候も悪く、十分なトレーニングができなかったので、自分でもっともっとストレッチをするなどして試合に臨む必要を強く感じました。」
今林歩乃佳
「今日は試合後にホストファミリーとの対面だったので、夜遅くにお宅を訪問しました。どんな家族なのか、うまく会話ができるのかと不安なことが一杯ありました。でもホストファミリーと対面した時、明るく笑顔で迎えてもらったので一気に緊張がなくなりました。家族との挨拶が終わると、部屋や生活に必要な場所を案内してもらいました。英語を理解できず、知っている単語を聞き取ることで精一杯でした。でもホストファミリーに人たちはジェスチャーをしてくれたり、何度も聞き返してくれました。私たちも不慣れな英語だけど、洗濯機の使い方を聞いたりすることができました。明日からはもっと話をして、たくさん楽しい思い出を作りたいです。」
田中美緒
「私は今回のホームステイを1人で受け入れてもらうことにチャレンジしました。なぜそうしたかというと、2人でいるとその2人で話をしてばかりになってしまいそうな気がしたからです。英語の力やコミュニケーション能力を向上させるには1人の方が良いと考えました。しかし、アメリカに来たからといって、英語が突然話せるようになったり、自己主張ができるようになる訳でもなく、あまり多くの会話をしないまま初日が終わってしまいました。今ではもっと積極的にたくさん話せば良かったと後悔しています。明日からの4日間は、十分に言葉が理解できなくてもしっかりと話を聞き、話し、楽しみたいです。自分が家に着いた時には寝ていてまだ会えていない子供たちともたくさん話して仲良くなりたいです。そしてこのホームステイが自分の英語力やコミュニケーション能力を上げるものになるよう一生懸命頑張ります。」
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