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12期生USA CAMP(その5)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

2025年02月04日

12期生USA CAMP(その5)〜JFAアカデミー堺ダイアリー〜

5日目の午前中はPDP Southとの試合、午後から大学のバスケットボールの観戦、そして夜はホストファミリーのHowarth家でのホームパーティーと盛りだくさんの1日です。例年は疲労が溜まって気持ちが折れそうになる頃ですが、今回のみんな元気です。ヨバンさんから聞いた、「今年のPDPはNorthよりもSouthの方にレベルの高い選手が多くて強い」という評判を選手に伝えると、みんなさらなる闘志を燃やしていました。

車で会場に移動している時にはしっかりとした雨が降っていましたが、サンラモンの試合会場に到着した時にはすでに雨は上がっていました。KazumとKoda、Kiera、Sofiaは今日も助っ人としてチームに合流してくれました。Katelynは今日はPDP Southの選手として対戦することになっていましたが、どうしてもアカデミーのメンバーとしても試合に出たいということで、1本目はPDP Southで出場し、2本目以降アカデミーで出場することになりました。今日も30分×3本の試合です。

試合はPDPの勢いに押されてなかなか自分たちが主導権を握ることができませんでした。評判通りこれまでの2試合よりも確実に手強い相手でした。特にスピードではアカデミーの選手とはかなりの差がありドリブルでの仕掛けに翻弄されるシーンが何度もありました。攻撃時は少しでも判断が遅くなると必ず詰められるのでボールを保持することがとても難しい相手でした、しかしアカデミーも声を掛け合いながら粘り強い対応をして食い下がります。危ない場面はあったもののGK蜷川のファインセーブもあり1本目は0−0で終えました。

しかし2本目の終了間際に相手にコーナーキックを与えたところで昨日のCKからの2失点が頭をかすめます。そしてその嫌な予感が的中し、またもや失点してしまいました。しかし失点しても下を向かないのが今回の成長したところ。ここから意地の攻撃を見せ、昨日2ゴールの辻が上手く抜け出しシュートを放つもバーに当たって落下しゴールインかと思われましたが、審判の判定はノーゴール。惜しいチャンスを逃しました。

3本目は初めて綺麗に崩されて失点し0-2となり、その後さらにまたもやCKからヘディングで決められて0-3となってしまいました。なんとか1点を返そうと文字通り必死で戦いましたが、ついにここまでか…。しかし、アカデミーの執念がゴールを手繰り寄せます。ゴール正面25m付近で得たFKを福元が直接ねじ込みます。反応した相手GKの指先をかすめゴール左隅に決まった見事なFKでした。試合は1-3で負けたものの、観に来てくれた観客を魅了するほどの良い試合をすることができました。今回は3試合を通して選手全員がハードワークを継続し、ゴールを目指して戦ったことで確実に一段上に上がった印象があります。一緒にレベルを引き上げてくれた助っ人の5人にも感謝です。

見事なフリーキックを決めた福元は3試合を通じてFWでもCBでも良いパフォーマンスを発揮

試合後は両チームで写真撮影

相手の監督のJustinさんはスーパー陽気な人柄

毎年の対戦なのでスタッフ同士の親交も年々深まっています

今日も試合後にはPDP Southの選手・スタッフからランチに招待されました。

怪我でプレーできなかった相手選手からメッセージとプレゼントをもらいました

ランチパーティー終了後は急いでカリフォルニア州立大学バークレー校(Cal)へ移動します。Calの女子バスケットボールの試合を見るためです。Cal vs Pitt(ピッツバーグ大学)は14時からでしたが、ランチパーティーが長引いたことに道路の渋滞も重なり会場に到着したのはハーフタイムショウの時でした。短い時間でしたが、試合内容だけでなく日本のプロリーグ顔負けの演出を楽しむことができました。

バスケットボールを見た後は、大学の近くに住むHowarthファミリーからホームパーティーへの招待を受けていたので全員で出かけました。Howarth家には福元と杉浦がお世話になっています。Howarth家のお父さんがハンバーガー用のお肉やホットドック用のソーセージを庭で焼いてくれているうちに選手とHowarth家の娘さんやその友達とカードゲームやカラオケで盛り上がりました。

お家の大きさに加え料理のボリュームやその美味しさに感動

 心温まるおもてなしを存分に受けて感謝感激のアカデミー生たちでした。

そしてみんなにとっては今晩がホストファミリーと過ごす最後の夜です。しっかりと感謝の気持ちを伝えてきてください。

 

福元蒼子

今日はアメリカに来て3試合目でした。1試合目、2試合目よりもずっと強い相手だと聞いていましたが、自分たちは3試合とも勝って帰りたかったので、十分に気合いが入っていました。2回の試合を経て、アメリカのスピードや強度、フィジカル面などには体が慣れていました。ですが、今日戦ったチームは今までよりも全てにおいて別次元でした。守備の時間帯が多かったですが、自分たちも確実にチャンスは作れていたと思います。そこは今日とても良かったと思います。そして、もうひとつ良かったと思ったところは、頭で考えながらプレーを変えられたところです。例えば、ディフェンスをしている時、フィジカルで負けていることはわかっていたので、状況を見てボールを奪うというよりかは自由を奪いに行ったり、攻めているとき、足元にボールをつけるよりは、スペースに出したりしました。これにより、初めは全く通用しなかったことがどんどん通用していくようになりました。結果的には負けでしたが、1点取ることができて良かったし、アメリカの本当の強さを実感することが出来ました。勝つか負けるかギリギリの戦いで、日本ではなかなか体験出来ない試合だと感じました。試合が終わって、相手チームと昼食を食べたあと、ホームパーティーをしました。招待してくださった家族が偶然、私がホームステイをさせてもらっている家で、最後まで楽しむことができました。パーティーでは、ジェスチャーゲームやボイスゲーム、カラオケなどをしました。日本の曲も歌わせてもらったし、洋楽もみんなで、歌詞の発音や意味は全く分からなかったけど、盛り上がりながら歌えました。BTSの曲やカンナムスタイルを歌って踊れてとても楽しかったです。こんな経験は初めてだったし、想像をはるかに超える楽しさだったので、本当にパーティーを開いてくださったホストファミリーの皆さんや、集まって盛り上げてくれた友達たちに感謝してもしきれないです。

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