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12期生USA CAMP(その4)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

2025年02月03日

12期生USA CAMP(その4)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

CAMPも折り返しの4日目です。今日は土曜日ということで午前11時キックオフの試合がありました。対戦相手はNorCal PDP North。このチームはこれまで毎年対戦しているチームでアカデミー堺の学年ごとの力量を測るバロメーターになっています。PDPとはPlayer Development Programの略で、アカデミー堺と同じく単独のクラブチームではなく北カリフォルニアの選抜チームです。PDPとしての活動を通じてアメリカの育成年代の代表やさらに年齢が上がってフル代表になる選手を多数輩出しているチームです。昨年から北と南に分けた2チームの編成をして活動をしていて、今日はNorthとの対戦です。PDPの強さを先輩から聞いている選手も多く、かなり気合が入っていました。今日もアカデミーには助っ人選手が参加してくれました。ベイエリアサーフ戦にも参加してくれたKatelyn、Kazumi、Kodaの3人とKieraの4人です。みんな身長はアカデミーの選手と変わりありませんが、サッカーの本質を備えたとても良い選手たちです。試合中は小雨が降ったり止んだりでしたが、風もなく気温も低くなくて試合をするコンディションとしては悪くない天気でした。

30分×3本の1本目。キックオフ直後からアカデミー堺が積極的な攻めの姿勢を見せます。テクニックの面で正確性を欠きボールを失う回数は多いものの、守備では相手のパワーと足の長さには苦労しながらも粘り強く対応してボールを奪い返し、すぐに攻めに転じました。チャンスを作り優勢に試合を進めるもののゴールが奪えずにいたところ、逆にCKからヘディングで決められ0−1。それでも下を向くことなくすぐに切り替えて、播磨が右からドリブルで切れ込んで思い切りよく蹴ったシュートがゴールに突き刺さり同点で1本目を終えました。

センターバックとして相手の縦パスをインターセプトするシーンが何度もみられた山口

この試合ではキャプテンマークをつけてフル出場した安藤

播磨の得点シーンは会場が湧きました

2本目も激しい戦いでしたがアカデミーがやや優勢に試合を進めます。しかしなかなかゴールが遠い状況。そんな中、この試合でも度々チャンスメイクをしてきた辻がペナルティエリア内でうまく相手をかわしてシュートをねじ込み勝ち越しに成功しました。ところがその後またもやCKからヘディングを決められ同点に追いつかれます。

前線から積極的な守備を見せた大武

ボランチとして相手の攻撃の芽を摘んだ前田

この日2ゴールの辻は勝利の立役者

3本目も総力戦でした。果敢に立ち向かい勝利を目指し、助っ人の選手たちとも心を一つにして戦いました。みんながハードワークをしてゴールを目指した結果、2点目を決めた辻がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これを辻が冷静に決めてついに3−2と勝ち越しに成功しました。かなり疲労が見えていた選手たちもこれで一気に集中力が高まり、その後のピンチを凌いで3-2のまま試合が終了しました。

杉浦は左サイドで攻守に貢献

大澤は積極的なドリブルで攻撃を牽引

今日の勝利はみんながハードワークをして積極的にチャレンジし続けた結果だと思います。引き分けで終わらず勝ち切ったことが大きな自信につながることを期待したいです。

試合の後はPDPの選手たちから招待を受けてランチを共にしながら交流を深め合いました。こういう場でも積極的に交流を深めようという両チームの選手たちの姿勢には頼もしさを感じました。

 ランチパーティー終了後は翌日の試合に備えて解散し、それぞれのホームステイ先でゆっくりと過ごしました。いくつかの家族で集まってボーリングに出かけたり、外食をしたところが多かったようです。

 

大澤叶

PDPとの試合で私が意識してチャレンジしたことがあります。それはドリブルです。自分の持ち味であるドリブルがアメリカではどのくらい通用するのか試してみたかったからです。自分よりも体が大きい相手にスピードや強さも違った中でどう戦うか考えてプレーしました。ドリブルでは、相手がつい足を出してしまうようなフェイントを使ってみたり、スピードで負けてしまう分ドリブルに緩急をつけてみたり色々なドリブルにチャレンジしました。チャレンジをいっぱいした分失敗もたくさんありました。私は失敗をいつまでも気にしてしまうところがあるので今回のUSA CAMPでは「なぜ失敗をしたのか」ではなく「なで成功したのか」を考えながらプレーしました。PDPとの試合から学んだことを日本でも活かし、どんどんチャレンジしていきたいです。

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