ニュース
宮崎県でビーチサッカー巡回クリニックを実施
2022年07月04日
7月2日(土)に宮崎県で、JFA巡回ビーチサッカークリニックを行いました。
今回は、タレント発掘の観点から、宮崎産業経営大学、宮崎第一高校、ヴェロスクロノス都農U-18のサッカー経験者を中心としたクリニックとなりました。
また、競技志向チームであるアズール宮崎BSも参加しました。
初めてビーチサッカーを経験する選手たちが多いため、クリニックは基礎的な走り方やスコップ、トスといった技術練習から始めました。
普段は苦労せず行えるようなパス交換も、足場の悪いビーチではバランスを崩してしまいトラップが定まらずうまく繋がらなかったり、リフティングシュートでもゴールマウスに収まらない、力が入らない場面も見受けられ、砂の上でのプレーに順応するのに苦労していました。
それでも各選手は、日頃からしっかりとトレーニングしていることもあり、走力や球際の強さを持っていました。中には、スコップを1度目から上げる選手や、スコップからダイレクトオーバヘッドシュートに持ち込む選手もおりポテンシャルの高さを感じました。
午後のクリニックでは、オーソドックスなフォーメーションを行いました、サッカーの基礎技術が安定しているので、ビーチの感覚を掴んでくると余裕をもってプレーする選手も出てきて、自然と3枚目の動きが出る場面や浮き球でもタイミングよくピヴォ当てし、攻撃を組み立てていました。
試合形式でも、キーパーからのスローに反応し直接オーバヘッドでゴールを狙ったり、鈴木将人選手(ヴィアティン三重BS)が見本で見せた胸トラップからのオーバヘッドなどにも積極的にトライしていました。
参加選手全体が積極的に取り組んでくれたため、多くの発見がありました。
このクリニックをきっかけに全日本ビーチサッカー大会の県予選に参加するチームもあり、この活動でビーチサッカーを知り、競技として取り組んでくれる選手が1人でも増えるよう、クリニックを含め様々な活動に取り組んでいきます。
講師コメント
田畑輝樹 コーチ(ビーチサッカー日本代表)
宮崎県で初めて高校生、大学生、大人を対象にビーチサッカークリニックを行いました。
今回のビーチサッカー巡回クリニックでは、競技の普及と並行してタレント発掘という部分でも重要なクリニックでした。参加した学生は初めてのビーチサッカーということもあり、午前はビーチサッカーをやる上でルールと、スコップ、パス、リフティング、ドリブル、シュート、オーバーヘッドという基本技術に触れてからゲームを行いました。午後は基本的なシステムや戦術を伝えた後にゲームを行いました。
元々サッカーでのフィジカル、メンタル、技術、判断とベースがしっかりしていて、ビーチサッカーへの順応も早いと感じました。そしてポテンシャルを持つ選手が何人もいるなと感じました。選手達からはビーチサッカー楽しい、今後も「本気でやりたい、続ける」と聞けたことは嬉しく思うと同時に楽しみだなと思いました。クリニック終了後の挨拶では、サッカーだけではなくビーチサッカーという選択肢もあるという事を伝えクリニックを終了しました。最後になりますが、クリニックを開催するためにご尽力いただいた関係者の方々、ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
鈴木将人 選手(ヴィアティン三重BS)
今回、地元宮崎の大学生、高校生、社会人チームの方々を中心にこのクリニックに参加して頂きました。
学生達はみんなビーチサッカー未経験ということもあり、ビーチサッカーの基礎的な技術、戦術、ルールから指導しましたが、地味な基礎トレーニングにも真面目に一生懸命取り組む姿が印象的でした。
終盤に行ったゲーム形式のトレーニングでも、積極的にビーチサッカー特有の浮き球でのパスやオーバーヘッドシュートにもチャレンジし、自分達も驚かされるようなプレーも多々見受けられ、ここから新たにビーチサッカー選手が生まれてほしいと心から思いました。
そしてビーチサッカーを楽しいと言ってくれた選手がとても多く、まだ体験した事の無い全国の子どもや学生達がビーチサッカーに触れる機会を与えられる様に自分達選手も今やれる事をやっていきたいと思います。
今回参加して頂いた選手、関係者の皆様本当にありがとうございました。
選手コメント
岩崎怜音 選手(宮崎産業経済大学)
本日はわざわざ遠い所までお越しいただきありがとうございました。
今回のビーチサッカークリニックを受けてサッカーとビーチサッカーの違いを身にしみて感じることが出来ました。ボールを蹴ってゴールに決めるというサッカーの本質は同じですが、グラウンドの状況、ボールの感触、スパイクと裸足の違いで全く違うスポーツだなと感じました。サッカーではフラットな状況でパスを繋いだりする所をボコボコな砂浜の上でするビーチサッカーでは思うようにシュートやパスができないことがありました。ただ今回のクリニックを受けてビーチサッカーを深く知りたい、思うようにシュート、パスを蹴れるようになりたいと思うことが多々ありました。また、大会も近いため砂浜で友達と練習したり、家で動画を見て学んだりとできる限りの準備をして真剣に挑みたいと思うことが出来ました。
本日はお忙しい中クリニックを開いて頂き誠にありがとうございました。
関連情報
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/24 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WESTは大津高校が優勝
- 大会・試合 2024/11/24 71大会ぶり関西勢決勝制し、ヴィッセル神戸が2度目の戴冠 宇佐美選手不在のガンバ大阪、決定機を生かせず惜敗 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/23 第104回 天皇杯 「SCO GROUP Award」 受賞選手発表
- 大会・試合 2024/11/22 配信決定 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 プレーオフ2回戦
- 日本代表 2024/11/22 【JFA STORE】最大50%OFF!南野拓実、伊東純也、中村敬斗選手を含む人気アイテムが特別セール!