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「JYDデザインキャンプ」がスタート、初日のアイデアソンが終了
2016年09月12日
日本サッカー協会(JFA)と慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)が共同でスタートさせた「JYDデザインキャンプ」。参加者の対話による課題の理解やアイデアを出し合う「アイデアソン」が9月11日、慶應義塾大学の三田キャンパスで開催されました。
本イベントは、JFAが2016年1月からスタートした、次世代選手の育成と幅広い層へのサッカーのさらなる普及を目的としたプロジェクト「JFA Youth & Development Programme(JYD)」の活動の一貫として行うもので、日本サッカーの未来を創る新しいアイデアや新規事業を生み出すために、参加者が自分の得意な知識や技術を持ち寄って意見を出し合う「アイデアソン」と、創出したアイデアを具現化して検証する「ハッカソン」(10月10日)で構成され、9月11日から10月10日の1カ月にわたって開催されます。
初日となったこの日、会場には様々なバックグラウンドを持つ約50名の参加者が集いました。
最初に、司会を務めるSDM研究科の神武直彦准教授が音頭を取り、参加者同士、パスサッカーで自己紹介。ユニークな挨拶に緊張がほぐれた後、参加者は、「学び・キャリア」「健康・医療」「地域・コミュニティ」のテーマ毎にチームに分かれ、アイデア形成のためのブレインストーミング、シナリオ作り等に一丸となって取り組みました。
イベントには、元なでしこジャパンの永里亜紗乃さんがスペシャルゲストとして登場。実際にチームに加わり、現役時代の経験を踏まえた意見でディスカッションを盛り上げてくれました。
今回出たアイデアを検証するハッカソンは10月10日(月・祝)、JFAハウスで実施されます。
JFA田嶋幸三会長コメント
今回のようなイベントはJFAとして初の試みです。有識者の方々にお話を伺うことなどは今までにもありましたが、この様に一般の方々とお話をする機会はありませんでした。サッカーの垣根を越えて色々なアイデアが出てくる有意義なイベントとなりましたが、他の競技や業界でももっと取り組んでいけたら良いと思っています。今日、良いアイデアがたくさん出ましたが、10月10日のハッカソンの後、それらをどう実現していくかは私たちにかかっていると思います。スポンサー企業の協力のもと、SDM研究科の皆さまと共同でこのような素晴らしいイベントを実施できることに心から感謝しています。
参加者コメント
浅井大輔 さん
思っていたより、参加者のみなさんの意識が高くびっくりしました。アイデアは湧いて出てきたのですが、それを定着していく作業が難しかったです。サッカーの可能性を改めて感じた日になりました。
松木美澄 さん
サポーターの方、プレーヤーの方、保護者としてサッカーに関わっている方、異業種・異業界のバックグラウンドの方々と意見交換をし、アイディアを出すことは、普段自分が気付かないような視点からの発見が多く有効的でした。「じゃあどうする?」を具体化するのに時間を忘れてしまうほど、楽しく夢中になれるワークでした。
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