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JFAエリートプログラム女子U-14 韓国に2連勝 JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業(11/17 - 22)
2018年11月22日
トレーニングマッチ第2戦 vs U-14韓国女子代表
2018年11月21日(水) キックオフ15:00 試合時間70分(35分✕2)
大分スポーツ公園 サッカー・ラグビー場A(大分県/大分市)
U-14日本女子選抜 4-0(前半2-0、後半2-0)U-14韓国女子代表
得点
8分 白沢百合恵(アルビレックス新潟レディースU-15)
21分 根府桃子(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
53分 浜野まいか(セレッソ大阪堺アカデミー)
66分 白沢百合恵(アルビレックス新潟レディースU-15)
スターティングメンバー
GK:田島伊織
DF:林愛花、佐々木里緒、故引美鈴、青木夕奈
MF:名越杏香、白沢百合恵、根府桃子、藤澤和心
FW:鈴木愛理沙、平原花珠
サブメンバー
GK:田村亜沙
DF:野口初奈、中村晏実、小山史乃観
MF:正野瑠菜、川本美羽、角田楓佳
FW:土方麻椰、浜野まいか
交代
HT 田島伊織 → 田村亜沙美
HT 平原花珠 → 土方麻椰
HT 根府桃子 → 浜野まいか
HT 青木夕奈 → 中村晏実
HT 名越杏香 → 小山史乃観
40分 故引美鈴 → 野口初奈
40分 藤澤和心 → 角田楓佳
52分 鈴木愛理沙 → 正野瑠菜
52分 佐々木里緒 → 川本美羽
マッチレポート
JFAエリートプログラム女子U-14は11月20日(火)に大分で活動4日目を迎え、日韓合同トレーニングと文化交流プログラムを実施しました。午前は松下潤コーチのもと、日韓40名の選手たちが8グループに分かれてミニゲームなどを行い、グラウンドに笑顔と大きな歓声が響き渡りました。その後は大分県の観光地である湯布院へ移動して座禅体験と散策を行い、日本文化に触れる時間となりました。
活動5日目となった21日(水)にはU-14韓国女子代表とのトレーニングマッチ第2戦を迎えました。序盤から積極的に試合を進める韓国を相手に、強いプレッシャーを受けながらも日本は前半8分に白沢百合恵選手のゴールで1点を奪います。その後も、度々苦しい場面を迎えますが、そんな中でも日本はシュートチャンスを掴んで追加点につなげ、4-0で勝利を収めました。試合終了後はフェアウェルパーティーを実施。バーベキューを行い、終盤には互いのダンスを発表し合い、韓国チームと最後の交流を楽しみました。翌22日(木)早朝、韓国チームの出発時には全員で見送りをし、世界の舞台で再開することを誓い合いました。
監督コメント
狩野倫久 ナショナルトレセンコーチ/SAGAWA SHIGA FC
エリートプログラム女子U-14としては、8月の中国での国際大会から3ヶ月を経て迎えた活動となりました。経験ある選手たちはリーダーシップを発揮し、新たに参加した選手たちもオン・オフ共に積極的に取り組む姿を見せ、個々が自己主張し合い、自分たちでこのキャンプを作り上げようとする姿に成長を感じました。そして「次へのステップ」として、技術の追求(質・精度)、攻守における個人戦術の徹底、それに伴う的確な判断力の向上を大きなテーマに挙げて取り組みました。韓国との試合では、第1戦は攻守に仕掛け、アグレッシブに果敢にチャレンジする姿がありました。その中で選手個々のストロングポイントを出し、今までの積み上げから新たな課題も見えたなかでの勝利でした。第2戦は、課題で出た、攻守における「良い準備」をテーマに挙げて取り組み、前半は韓国のパワー・スピードや気迫に圧倒され苦しんだものの、その中でタフに球際やセカンドボールを拾ってハードワークを続け、後半は判断と関わりの中でゴールを挙げました。苦しい展開の中でも選手たちが状況を伝え合い、判断し勝利することができたことは選手の自信になったと思います。そして1試合目で出た課題に対する改善への意識の高さや、オン・オフ共に非常に明るく積極的に取り組む姿はグループとして一体感があり、本当に素晴らしいものがありました。今回、U-14韓国女子代表と対戦して多くの成果と課題を見つけ、素晴らしいキャンプとなりました。選手たちにはここで得た気付きから日常の積み重ねを大切にしてほしいですし、今後の活躍を期待しています。
コーチコメント
松下潤 ナショナルトレセンコーチ/小美玉スポーツクラブ
日韓交流では日韓戦の真剣勝負から一転して、終始笑顔で親睦を図ることができました。合同トレーニングのアイスブレイクでは、選手たちが互いに日本語や韓国語、英語、時には身振り手振りを駆使しながら、一生懸命コミュニケーションを取る姿が印象的でした。混合の5人グループを作ってからは、ドリブルリレーやミニゲームでポイントを競い合い、楽しく、時には真剣に、心を一つにして喜び合う姿をたくさん見ることができました。湯布院では地元の郷土料理を味わい、佛山寺で座禅体験を行いました。調身(姿勢を調える)・調息(呼吸を調える)・調心(心を調える)を通して、心が留守にならないよう、身体と心がぴったり一つになることの大切さを学びました。「サッカー」をきっかけとして、日本と韓国の選手たちがピッチを離れた場所でも互いを尊重しあい、心を通じ合わせながら本当の文化交流ができたことを大変嬉しく思います。日本の選手たちにとって、かけがえのない素晴らしい経験となったことは言うまでもありません。
選手コメント
田島伊織 選手(INAC神戸U-15)
エリートプログラムに参加して、とても良い経験ができました。特に韓国と戦えたことで、たくさんのことを学ぶことができました。2戦目も勝利できるようにチーム一丸となって臨みましたが、韓国は一戦目に負けたことでもっと力強いプレーをしてきました。その気迫に負けてしまって、自陣でのプレーが多くなってしまいましたが、その中で4得点を奪えたことは、とても良かったと思います。日本の良さがしっかりと試合で出せたからだと思います。自分のプレーでは、コーチングを具体的に伝えることを意識してプレーすることができました。課題としては、判断のところで、GKがFPにしっかりと伝えなければいけないのに、判断や決断を迷ってしまったり、思いきりできていなかったので、チームの活動で修正して今後のトレセン活動などで発揮できるようにしたいです。このエリート活動で学んだことをチームに持ち帰り、発信して、チームの勝利に貢献できるようにしたいと思います。
白沢百合恵 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
韓国は1戦目とは違い、とても激しく迫力がありました。その韓国に圧倒される時間がありましたが、ペナルティエリアの外からシュートを打ったり、フリーキックで相手の隙をついたりして得点をとり、リズムにのることができました。個人としては、攻守において全力を出すことができましたが、ファーストディフェンスの質など課題も多く見つかったので、日々のトレーニングで意識して取り組めるようにしたいと思います。今回の2試合を通して、ファーストディフェンスやセカンドボールへの反応、1本1本のパスにこだわりを持ってプレーすることが大切だということがわかりました。とても貴重な経験ができたと思います。これをチームに帰っても継続して取り組めるようにしたいです。
鈴木愛理沙 選手(ヴィクサーレ沖縄フットボールクラブ・ナビィータ)
今回参加できたことを嬉しく思います。昨年に続いて2回目の日韓交流ですが、お互い緊張感があり、絶対に負けられない試合でした。第2戦の韓国は、1戦目よりも気持ちが強く、とても迫力があるように感じました。私は今回、シュートを決めてチームの勝利に貢献するという目標を持って参加しましたが、パスミスや味方との連携不足でシュートを決めることができませんでした。自分のストロングポイントであるスピードを活かし、ドリブルでゴールラインまで2回ほど突破することができましたが、そのあとのパスの精度が課題でした。逆に、攻守の切り替えを早くし、奪われたら奪い返すことができ、結果的には4-0で勝つことができたので良かったと思います。課題も多く見つかったので、チームに戻って課題を改善するために何をすればいいのかしっかりと考えて行動し、次のエリートプログラムも選出してもらえるように頑張ります。
スケジュール
11月17日(土) | PM | トレーニング |
---|---|---|
11月18日(日) | AM/PM | トレーニング |
11月19日(月) | AM | トレーニング |
4-0 | トレーニングマッチ vs U-14韓国女子代表 | |
11月20日(火) | AM | トレーニング |
PM | オフ・ザ・ピッチ プログラム | |
11月21日(水) | AM | トレーニング |
4-0 | トレーニングマッチ vs U-14韓国女子代表 | |
11月22日(木) | AM | トレーニング |
※時間は全て、現地時間となります。
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